小児科への受診はいつまで?年齢制限ってあるの?
子どもが病気やケガをしたときだけでなく、予防接種でもお世話になる小児科。幼いうちは小児の専門医が在籍する「小児科」を選ぶものの、年齢が上がるにつれて「そろそろ内科に転院するべき?」と迷うママもいるようです。ママスタコミュニティにも同じ疑問を持つママからの投稿がありました。
『小6の子どもがいます。中学生になったら小児科には行かないものでしょうか』
小学生までは子ども料金だった公共交通機関の運賃も、中学生になれば大人料金に。親も子も「大人への仲間入り」と一歩踏み出したような感覚があるのかもしれません。そんな気持ちも相まって、中学生からは「小児科ではなく内科?」と迷うママたちがいるのかもしれませんね。
「中学卒業までは小児科で」というママたち
『つい最近行った総合病院は高校生から内科で、中学生はまだ小児科って言われたよ。問い合わせたら?』
『中学生までは小児科に来てくださいと言われました。高校生になったら内科でいいと思います』
『中3までいいと言われたよ』
病院によって受診できる年齢に違いがあるようですね。筆者も息子を連れて通っていた小児科に「当院での受診は15歳までです。それ以上のお子さんは内科へ」と大きく書かれたポスターが貼ってあったことを思い出しました。
しかし、例えば成田赤十字病院の小児科は満21歳未満の方を対象としています。つまり小児科によっても対応は異なりますが、大人になっても小児科を受診することは可能ということなのです。
大人でも「小児科」は受診できます
『医大だけど症状によっては大人でも通ってる人を見かけます。小児科の先生に「大人でも診れますよ」って言われた』
まさに、提言を実践している医師がいるようです。また、自身がお子さんと一緒に小児科を受診しているという声もありました。
『うちがお世話になってる小児科、私も診察券を持ってる。子どもと一緒に診てもらいたいときとか、予防接種をしてもらってる。上の子も中学生になったし内科でいいんだろうけど、近くにいいクリニックが無いから、このまま変えないかも』
このお宅は小さなお子さんのほか、ママ自身に加えて中学生になったきょうだいも一緒に受診しているようです。
子どもの風邪やインフルエンザを看病していたら、自分も罹ってしまった……という経験をもつママも少なくないでしょう。そんな切羽詰まった状況下では、お子さんと一緒に自分も診察してもらえる小児科は有難いですよね。
本人の希望に沿って
『中学生も小児科でいいんだろうけど、みごとに小さい子ばっかりで、子どもも嫌かな、と思って低学年のときから子どもも見てくれる内科に行ってる』
『上の子は中学までは行った。下の子はかなり背が高くて、本人が違和感を覚えたのか行きたがらなくなって、内科にした』
『うちは、本人の希望で中学から内科いってたよー』
小児科を受診するのはどうしても乳幼児が多くなりがちです。中学生にもなると体も大きくなり、待合室での居心地が悪いというお子さんもいるでしょう。そんなときにはその気持ちを汲んで、内科への転院を考えても良いかもしれませんね。
『夫婦で内科と小児科を併設しているクリニックに通っている。15歳まで小児科にしてるけど、小児科を奥さんがやってるから、女の子は高校生くらいでもそっちで診てもらってる子がいるよ』
思春期の女の子が女医さんに診てもらいたい、と希望する気持ちも分かるような気がしますよね。
症状にあわせて使い分ける派も
『うちはアレルギーがあったから小さいうちから耳鼻科や内科に通ってる。おとなしい子だったから』
症状にあわせて通院する病院を変えているママもいました。耳鼻科や眼科、皮膚科などは大人の患者さんが主流ですが、退屈せずに待てるお子さんであれば、専門医にお任せするのも1つの方法かもしれませんね。
親も子も信頼できる病院を選ぶのが1番
お子さんの成長とともに、小児科から内科へと転院を考えながらも、幼いころからお世話になってきた先生を変えたくない、と思うママもいるかもしれません。
特に、ぜんそくや花粉症、慢性疾患など長期にわたって診察を受けていた場合は、これまでの経過を知っている先生に継続してお願いしたい、という気持ちもあるでしょう。
小児科は子どもの病気を診るだけでなく、ママの不安な気持ちに寄り添ってくれる場所でもあります。この先生にお任せしたい! と信頼して治療を受けられる環境であれば、中学生になっても高校生になっても、小児科に通うのも悪くないかもしれませんね。ただし、お子さん本人が「そろそろ卒業したい」というようであれば、その声を尊重することも忘れずに。
文・すずらん 編集・山内ウェンディ イラスト・おんたま
関連記事
※義実家 に関する記事一覧- 参考トピ (by ママスタコミュニティ)
- 小児科っていつまで行きますか?