<小学生の子どもを持つ人に質問!>【後編】子どもに自宅の鍵を持たせるときのルール、お留守番のルールは?
前回からの続き。仕事の都合で帰りが遅くなることになった投稿者さん。鍵を持っていない小1のお子さんのために、中学生になる上のお子さんに鍵を開けるようお願いしたところ、うっかり昼寝をしてしまい下のお子さんが2時間近く家に入れませんでした。
これを機に下のお子さんにも鍵を持たせようかと考えるものの、小1の子どもに鍵を持たせることに投稿者さんは不安を感じているようです。何年生ぐらいから子どもに鍵を持たせるかをママたちに聞いたところ、1年生から持たせる声もあれば、2年生・3年生とさまざまでした。
さてどの学年であっても、心配になるのは「鍵をなくさないかどうか」ですよね。
『小1の下の子は落とし物をよくする子なので心配です』
鍵を持たせて大丈夫かどうか不安に感じている投稿者さんのために、どのような工夫やルール決めをすればいいかを考えてみましょう!
鍵を持っていることを誰にも言わない
『学校では鍵を入れているランドセルのポケットを開けない。鍵を持ち歩いてることは言わない。鍵を人に見せない。というルールを最初に言い聞かせました』
『「泥棒が聞いているかもしれないから鍵を持っていることは誰にも話しちゃダメ」って言ってある』
『娘には、鍵は人前で安易に出さないよう、口を酸っぱくして言い聞かせ、その上で持たせています』
防犯上、子どもが鍵を持っていることはできるだけ誰にも知られないことが大切ですよね。鍵を持っていることを第三者に知られることで、鍵の盗難や、後をつけられて家に押し込まれるなどの事件も考えられます。そのようなことを防ぐためにも、鍵を持っていることは誰にも話さないルールは重要かもしれません。
ママたちの声によると、ランドセルのファスナーポケットのなかに鍵を忍ばせているケースが多いようです。鍵の紛失や盗難リスクを少しでも下げるためには、必要なとき以外にファスナーポケットを開けない(鍵を取り出さない)などもルールとしてあげられました。
不安であれば鍵を持っていることを学校にも話しておく
学年に限らず、お子さんの性格やタイプによっては、鍵を持たせることに不安を感じることもあるでしょう。そのような場合は、念のために担任の先生などに、子どもに鍵を持たせているとママの口から伝えておいてもいいかもしれません。
ルールを守らず鍵を出していたり、誰かに見せていたりすれば注意してもらうこともできそうです。落とし物に鍵があれば、子どもに確認してもらうこともできるかもしれませんね。
鍵をなくしたらどうする?
『今までに2回鍵をなくしました。だからなくさないように普段はランドセルにつけています。ただ2回もなくされたので、遊びに行くとき用とランドセル用で鍵をわけることにしました』
『ランドセルの外につけると、たまに外れて失くすことがあるから、内側につけることがオススメ』
なくさないでいてくれればいいのですが、子どもに託すわけですから「なくすこともある」と、最初からママも覚悟をしておく必要はあるかもしれませんね。その上でランドセルの内側に外れないようにつけておくなど、紛失リスクを下げる努力が必要になりそうです。
お子さんには鍵をなくさないことは大事だと伝えつつ、もしなくした場合の対処法も事前にきちんと話をしておくことも必要ですよね。子どもが鍵をなくしたときに遅い時間まで探し続けるのは危ないですし、親に怒られたくなくて鍵をなくしたことを内緒にすることも、できれば避けたいですね。さらには玄関から入れないならと、強引に窓から家に入ろうとしてケガでもされたら大変です。
万が一鍵をなくしたことに気がついたら、誰に連絡や相談をするかを事前に決めておきましょう。ママでもいいですし、きょうだいや祖父母、学校の先生でも構いません。1人で探しに行かない、強引に家に入ろうとしないなどもルールに加えておくとよさそうです。
「万一鍵をなくしたらママといっしょに探しに行こう」とひとことあるだけでも、お子さんは安心できるかもしれませんね。
お留守番のルールも重要!
鍵の紛失や盗難リスクを下げるためのルール以外に、家の鍵を開けてからのルール決めもしておくとよさそうです。
元気な声で「ただいま!」
誰もいなくても大きな声で元気よく「ただいま」と言うようにします。子どもだけしか家にいないことを外の人に悟られないためです。
居留守はしない、でも玄関は開けない
子どもしかいない状態で誰かが来た場合、居留守を使うと家に誰もいないと思われて空き巣に入られる可能性があります。インターホンでの対応は子どもの年齢によってはしてもよさそうですが、決して玄関を開けない、すぐに戸締まりを確認するようにさせることが大切です。
大人がいないと気づかせない
誰かが来たときや、電話がかかったときは、「今お母さんは手が離せないので後で来てください(掛け直してください)」と伝えるといいですね。ドアや電話のそばにこの言葉を書いたメモを貼る、もしくは置いておくと、いざというときに読み上げるだけでいいのでオススメです。
何かあったらすぐママ・パパに連絡をする
ケガや何かが壊れるなどのトラブルが起こった場合は、すぐにママやパパなどに連絡するように伝えておきましょう。連絡先を書いたメモをわかりやすいところに準備しておくといいですね。
鍵、窓、火に注意させる
家に入ったら玄関の鍵はすぐ閉める。窓は鍵を閉めて開けない。これだけでも防犯リスクは格段に下がると思います。また大人がいないときは、決して火は使わない約束もしておいてくださいね。
鍵を持たせるなら事前の対策を忘れずに!
子どもに鍵を持たせるのであれば、事前の対策を万全にしておくことで、いろいろなリスクを軽減したり回避したりでき、不安を少しでも払拭できるかもしれません。
慣れてくるとママもお子さんも「大丈夫」と思いがちですが、お子さんが鍵を持つこと・子どもだけでお留守番をすることは、常にリスクが伴うことを忘れないようにしたいものですね。
事前に親子で「鍵に関するルール」「お留守番のルール」を決めておき、万が一に備えましょう! 定期的に一緒にルールの再確認をすることもお忘れなく!
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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