<実父が68歳で介護施設に……>「父といっしょに暮らしたくない」私は薄情者ですか?【後編まんが】
前回からの続き。3年くらい前の出来事です。実父が突然倒れ、介護が必要となってしまいました。しかし、幼少期に家族の問題で辛い思いをした私たちは父と暮らしたいとは思えません。そこで、父の介護について信頼できる人に相談することにしました。
私は数年ぶりに、亡くなった母の姉に連絡をしました。
母が病気になるまでは、頻繁に行き来のあった伯母家族でしたが、母は病気になると伯母の家族に嫉妬するようになりました。母が暴言を吐いたりしたため、自然と疎遠になりました。母が亡くなってすぐに祖母(母と伯母の母)が介護状態になり、伯母が介護をして祖母を看取ってくれました。伯母と会うのは祖母のお葬式以来です。
うちの家族の内情を知っていて、親の介護経験のある伯母なら相談にのってくれるかもしれない……!
「それだけ考えてくれてる時点でお父さんは十分幸せよ。お父さんを優先してあなたやあなたの家族にひずみが生まれることをお父さんは望まないと思わない?」
「……おばさん、ありがとう!」
伯母の言葉に救われました。また自分の気持ちも整理できたように思います。
私はしばらくは自分の家族との生活を優先します。「父へのネガティブな感情」を含んだ自分の気持ちを受け入れた上で、お見舞いや金銭の援助など自らの意志でできることをやろうと決めました。伯母に相談するまで、実父の介護をしないなんて、「薄情者」と誰かに責められるのが怖い自分がいました。しかし親との向き合い方が見出せたのなら、それが自分にとっての後悔のない介護の正解かなと私は思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・Ponko 編集・秋澄乃
【つぎ】の記事:<無職の兄を溺愛する高齢の母>子ども部屋おじさんの兄と、財布にされる私。いつまで【第1話まんが】