【後編】80歳すぎの義両親から、「二世帯住宅を建てるかわりに老後の面倒を見て」と言われた……みんなならどうする?
「二世帯住宅を新築で建てるかわりに老後の面倒を見て」と義両親に提案された相談者さん。「タダでマイホームが手に入る」という嬉しい話ではありますが、ママさんたちからは「生半可な気持ちで介護をすることは大変」と、同居の条件である“介護”に対し慎重に考えるようアドバイスが集まりました。その他にも、“二世帯の意味”や“義両親が亡くなったあとの出費”など心配な点が山積み。果たして、この条件は相談者さんにとって良いものなのでしょうか?
二世帯住宅を建てる資産は、介護費用にあてたほうがお互いのためでは?
もしも介護や家の維持費に不安を感じるようであれば、「二世帯住宅を建てる資産を介護費用にあててもらったほうが良いのではないか」というアドバイスも届いています。
『財産全部使ってもらっていいので、介護付きホームを探してもらう』
『私は、絶対に嫌です。そのお金で施設に入ってもらった方がいい』
『絶対お断り。家を建てる財産があるなら、そのお金で施設入るなりヘルパーさんに頼むなりしてほしい』
義両親のお金は、言ってしまえば相談者さんたちにとっては“棚からぼたもち”。回ってくればラッキーですが、本来は義両親たちのものです。そのお金ははじめから自分たちにはなかった物だと思って、義父と義母の今の生活が少しでも良くなるように、そして今後の本人たちのために使ってもらう方が結果的にはお互いのためになるのかもしれませんね。
義母1人で義父の介護が大変なようならば、ヘルパーさんを雇ったり、義母が一緒に入れる介護付き老人ホームを探したり……。二世帯の家を新しく購入できるほどの現金があるのであれば、こういった使い道があることを相談者さんの方から提案してみてもよいと思いますよ。
マイホームが欲しいのであれば自分の力で
『絶対断る。家が欲しいなら必死で働いて貯金すればいい』
“条件付きで建ててもらった”マイホームより、“自分たちの念願が叶って手に入れた”マイホームの方が、またひと味違う喜びがあるはず。間取りはどうしたい、キッチンはどんなかたちがいい、壁紙は何にしよう……。などと、家を建てるにあたって自分で自由に考えることができてこそ、“自分の家”という実感が持てるものではないでしょうか。「義父と義母が心配なため」という気持ちならばいざ知らず、マイホームという餌につられて後悔をしないために、冷静にメリットとデメリットを見比べながら検討してみてくださいね。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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