初心者さんでも簡単!100均すのこで靴箱を作ってみましょ!(基本編)
梅雨が明け、セミが賑やかに鳴き始めたと思ったら、もう夏休み。
夏には家族みんなのサンダルやスニーカーが、玄関に沢山並びますよね。靴箱にしまってスッキリさせたいところですが、脱いですぐの靴は、汗などの湿気を含んでいるので、そのまま入れるとカビが生える原因に!
そんな履き物の湿気取りと収納を兼ねて、こんなものを作ってみました。
100均すのこだけでできる靴箱
すのこにペンキやアクリル絵の具で色を塗って、ボンドや釘でただ固定しただけ!とってもお手軽な収納棚です。色は塗っても塗らなくてもOKです。今回は靴を置く所に濃い色を塗って、土汚れが目立たない様にしました。
靴を置いてみると、こんな感じになります。
使ったすのこの幅は40cm、奥行きは25cmあるので、大人の靴なら横に2足、乳幼児さんの靴なら横に3足まで並べて置けます。コンパクトなのに、なかなかの収納力です。
もちろん同じ作り方で、調味料棚や収納棚にもできます。動かせるようにキャスターを底に付けて、サイドに取っ手を付けても良いですね。
今回使っているのは、100均ショップでも手に入るすのこ。気軽に使え、軽くて材質が柔らかいのでノコギリで簡単に切れます。アレンジや加工がしやすいので、DIY初心者さんにも人気なんです。
ただ重いものを乗せる物には不向きなので、丈夫につくらないといけない物の場合は、ホームセンターで買える分厚いすのこや、厚みのある木材を使ってくださいね。
ディスプレイ棚にするため、一工夫したものや他のすのこのアレンジ方法については後編でご紹介しますね。
それでは材料と作り方をご紹介します。
材料
・すのこ(40cm×25cm)5枚
すのこのサイズが色々あるので、お好みのものをご用意ください。
・木工用ボンド (グルーガンでも可)
・(補強したいときは)釘とトンカチ 釘は48本使いました。
釘はホームセンターで購入しました。あまり太いと、すのこが割れてしまうかも……と思い、細い釘にしました。打ったときに突き出さないよう、釘の長さをすのこの厚みに合わせています。
・厚紙、画用紙、クリアファイルなど
トンカチで釘を打ち込むときに、ペイントした板を保護するのに使いました。これを敷いた上から叩けば塗料が剥げません。
・(必要であれば)ペンキやニスなど
使用している水性ペンキ
オールドビレッジのバターミルクペイントは、雑誌などで取り上げられることも多い人気の塗料です。ミルクカゼインが主成分の自然な塗料で、アーリーアメリカンのやわらかい色調が特徴で混色も出来ます。臭いがないので、室内で気軽に塗装できます。
乾けば美しいマット仕上げになる耐水性に優れた水性塗料で、家具や壁、模様つけやインテリア、屋内外の木製品に使用でき、壁紙の上からや、プライマーを使って石や鉄にも塗装できます。今回はこちらの黄白色を使っています。
室内用のペンキならOKなので、お好きなものをご用意ください。
使用している水性ニス
オイルステインという初心者の方にもオススメな塗装材もあるのですが、お値段が高いので、100均の水性ニスを使いました。水性ニスにもクリア、ナチュラルなど色味が沢山あります。ウォールナットは焦げ茶色です。一度塗りで充分色が付きます。塗れば塗るほど、色が濃くなります。
靴を置くところはすべて、この水性ニスを塗っています。ニスで仕上げるほうが、汚れなどを予防したり、ふきとったりしやすいため手入れが楽です。
・ハケ、ブラシ、ローラーなど
塗る範囲が狭い時は、筆やハケで充分です。範囲が広いときは塗りむらが少ないローラーが楽です。
では次に作り方をご紹介します。
作り方
①お好みのペンキやニスで、すのこに色を塗ります。2色に塗り分ける場合は、先に塗った方が楽ですが、1色の場合は、組み合わせてから塗ってもOKです。塗らない場合は、②の工程から始めてください。
今回はハケを使って、すのこ2枚をバーターミルクペイントで2度塗り、すのこ3枚を水性ニスで 一度塗りしました。
水性ニスは塗りムラができやすいように感じました。ムラが気になる方は2度塗りしても良いかもしれません。
塗り終わったら、すぐハケやブラシ、ローラーを洗いましょう。塗料が乾く前なら、ブラシについた水性ニスや水性ペンキは水で落とすことが出来ます。
すのこに塗ったペンキやニスをしっかり乾かしましょう。
②下の段をボンドやグルーガンで固定していきます。ボンドだけで固定する場合、立てずに、横に倒して作業すると楽ちんです。
ボンドだとすのこ同士の接着面が少なく、強度が心配だったので、釘も打つことにしました。
グッと手で釘を押し込んでから、トンカチで打ちます。トントンと軽く打つだけで釘が入っていくので、女性でも簡単です。ここで気を付けないといけないことがあるので、続いて③をご覧ください。
横から釘を打つと強度的には良さそうですが、白いペンキが剥げてしまうのでやめました。あとから色を塗る場合は、横から打ってもOKです。
すのこ1枚につき、16本釘を打ち、一段目が出来ました。
実は、ここで失敗に気が付きました……。白くペイントしたすのこに トンカチが当たったようで、ペンキが一部とれてしまっていました。
③次の真ん中の段もボンドを使って固定し、補強のため釘を打ちます。
釘を少し斜めに刺し、トンカチがなるべく当たらない様に気を付けました。どうしても当たってしまうところには、厚紙や画用紙などを当てて、板を保護しながら打つことにしました。
2段目もできました。
今度はペンキの色が剥げずに済みました。
④同じように一番上の段もボンドと釘で固定すれば、完成です。すのこが真っ直ぐになっていないものもあるので、バランスを見ながら、左右対称に固定していくと良いですよ。
完成
正面から見たところ。
上から見たところ。
横から見たところ。
斜めから見たところ。
実際に靴を置いてみました。
上からも横からも靴が見えるので、どこに何が置いてあるか、一目瞭然です。
乳幼児さんの靴なら最大9足、大人の靴なら最大6足まで置けます。長靴やブーツなど背の高い靴は一番上に置くか、真ん中や下の段に横向きに入れることでスッキリ収納できます。
100均のすのこで、通気性が良い靴箱ができました。
この靴箱の耐久性なのですが、手で押すと多少ぐらぐらし、上から強く押すと、すのこがたわむ感じです。すのこ自体の強度が若干心配なので、重たいものを乗せたり、人が上に座るのは難しそうです。
収納するものに合わせて、すのこや木材を選んでくださいね。
いかがでしたか?初心者さんでもできる簡単すのこ収納棚、ぜひ作ってみてくださいね。
さて、後編では、先ほど作った靴の収納棚を1ランクUPさせて、ディスプレイ棚にしますよ。合わせてご覧ください。