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<私は毒親?>【前編】2歳の子どもに怒鳴ってしまう。子どものやりたい気持ちを摘んでしまう

【前編】子どもに怒鳴ってしまう私は毒親?先輩ママたち実践済の「これをやってみて!」
お子さんのことをひどく叱ってしまったあと、自己嫌悪に陥ったことがある方もいるのではないでしょうか。小さな我が子に対して厳しくしてしまったときは、「自分は毒親かもしれない……」と後悔の気持ちも大きくなってしまいがちですよね。

『私は毒親。子どもを傷つけることしかできない最低な母親。変わりたいのに怒鳴ってばかり。今日も2歳の子どもが粉のフォローアップミルクの缶を開けてこぼしていた。届かないところに置いておいたのに、台に乗って取っていた。伝えてくれたら作るのに、勝手にやろうとするから疲れる。怒鳴って布団に入って無視していたら子どもは寝た。最低だと思うけれど、つい怒鳴ってしまう』

2歳のお子さんを持つ投稿者さんは、ご自身がいわゆる「毒親」なのではないかと考えているようです。きつくあたってはいけないと理解していても、ふとしたタイミングで怒鳴ってしまうことに頭を悩ませていると話してくれました。

子どものことは大好きでも、イライラするよね……

投稿者さんのお悩みを受けて、ママたちからは共感の声が続々と寄せられました。

『子どもって台に乗るよね。ダメだと言ってもいまいち理解できない年ごろだし。でも3歳までは赤ちゃんのくくりみたいだから。ふて寝して、お子さんが起きたら一緒に外にでも行ってきたら?』

『うちも同じだよー。イライラしちゃうことばかり。なんで自分にはキラキラ育児ができないのか、器の小ささにまたイライラ。今やらなきゃいけない家事を全部放棄して、子どもとダラダラしちゃえー! 私は今からそうするさ』

『同じ同じ。私もそう。育児に向いていない。大好きなのに毎日怒ってしまう』

「子どもがどんなに可愛くても、イライラしてしまうのは当たり前!」と、同じママとして投稿者さんの気持ちに寄り添うようなコメントが見受けられました。親だって人間ですから、いつも心身ともに万全な状態とは限りません。小さいお子さんの行動に思わずイライラしてしまうのは、いつも一緒にいるママなら無理もないことでしょう。育児においてまったくイライラを感じないというケースのほうが、むしろ珍しいかもしれませんね。

遠い昔を懐かしむママたちも……

『お子さんはひとり目なのかな? 私もひとり目のときはこんな感じだった。つらいよね。しんどいし、ちょっと距離を置けばよかった』

『わかる。子どもが小さいころ、私も怒鳴ってばっかりだった。可愛いんだけれど、ストレスがすごくかかる時期だったな。今思えばあんなに叱らなければよかった、ああしとけばよかった、こうしておけばよかったって思うけれど、そのころって本当に一生懸命だったんだよね。一生懸命だからストレスが溜まって怒ってしまう。そんな感じだった。だからすごくわかる』

『私も娘が2歳のときは、投稿者さんと同じような状況でその度に自己嫌悪で落ち込んでいました。1日のなかで大人と話す機会がほとんどなくてストレスもたまりますよね。だけど大丈夫。3歳になってイヤイヤ期も過ぎて、おしゃべりも上手になってコミュニケーションがとれるようになると、毎日かわいいばかりです。一週間に一度くらい怒ることがあるかなという程度で、毎日平穏な日々が送れています。投稿者さんも抜け出せるときがきます。頑張って!』

『2歳ごろって自分でやりたがるよね。うちの子も当時はよく「自分でやりたい!」って怒っていたよ。もう少し大きくなると、今度は逆に自分でできることもママにやってもらおうとしてきたりする。本当に子どもって思うようにならない』

ご自身のお子さんの小さいころを思い出して、「自分も怒鳴ってばかりだった」と話してくれたママたちも現れました。「今になって後悔するけれどあのときは精一杯だった」との素直な気持ちに、全国のママたちが頷く姿が見えるかのようですね。ママたちは我が子に対して一生懸命だからこそ、つい怒りすぎてしまうタイミングもあるのでしょうね。

お子さんの成長に目を向けるママたちも

『台に乗ってとる、自分でやろうとする。それだけ成長してるんだよ』

『2歳で自分が食べたいもののところに行って、台に乗って取るって頭いいよね? すごいなぁ! 投稿者さんのお子さんはすごいことをしていると思う』

『2歳の子がミルクを飲みたくて自分でとろうとするのがすごいな。プラスに考えてごらん』

『私は内容を聞いて、2歳で台を使って物を取るってすごいと思ってしまったよ』

「台に乗って自分でミルクを取る」というお子さんの一連の行動そのものを、「すごい!」と誉め称えるママたちも。泣いてばかりだった新生児のころと比較したら目覚ましい成長ですよね。ミルクを散らかしてしまったという結果に目を向けると、瞬間的に怒りたくなってしまう気持ちも理解できます。ただ視点を変え、「そんなことができるようになったんだ」と気づくことができると、気持ちに余裕が生まれるのではないでしょうか。

後編へ続く。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・水戸さゆこ

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