<義父の余命宣告>おじいちゃんに会わせる?子どもたちに伝える?伝えない?私の選択【第4話まんが】
前回からの続き。ある日義父が体調を崩し、緊急入院することになりました。すると医師からは「もって数ヶ月というところですね」と、余命宣告を突きつけられてしまいます。悩みましたが、おじいちゃんっこの子どもたち2人(小学一年生と幼稚園児)にその事実を伝えることにしました。その後、義父の最期に立ち会わせるかどうかを夫に相談すると、「なんで親父が死ぬってことを子どもたちに言っちゃったのかな」との返事が。私はなぜ子どもたちに義父の状態を伝えなきゃと思ったのでしょうか……。そんななか、ふとあることを思い出しました。それは同居していた大好きな祖母のことです。
祖母はどこにいるのかと両親に聞いても「ちょっと出かけている」という説明ばかり。次に祖母に会えたのは……仏壇でほほ笑む写真でした。
私にショックを与えるからと、通夜も葬儀も参加させられることもなく、すべていつのまにか終わっていました。その時はよくわかっていなかったけど成長するにつれ、さよならも言わせてもらえなかった悲しみが消えることはありませんでした。私の両親も、きっと私のことを思ってのことだったのでしょう。
だけど……こんな大事なことを親の独断で決めてしまっていいのだろうか、という思いが拭いきれません。夫の言うことにも一理あります。だけど私は、私と同じような思いをさせたくないと思いました。
私:「おじいちゃん、今ちょっと元気なくて疲れちゃってるけど、会いにいく?」
強くうなずく子どもたちを見て、私は連れて行く決心をしました。
衰弱した義父に、最初は戸惑っていましたが笑顔で楽しい時間を過ごすことができました。義父の最期の日までできるだけ会わせてあげよう、そう思いました。
原案・編集部 作画・んぎまむ 編集・荻野実紀子
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