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「頭の回転が遅く生きづらい」と落ち込むママ。損することが多くないですか?

「自分は頭の回転が遅いかも」と思うことはありますか? 友人たちの会話の流れについていけない、PTAや保護者会で説明を理解するのに時間がかかる、などの経験がある人もいるかもしれませんね。

『頭の回転の速いという能力は、持って生まれたものですか? 逆に頭の回転が遅い人は生きにくい、というか損することが多くないですか? 頭のいい人が羨ましいです。親は頭がいいのに私は頭の回転が速くないし、子どもたちもどちらかというと努力型。いろいろ損することが多いなと思います』

「頭の回転が遅く生きづらい」と落ち込むママ。損することが多くないですか?1
投稿者さんは自分自身のことを「頭の回転が遅い」と思っており、生きづらさも感じているようです。また投稿者さんのお子さんも頭の回転が速いというよりも努力で問題を解決しようとするタイプ、とのこと。この投稿を見たママスタコミュニティのママたちからはどのようなコメントが寄せられたのでしょうか。

投稿者さんと同様に生きにくさを感じているママ

『私も頭の回転が遅くて、頭の回転が速くて飲み込みのいい人と会話をしていると申し訳なくなる。自分の気付きが遅くて、悲しくなるよ』

『そうだね、頭の回転が遅い私は生きにくいです。旦那は頭の回転が速いほうなので、いないと困る』

投稿者さんと同様に、頭の回転が遅いことで生きづらさを感じているママたちからコメントが寄せられました。同じ話を一緒に聞いているのに、隣にいる人が自分よりも理解が早いと気持ちが焦ってしまいますよね。何かの会合で「何か質問のある人はいますか?」と場の司会者から問いかけがあっても、「理解はできていないけど、進行を遅らせては周りの人に迷惑がかかるから……」と口をつぐんだ経験のある人は少なくないのではないでしょうか。話の内容が理解しづらい経験は誰しもあるでしょうが、その状況にたびたび遭遇すると「自分は頭の回転が遅い」と判断してしまうものかもしれません。頭の回転が速い人と自分を比べてしまい、生きづらいなと感じてしまう気持ちも理解できます。

頭の回転が速ければ得をするというわけでもない

『頭の回転が早くても、ずる賢い人もいる。遅くても、誠実で癒される人もいる』

『私は遅いほうだと思うけど、生きにくいとか損だと思ったことはないかな。適材適所という言葉があるからね。頭の回転が速くないとできないことは頭の回転が速い人に任せればいいのさ。その人にできないことは、私の得意なことかもしれない』

頭の回転が遅いと生きづらい、と感じている投稿者さんに対して「一概にそうとも言い難い」との主旨のコメントが寄せられました。ママからのコメントにもありますが、物事の処理スピードが速いからこそずる賢く生きる人もいるでしょう。そうなると頭の回転が速くとも他人からの信頼は得られないかもしれませんね。頭の回転の速い、遅いは、「得意、不得意」に言い換えることもできそうです。頭の回転が速い人に向いていることがあれば、じっくり物事を考えられる人に向いていることもあるでしょう。頭の回転が速い、遅いで人生が左右されると決めつけず「自分にできること、得意なことはなんだろう」と自身を見つめなおしてみるのもよさそうです。

頭の回転の速さは大事ですか?

『社会人になってから、上司や取引先から「頭の回転が速い」って、よく褒められる。でも幼児期や小学生のころは、のんびりおっとりを通り越してどんくさい部類だった。活発な子からよくバカにされていたよ。ただよく周りを見ていたし、頭の中はものすごく考えていた。それを口や態度に出さないだけだったの。ゆっくりだけど、じっくり考えていたの』

子どものころはゆっくりと物事を考える気質だったけれど、大人になってから頭の回転が速いと褒められるようになったと話すママも。頭の回転が遅いと周囲から思われていたのは、自分の考えを口や態度に出さなかったからだと話してくれました。心が成長し、自分に自信がつくとすると、その考えを発信できるようになるのかもしれませんね。頭の回転の速さがどうこうではなく、重要なことや必要なことをどれだけ深く理解できるかなのではないでしょうか。

『努力型、素晴らしいよ。あなたのことを見て評価してくれる人はいると思う』

『頭の回転が遅くても、人柄が良ければ周りの人が助けてくれて、人脈が広がるような気がするよ。頭の回転の速い人がサポートに来てくれたりもするし。それも豊かな人生じゃないかと思う』

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我が子は努力することで頭の回転の遅さをカバーしている、と感じていた投稿者さん。お子さんのやり方について、少し後ろ向きな考えでしたね。しかし努力できることは、自身の力で物事を解決しようとする一つの才能です。努力することができれば、勉強や人間関係など難しいことが増えてきたときに自分の力で乗り越えていけるのではないでしょうか。自分やわが子の苦手な点だけでなく、得意とするところやできるところに目を向けられたらいいですね。頭の回転が速い人、努力で対応する人、どちらがより優れているかなどということは、決してないはずなのですから……。

文・子持ち鮎 編集・荻野実紀子 イラスト・善哉あん

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
頭の回転が早い人