受験を控えた中学生が塾へ行かない!サボる原因ごとの「3つの対策」とは
いつもどおり塾に行ったはずの子どもが、実は塾には行っていなかったとしたら皆さんはどうしますか? 高い授業料を払って通わせているのに友だちと遊んでいたり、コンビニやファストフード店などで時間をつぶしていると知ったら、ママも穏やかではいられないかもしれません。それが一度や二度ならまだしも、その都度注意しても改善されなかったら……。今回ママスタコミュニティに寄せられたお悩みは、高校受験を控えた中学生のお子さんがたびたび塾をさぼることに困っているママからのものでした。
何度注意しても子どもが塾を勝手にサボる!受験生ママの悩みとは
『塾を勝手に休んで遊びまわっている息子。受験生なのに何度注意しても繰り返します』
子ども自身の意志で塾に通い始めていたとしても、さまざまな状況が重なると「今日は塾に行きたくない……」なんて思うこともあるかもしれません。投稿者さんのお子さんは受験を控えている中学生とのことですから、きっと学習内容の難易度がアップしたり、学習量が増えたりすることもあるでしょう。受験のための課題やテストなどで心身ともに疲れてしまい、サボりたいと考えてしまったのかもしれません。
『塾をやめさせて、さらにぶっ飛ばしたとしても足りないぐらい腹が立つ』
困ったことに投稿者さんのお子さんが塾をサボるのは一度や二度ではありませんでした。そのため投稿者さんは怒り心頭のようです。確かに頻繁に塾をサボって遊んでいると分かったら、何のために塾に行かせているのか分からなくなりそうですよね。何度言ってもサボりたいなら「塾に行かなくていい!」と、子どもに退塾を迫りたくなるお気持ちもよく分かります。ですが、お子さんはなぜ塾を頻繁にサボるのでしょう?
『塾はいつでもサボるわけではなく、テストが終わると解放感からかサボってしまうみたい。テスト前に遊べなかった分、解放されたって感じになるからなのかな』
どうやら投稿者さんの子どもが塾をサボるのはテストの後に多いようです。テスト前は子どもに頑張らせようと塾の授業も熱心になるため、子どももストレスを感じる様子でピリピリした雰囲気になるとのこと。そのためテストが終わった後の解放感からついサボってしまうのでは……とママは考えているようです。しかしそれが「いつも」となってしまうのはママとしても見過ごすことはできませんよね。
塾をサボる子どもにどう対応したらいいの……?ママたちの声
『うちだったら「それで志望校行けなくても全て自己責任だ」と言い放って、速攻塾を辞めさせる。塾代も馬鹿にならないじゃん』
『塾やめればいいじゃん』
塾をサボることを繰り返すのであれば、本来は受験勉強に充てているはずの時間を無駄にしていることになります。努力を怠ったことで、もしかしたら受験に失敗する可能性もあるかもしれません。またママたちによると、塾にかかる費用は学年が上がるごとにアップするケースが多いとのこと。受験を控えた中学3年生ともなれば、塾代が大きな負担となっているというご家庭もあるようです。高校合格はお子さん自身が勝ち取らなければならないということ、そして塾に通うにはお金が必要だということを、一度しっかりと話し合われてみたほうがいいのかもしれません。
『受験生だってたまには息抜きすることも必要だけど、やるべきことを放棄して息抜きするのは違うよね』
サボるのはテストが終わった後の一回だけだから大丈夫と、お子さんが投稿者さんの話に聞く耳を持たないようであれば、三者面談などで塾の先生たちから説得してもらうこともひとつの方法のよう。お子さんには「なぜ塾に通うのか」、「なぜサボることがいけないのか」を理解してもらわなければ解決の糸口が見えてこないかもしれません。有無を言わさず塾を辞めさせるという手もありますが、ママの感情に任せて一方的に決めてしまうと根本的な解決にはならないでしょう。
なぜサボるのか、原因に応じた対策を考える
子どもを頭ごなしに叱るのではなく「なぜサボるのか」原因をママ自身が把握し、解決への対策を行わなければ、今後も同じようなことが繰り返されてしまうかもしれません。考えられる主な原因ごとに3つの対策をご紹介します。
サボる原因が塾にある場合
塾の課題が多すぎて自分の時間が全く取れず、息抜きができなければ子どもの不満もつのるでしょう。また塾の授業が難しすぎて、子どもがついていけないというケースも考えられます。気が合わない子がいたり、集団のなかで居心地が悪かったりなど、塾の環境が原因でストレスを抱える場合もあります。その場合は、まずは塾とママとで一度話をされてみてはいかがでしょう。客観的な意見を聞けたり、子どもに合った指導方法やクラス編成を考慮してもらえたりなど、アドバイスをもらうことができるかもしれません。それでもダメなら、最終手段として「転塾」も視野に入れてみるといいでしょう。
単純に友だちと遊びたかっただけの場合
テスト前の緊張感から解放され、つい出来心でサボってしまう子どももいるでしょう。その場合ママは頭ごなしに叱ったりするのではなく、子どもの気持ちに寄り添い共感した後に、ルールを守ることの大切さや、約束を守ることの必要性を話し合ってみてはいかがでしょう。ママたちの声にもあったように、受験生だとしても息抜きの時間は必要になるもの。しかしその息抜きは、親子で決めたルールの中で行われることがベストでしょう。ルールを守ることは社会生活を行う上で大切なことですので、守れるようになるまで根気強く話していかなければならないかもしれません。
反抗期が原因かもしれない場合
思春期に入る中学生は「反抗期」を迎え、親子のコミュニケーションが不足しがちな時期とされています。塾をサボるのはわざと悪いことをし、親を困らせるようなことしてみせる「反抗期」ゆえの行動という可能性もあります。そうなってしまうとママやパパの声には耳を貸してくれないかもしれません。反抗期かなと思ったら一度、塾の先生や学校の先生などの第三者の立場の方に声をかけてもらうようにお願いしてみてはいかがでしょう。下手に親が過干渉になってしまうと余計にこじらせてしまうかもしれませんので、ママやパパはあくまでも「見守る」立場というスタンスで、周囲からの解決を促してみることをおすすめします。
親子での話し合い、第三者の介入、解決方法はどこかにあるはず
塾をサボることが繰り返されるのであれば、いっそのこと塾を辞めさせてしまえばいいと思う気持ちはよく分かります。ですが、もしかしたら子ども自身も、本当は「サボってはいけない」ことは分かっているのかもしれません。だからこそ、ママたち大人が解決方法を見つけ出してあげないといけないのではないでしょうか。成長期の子どもの思いを受け止めること、問題を解決することは一筋縄ではいかないと思いますが、諦めず解決方法を探してみてくださいね。
文・櫻宮ヨウ 編集・井伊テレ子
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