「携帯がない時代、彼氏との連絡どうしてた?」家の電話の前でドキドキしていた”あの時代”……
今や生活に欠かせない、スマホやガラケーなどの携帯電話。それらがなかった時代の恋愛模様について、とある質問がありました。
『携帯とかない時代って、彼氏との連絡どうしてたの? 違う学校だったりしたら……』
携帯とともに育ってきた若いママたちにとっては、想像できない世界なのかもしれませんね。でも団塊ジュニア世代の筆者は分かります(笑)! 携帯がなくたって、みんな恋愛してたんです。
まずは家の電話!でもこれが大変で……
携帯電話もメールもなかったので、当時の社会の連絡手段は「家の固定電話」、略して「家電(いえでん)」が中心。恋人同士だって同じです。しかし家族みんなが使う電話ですから、気を遣うことも多かったですよね。
『別れ際に明日の何時に電話するとか決めて、電話の前で待ってるのよ』
『家電に連絡だよ。前の電話で、次に連絡する時間を決めて約束するの。で、電話の前で待機して電話を取るんだよ。家族が多いと時間になっても電話が空かなくてイライラしたもんだよ』
『部屋に電話の子機を持ち込んでる相手とは連絡しやすかったな』
『家の電話。コードレスじゃないから電話機ごと引っ張って洗面所にこもって話してた(笑)』
とにかく家族に電話を取られたくないし、彼氏との会話を聞かれたくなくて、みんな必死でした。
親が電話に出ると緊張~!
相手の家にかけて親が出たとき……あの緊張感、イマドキの子には分からないでしょう。
『親が出たら無言で切ってた(笑)』
『相手の母親が出たとき、そこで第一印象が決まるから喋り方が変になってた(笑)』
逆に彼氏からの電話に親が出てしまったときの気まずさもハンパなかったですね。特にお父さんたちの反応が……。
『ウチの父親も普段電話なんか取らないのに、わざと出て相手のことを確認したり、勝手に切ったりしたこともあったよ』
『中学生で彼氏から初めて家に電話が来た日、父親が「どちらの○○君だい?」って聞いていて嫌だったな。彼氏もかなりビビったみたいで、電話は私からかけることが多くなった。家電しかないと、彼氏できたら家族にバレバレだよね』
自分が親になってみると、わが子が誰と付き合っているのかわかりやすい当時のほうが安心だったかも……と思えます。
懐かしきポケベルも大活躍!
携帯が普及するちょっと前にブームとなったのがポケベル。数字だけしか送れないのですが、今考えると暗号のようなメッセージを送ってコミュニケーションを楽しんでいました。
『そうだポケベルがあったわ、忘れてた(笑)。「14106(アイシテル)」とか懐かしい(笑)』
『ポケベルで「話しご破算(874-583)」とか入れてた。古!!』
「0906(遅れる)」「194(行くよ)」などもありましたね。メッセージの変換表をまとめた本もあった記憶があります。たとえ数字だけでも、彼氏に直接メッセージを送れるのが革新的でした。
待ち合わせの急な予定変更ってどうしていたの?
先輩ママたちのコメントを見て、投稿者さんから再び質問がありました。
『急な予定変更とかはどうしてたの?』
当然、不思議に思いますよね。特に待ち合わせの際は、今のように「ごめん、遅れる!」「今どこ?」なんてメッセージを送れませんから、ちゃんと会えるかどうかドキドキしながら待ったものです。
『高校時代、学校帰りに他校の彼氏と待ち合わせがなかなか大変だった。前の日に家電で「何時どこ」って待ち合わせしておいても、どっちかが何かで遅れたりしたらひたすら待つのみ。待たせる方も連絡できないから焦るよね。彼氏の友達が通りがかって「あいつ、まだ学校にいたよ」とか教えてもらったりしてたよ』
『人混みのなかで待ち合わせが大変だった。待ち合わせ時間を大幅に過ぎても来なくて、公衆電話を探して自宅にかけても誰も出なくて、ひたすら待つしかないっていう……』
『待ち合わせの細かいところまで決めた。喫茶店とかで待ち合わせして、遅れる場合は喫茶店に電話して呼んでもらった。だから昔は、デパートとかも呼び出しのアナウンスが多かったよ』
『ずーっと待ってて来なかった、なんてことも何度もあった。今思うと不便だったよね。当時はそんなもんかと思ってた。夜に電話が来て、「急用ができて行けなかった。ごめんねー」とか』
相手が来なかった場合にどれだけ待つかによって、その人の性格や相手への思いがうかがえたものです。また出先で連絡が取れない分、「遅れたら相手が帰っちゃうかも!」と待ち合わせ時間に間に合うようにがんばった人も多かったのではないでしょうか。
当時待ち合わせ場所になることが多い駅には、黒板にメッセージを残せる「伝言板」がありました。
『駅の改札にあったよ。黒板。チョークで「先に行ってます。名前」とか書いてた。落書きしてあったりね。懐かしい』
連絡が頻繁に取れないからこそ、良かった?
昔のエピソードを読んで、こんなコメントも届きました。
『中学から携帯を持っていたから想像できない! 残業になったら、仕事後のデートは気が気じゃないね。今ならLINEで解決するようなことで別れたカップルなんてゴマンといそう』
たしかに携帯がない時代は不便でしたし、トラブルも付きものでしたが、ママたちの思い出は悪いことばかりではありません。
『たぶんそれ逆。携帯とかLINEとかないからこそ、余計なことを相手に言わなくて済んだ。今はパッと思ったことをパッとLINEして、後悔することが多い』
『でもね、ラブレターとかもらえた世代なの。青春だよ』
『いつでもすぐに今みたいに連絡とれないからこそ、連絡を取り合えたときの嬉しさはハンパなかった。あ~、そんな時代が懐かしい……。不便だったけど、連絡取るために一生懸命になったあのときの思いは今は絶対にない。夜中に抜け出して小銭握りしめて公衆電話で話した。冬場は温かい缶コーヒー握りしめて話した。まじ、懐かしい!』
若いママたちにとっては信じられないことばかりかもしれませんが、携帯がなかったらなかったで、みんな頑張っていたんです。それもこれも相手を「好き」という気持ちがあったからこそ。そんなドキドキを今の子たちにも分かってもらうのは難しいかもしれませんが、たまにはわが子に「昔はさ……」と話してみて、世代間ギャップを楽しんではどうでしょうか。
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