<後悔しない一戸建て>家を建てるとしたら重視するポイントは?住み続けてこそわかった失敗も
これから家を建てようと思ったら、まずは自分の理想の家をイメージすることでしょう。実際に戸建ての家で暮らしている人のリアルな意見をぜひ聞きたいものですよね。ママスタコミュニティのあるママから、こんな質問が寄せられています。
『戸建に住んでいる方に聞きたいです。次に家を建てるなら、最も重視することは何ですか?』
家は高額な買い物ですから、後になって「こうすればよかった」と思っても、そう簡単に買い替えることはできないでしょう。失敗が許されないものでもあるので、購入は慎重に考えていきたいものですよね。すでに戸建に住んでいるママたちからは、実際生活した経験を踏まえた声が届いています。
付き合うことになるご近所さんは必ずチェック
『環境。家の前の人通り。隣や裏の人。確かに収納や間取りもあるかもしれないけれど、トラブルを起こしそうな人の隣に住むと精神的に病むし、人通りがあればカーテンや窓もむやみに開けられないし。苦痛』
『近隣に気になる人がいないかや、後から家を建てるスペースがどれほどあるか。後から建てられたら逃げ場がない』
『近隣の人の家を庭まで見て綺麗か確認。隣の人が庭に粗大ごみをどんどん積んでいってマットレスも雨ざらし。大型犬を飼っているけれど、犬の糞が玄関扉前にあってもしばらく放置。その家庭から生えた巻き付く系の植物が原因でトラブルに。土地を見に行ったときに気付こうと思えば気付けたのに、土地しか見てなかった……』
戸建ての家を買ってしまったら、その後で引っ越しをするのが難しくなります。そのため、この先も付き合うことになるご近所さんは、しっかりチェックしておくことが大切のようですね。土地を買うときに周囲をぐるっと歩いてみると、その地域の雰囲気がわかってよいかもしれません。
戸建ての家に増やしたいものは?
ものを入れておきたい!収納スペース
『収納! 玄関、廊下、キッチン、洗面所、とにかく収納が足りない!』
『食品パントリーや建て付け食器棚とか、キッチンスペースを充実したい』
家のなかで必要なスペースといえば、収納を思い浮かべる人も少なくないでしょう。生活する上でものが増えてきますから、片付けておくには専用のスペースがあると便利ですし、すっきりとした家に見えますよね。収納を増やしたいというママも、たくさんいるのではないでしょうか。
余裕を持って車を停められる駐車スペース
『庭を減らして駐車スペースを増やす。今も2台置けるけど余裕を持って停められる広さにしたい』
車を「収納」する駐車スペースも、ある程度の広さがあった方がよさそうです。車の大きさによっては、ギリギリの広さでは駐車しにくくなってしまいますし、ぶつけないかと気が気ではないでしょう。スペースに余裕があると、駐車するときや買い替えを検討するとき車種を限定しなくてよいので安心です。
すぐに使えるようにコンセントは多めに
『コンセントは多めにつけたらよかった』
細かい部分かもしれませんが、コンセントの数にこだわるママも。家電を使う機会は多いので、すぐにコンセントにさしたいですよね。また数だけではなく、場所にも注意したいところ。「ここにコンセントがあればな」と思う場所もあるのでは?
これは盲点!?洗面脱衣所の広さ
『洗面脱衣所を広くする。大きめの洗面台にしたい』
『洗面脱衣所の広さ、横にじゃなくてシンクと反対の壁との広さかな。日常で家族がすれ違う所は広い方がいい』
バスルームの広さだけではなく、脱衣所も広い方が便利なのだそう。例えば朝、家族が洗面台を使うタイミングが同じなら、脱衣所は混雑しがち。そうすると狭く感じてしまうものですよね。すれ違うことを考えて、スペースに余裕があった方がよさそうです。
逆に減らしたいもの、なくてもよいものもある
管理や維持が大変!広い居住空間
『広さ。子どもたちが出ていったら2階は絶対いらないし、広さも必要もない。広くしすぎて掃除がもう本当嫌だ』
『5LDKだけれど、もうちょいコンパクトでもよかった。冬は寒い』
『コンパクトにする。光熱費がかからない家がよい』
家はできるだけ広くしたいと考えるかもしれませんが、実際に住んでみるとコンパクトな方が使い勝手がよいケースもあるようです。掃除をするスペースも少ないですし、冷暖房もききやすくなってきますね。特に子どもたちが巣立った後のことは考えた方がよさそうです。夫婦2人になったとき、たくさんの部屋や広いスペースは必要ないと考えるママもいます。
暖かいけれど……修理が大変な床暖房
『故障したときが面倒だから床暖房は入れない。エアコンで充分』
床暖房は足元からじんわりと暖かくなるので、冬場に大活躍しますよね。でも故障することを考えると、なくてもよいという意見がありました。実は筆者も家を建てるときに床暖房を入れるか考えたのですが、設計士さんに「形あるものはいつか壊れる。修理にお金もかかるし、思っている以上に面倒かもしれません」と言われました。暖かさや快適さはありますが、やはり壊れたときのこともしっかり考えたいですね。
開放的で憧れてしまう吹き抜け
『吹き抜け天井の電球は取り替えやすいもののみにする。もしくは吹き抜けにしない』
『吹き抜けは一見広く見えるけれど、理にかなってなくて無駄。吹き抜けするならもう1部屋あった方がいい。吹き抜けは落ち着かない』
吹き抜けの部屋は開放感があって広く感じるものでしょう。でも天井が高いので、電球の取り替えや高いところにある窓の掃除には手間がかかってしまいます。筆者の知人の家は吹き抜けで、本人は「冬は暖かい空気が上にいってしまい寒い」と言っていましたね。
長い時間を過ごすもの。将来的なことも考えてみよう
戸建ての家を買うときには、自分や家族の理想を踏まえた家にしたいと思うものですよね。ずっと憧れていた間取りもあるでしょうし、快適な暮らしをするためには必要なものもあることでしょう。でも長く暮らすことも視野に入れたい大切なポイントという意見もありました。大学進学などで10代で子どもが家を出てしまうと早めに夫婦だけの暮らしになることもあります。筆者の知り合いでも家を建てた人がたくさんいますが、生活スタイルが変わっていくことを考えればよかったという人が少なくありません。
夫婦2人になったら広い家に必要性は感じなくなりますし、高齢になったら2階にいくのも掃除をするのも大変になるかもしれない……。使わなくなった子ども部屋の活用方法は……? もちろん違った意見もありますが、家は長く使うものですから、住むだけでなく維持費や手入れの手間、空調の費用などもずっと必要になります。自分の年齢や体力、老後の資金など将来のことも考えておくとよいかもしれませんね。
文・こもも 編集・秋澄乃 イラスト・Ponko
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