専業主婦の私。子どもに手が掛からなくなった時に働いていないと「なんで働かないの?」と聞かれないか心配……。
妊娠、出産などのライフステージの変化に合わせて、働き方を変えた女性は多いのではないでしょうか。お子さんの年齢に合わせて仕事を辞めたり、逆に新しく始めたり……ということは珍しくありません。今回ママスタコミュニティに投稿してくれたのは、ある不安を抱えている専業主婦のママさんです。
『専業主婦の方に質問です。子どもが大きくなって手が掛からなくなったのに、専業主婦のままでいると「なぜ仕事をしないの?」と聞かれない? 私はこの先働くかどうかは未定だけれど、このまま専業主婦でいたらいつか言われるんじゃないかと恐怖』
お子さんが大きくなったあとにお仕事を始めるかどうかはまだ決めていないと話してくれた投稿者さん。もしこの先も専業主婦を続けていたら「どうして仕事をしないのか」と質問されるかもしれない……と心配しているようですね。
専業主婦を長く続けているけれど……「聞かれたことはない」
『子どもからも周りからも言われたことはない。言われても気にしないから、覚えてないだけかもしれないけれど』
『聞かれたことはないなぁ。旦那の友だちと家族ぐるみで仲良くしていて、そこのお宅も専業主婦。知り合いも専業主婦のご家庭が多いからかな。誰にも言われたことはないよ』
子どもからも周りからもそのようなことは言われたことがない、との回答をしてくれたママさんたち。「周りにも専業主婦のご家庭が多いからかも……」と推測してくれた方もいました。人は「自分とは違うこと」が気になるものでしょう。同じ環境同士だと、そもそもあまり話題にものぼらないのかもしれませんね。
『たぶんそんなことを聞いてくる人は要注意人物だよ。普通は聞かない。私は専業主婦18年目だけれど、聞かれたことはないわ』
『私も聞かれたことはないわ~。聞いてくる人はちょっと変わった人だよね。「要注意な人だとわかってよかったー」くらいに思ったほうがいいよ』
また「そんなデリケートな話を聞いてくる人は、要注意人物では?」と驚きを隠せない方もいました。家庭の事情に一歩踏み込んだ話題は、非常にナイーブなものです。特に深い理由もなく「どうして働かないのか」と質問する人は、ママたちに危機感を抱かせるのには十分なのかもしれませんね。
面と向かって言われてびっくり。「聞かれたことがある」
『フルタイムで働く近所の人に言われた。「あなたが働かないでよく生活できるね! うちは私がフルタイムで働かないと生活できないよー!」と。「そのうち働くよー」と適当に答えたら、会うたびに「仕事はしている?」と言ってくるようになった。ウザイからなるべく会わないように、目を合わせないようにしている』
『子どもたちが小学校中学年くらいになったころから言われるようになった。大きなお世話だわ』
一方で、「働かない理由を聞かれたことがある」と答えたママたちもいました。なかには「顔を合わせるたびに何度も聞かれる」との驚愕のエピソードを話してくれた方も。質問の真意はわかりかねますが、あまりにしつこく聞くのはスマートな行為とは言えませんね。ママたちが働かない理由、働けない理由、働かなくていい理由は、ご家庭の事情によってそれぞれ。他人には言いづらいこともたくさんあるのではないでしょうか。
「ママ、働いて!」お子さんから促された方も
『上の子が小学校低学年のとき、「学童に入りたいから働いて」と言われたことがある。お友だちが学童で楽しそうに見えたみたい』
『娘が小3のときに、「お友だちのお母さんはみんな働いているのに、なぜママは働かないの? 働くお母さんのほうがカッコいいのに! ママも働いてよ!」と言われた』
「学童に入りたいから」「働くママがカッコいいから」……なんともかわいらしい理由で、お子さんからお願いされた方もいました。「働かないの?」という同じセリフでも、お子さんから言われたエピソードとなるとなんだか微笑ましく見えてくるから不思議です。
専業主婦も立派なこと。引け目を感じる必要はない
『「子どもと長く一緒にいたいし、家のことをたくさんやりたかったからだよ」言えばいいんじゃないかな? 私は兼業主婦だけれど、専業主婦だってめちゃくちゃ大変だし立派なことだもん。堂々と答えたらいいと思う』
『「働く必要がないから」と正直に答えたいところだけれど、角が立ちそうだから、「私はずっと専業主婦だったから、働いても使い物にならないだろうし、働かないのよ~」と言う』
『「えー、働きたくないよー。好きなことをしていたいもん」と答えている』
「働かない理由を聞かれたことを考えただけで恐怖……」と話す投稿者さんに対しては、「引け目を感じずに、堂々と理由を話せばいい」との心強いコメントが並びました。子どもと一緒にいたいから、働く理由がないから、好きなことをしたいから……など、働かない理由は人それぞれでしょう。迷いなく答えることで、相手も納得するかもしれません。
それでは最後に、こちらのコメントをご紹介しましょう。
『兼業でも専業でも、自分や家族が納得して、家族が幸せなら自信を持てばいい』
『何か言われても、「自分にはない選択肢を持たせてもらえる環境なんだな」と、相手の環境を素直に認めあえばいいと思うよ』
兼業主婦と専業主婦は、比較してどちらが優位……というものではないでしょう。「なぜ働かないの?」と聞かれても自分の選んだ道に引け目を感じることなく、充実した毎日を過ごしたいですね。
文・motte 編集・荻野実紀子