毎日子どもに読み聞かせした結果、頭が良くなった?ママたちの実感
絵本の読み聞かせは情操教育に良さそうですよね。ママスタのママたちの中にも子どものために毎日読み聞かせをしているという人も多いのではないでしょうか。幼少期の読み聞かせが子どもにどんな効果があるのか、気になっているママもいるかもしれません。あるママからこんな質問がママスタコミュニティに寄せられましたのでご紹介します。
『毎日絵本読んで聞かせた子って頭が良かったりするの? 字を覚えるのが早かったり学力にも差が出たりするみたいだけれど、どうですか? 2歳の上の子はまったく絵本に興味を示さず、1歳の下の子は読んでほしくて本を持ってくる』
「絵本の読み聞かせは頭が良くなるのか?」というママの質問に先輩ママたちから様々な意見が寄せられました。みなさん経験者として一家言あるようです。ご紹介します。
読み聞かせは頭が良くなると考えるママたちの声
『国語が得意なのは確かだよ』
『うん、毎日絵本10~20冊赤ちゃんの頃から読み聞かせをした。天才児の兄弟のママから勧められた。同じように頑張ったら奇跡的に中学受験偏差値で70あるところに入学できたよ。絶対効果はあると思う。4歳になったらもう自分で読めるから、子育てが楽だった。1日に何時間も読んでくれるからテレビやゲームばかりにはならなかったよ』
『本を読んで聞かせた子は本を読むようになるから、言葉をよく知っている。うちの子は私が読み聞かせをしなかったから言葉は知らないし、文章力がない。幼少期に読み聞かせをするかしないかで本当に変わると思う』
『娘は0才のお昼寝の寝かしつけのとき、毎日絵本を読んでいたな。その後もずっと本が好き。相当賢いよ』
『娘2人とも私か夫が毎日読み聞かせしてきたよ。あと夫婦共すごく本を読むからか、娘たちもすごく本を読むよ! 勉強はできる方で記憶力もすごく良い』
読み聞かせをした子どもは頭が良くなると実感しているママたちの声でした。なかには毎日10〜20冊も読み聞かせをしているママもいるようで、それだけの量を読むとなんらかの効果を期待せずにはいられませんね。ママたちの努力にも目をみはるものがあります。読み聞かせに熱心なママたちの後押しがあれば、よく勉強する子に育ちそうですよね。
読み聞かせで頭が良くなるとは言えないというママたちの声
『ものすごくたくさん本を読んで本は大好きだけれど、勉強に関しては本人のやる気次第だと思った。やる気スイッチがいつ入るか、なんだと思う。今、中学生』
『私自身は母から読み聞かせをたくさんしてもらったけれど頭は良くない。私は読み聞かせが大嫌いだから子どもに読み聞かせはしなかったけれど都内有名大(笑)』
『毎日読み聞かせしてもらったけれど、普通に頭悪いよ。夢を壊してごめん。ただ本は好き』
『本当に関係ないよ。その子どもの性格による』
『娘が頭良いけれど、読み聞かせなんてしたことないよ。でも高学年頃から自分で本を買って読んではいたけど』
「読み聞かせは頭をよくする」と考えるママ以上に多く寄せられたのが、「読み聞かせで頭が良くなるわけではない」と考えるママたちの声でした。頭の良さは子どもの性格ややる気次第で、読み聞かせはあまり関係ないと考えているようですね。またママ本人がよく読み聞かせしてもらったのに頭が良くならなかったと感じている人もいました。成長過程の子どもの能力を測るより、大人になった自分がどうなったかを饒舌に語れるからかもしれませんね。
本は知識を得るための入り口
『絵本より図鑑派なんだけれど、まずは自分で疑問点は調べるって癖はついた。成績は中の中ぐらい。これから伸びるのかなって見守っている』
『小さい頃はとにかく本を読んでいたけれど、小学2年生からは自分が興味ある分野の本を読む方向に変わってきた。興味を持つきっかけが本というパターンもあるけれど、読書好きというより興味があることへのアクセス方法として最初に本があるという感じがする。本を読んであげたから勉強ができるわけじゃなくて、頭の良い子が本が好きなのは、いろんな知識を身につけたいからだと思っている』
『本が好きになると、いろんな本を読みたいという意欲や最後までじっくり話を聞く集中力などには繋がる。継続して勉強するには、こういう意欲や集中力が多少は必要なのでそういう面で効力を発揮するかも』
子どもが自分で文字が読めるようになると、読み聞かせは卒業するかもしれませんね。ママスタコミュニティのママたちがいうように、読み聞かせを卒業したあと自分で本を読むようになるかどうかが頭の良し悪しの判断になるのではないでしょうか。自分の知的好奇心を満たすために本を開くようになれば、いろいろな知識を得られ、語彙力や想像力、読解力も身につきそうですね。
ただ読んでいるだけじゃ効果がない!?
『ただ読んだだけじゃダメだよ。読んだあとに「うさぎはどこに行った?」とか「何を食べた?」とか質問とかするといいんだって』
『読むだけじゃ意味がない。理解させる必要があるから質問をすると良いいのでは?』
『イメージすることや読解力に繋がるかどうかかな? 娘に読むときは途中で質問形式にして考えさせるようにしている』
ただ読み聞かせをするのではなく、「質問をしてあげることが大事」というママの声もありました。読み聞かせは子どもにとっては受け身な行為なので、ママが質問をしてあげることで考える力が身につきそうですよね。
読み聞かせが頭の良さに繋がるかどうかというのは、ママたちの経験上どちらかに断定することはできないようですね。成績アップの効果を期待しながら絵本の読み聞かせをするよりも、親子の大切なコミュニケーションの場としてその時間を大事してみるのはいかがでしょうか。子どもが読み聞かせの時間を心地よく思えば、読み聞かせを卒業したあとも自発的に本を開く子どもに成長してくれそうですね。
文・安藤永遠 編集・荻野実紀子
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