2022/01/16

＜後悔しない一戸建て＞ベランダやバルコニーを設置しない家があるのはなぜ？必要・不要それぞれの理由

090_家事_なかやまねこ
一戸建てのデザインや間取りは、住環境や生活スタイルによってさまざまですよね。なかにはベランダやバルコニーがない家もあるようです。しかし投稿者のママは窓やベランダ・バルコニーが必要だと考えているので、設置しないことを不思議がっています。

『一戸建てでバルコニーや窓をなくす人が多いけど、開放感がなくなるし、心地よさも減るし。大金を出して建てるようなものがマンションやアパートとかわらないなんて、一戸建てのよさが半減じゃない？』

みなさんはどう思いますか？

ベランダ・バルコニーは不要。その理由とは

窓はともかく、ベランダやバルコニーがあってもほとんど使用しないため「不要である」との声がたくさん寄せられました。

『引っ越して1年ほど経つけど、2階のバルコニーには2～3回しか出ていない』

『ベランダを付けたのは失敗だなって思う。最初は外干ししていたけど、仕事を始めてからほぼ浴室乾燥だからベランダを使っていないんだよね』

洗濯物を室外に干せば帰宅時間によっては湿気を含んでしまうこともありますし、空き巣に不在を悟られ狙われてしまうおそれもあります。室内や乾燥機能のある浴室に干したり乾燥機を利用したりすれば必要ないと思うのも無理はなさそうです。

『バルコニーは全く使っていないから、その分部屋を広くしたらよかったよ』

使わないことになるとは想定外だったのでしょうか、ベランダやバルコニーを設置せずに部屋を広くすればよかったと残念がる声は複数ありました。

環境面から掃除が大変

地域ならではの気候で設置しないといった声もあがりました。

『雪国だからバルコニーは付けなくて正解だった』

雪国ではバルコニーに降り積もった雪を除雪しなければならず、かき集めるのも降ろすのにも労力や困難が伴います。設置しなければ手間がかかりませんよね。

『バルコニーなしの建売住宅に住んでいるよ！　火山灰が降る地域なのでバルコニーなしのお家も周りに増えてきている！　サンルームをつくる家も多めだよ。火山灰が降らない県が羨ましいなー』

火山灰を吸引したり目に入れたりしないよう気をつけながら掃除するのは骨が折れるかもしれませんね。こちらも設置しないことは理に適っていると言えそうです。

防犯面が不安で設置しない

『窓が小さくてバルコニーなし。防犯面では模範的だよね』

『窓はいるけどベランダはいらない。洗濯物も布団も外に干さないし必要性を感じないからうちは付けなかった。泥棒がベランダに潜むこともあるみたいだし』

在宅中でも空き巣に狙われる可能性はあります。小さな窓はあってもベランダやバルコニーがないと開放感は得られにくいかもしれませんが、不審者の侵入を防ぎやすくなり安心度は高くなりそうです。

ベランダやバルコニーは必要

一方で投稿者さんと同じく、必要との意見も寄せられています。

『うちは洗濯物は外干し派だし、布団やマットなども干すからバルコニーがあってよかった』

『バルコニーは8畳くらい。大きい物が干せたり、子どもが小さいときは大きいプールを置いたり、テントを置いてキャンプ気分になったり、いろいろと楽しんできたよ』

全く利用しない人もいる一方で、大きくて嵩張る布団類を干したりお子さんと一緒にアウトドア感覚を楽しんだりと、利便性の高さを実感する人もいます。使い方によって人それぞれですね。

避難経路としての役割もある

ベランダやバルコニーは洗濯物を干す場所のみならず、避難経路の一つとして捉える考え方もあるようです。

『不審者の侵入に気づきベランダから外に出たというニュースや水害のときにもベランダに出て助けを求めていた人たちをニュースで見たし、私にとっては窓やベランダって命を守るための必要な避難経路でもあると思うんだよね』

ベランダやバルコニーが避難経路となって人々の命が救われたとのニュースを見るたびに、「必要である」との思いが高まるようです。同調するコメントも届きました。

『うちはわりと大きい河川の近くで周囲にはバルコニーやベランダのある家しかない！　環境は大きいと思う』

『火災で、ベランダがあったおかげで赤ちゃんと若夫婦が助かったというニュースを見ました』

起きないことを強く願う災害ですが、万が一起きてしまった場合の避難経路を確保しておくことは大切ですね。

一戸建てでベランダもしくはバルコニーを設置しているお宅は多いものの、実際には活用していないとの意見が目立ちました。洗濯物は室内に干したり乾燥機を利用したりするため不要との意見もあれば、使わなくても災害に備える視点から必要性を説く声も。
何らかの事件に巻き込まれたときや、火災や自然災害があった際の避難経路として役立つこともあるようです。今は使用頻度が少なくても、費用はかかりますがサンルームなどにリフォームすることも可能です。今後生活のスタイルが変化したときに活用するようになるかもしれませんよ。

文・ななみや　編集・横内みか　イラスト・なかやまねこ

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