やる気が出ない子ども、志望校を聞いてくるママ友……高校受験の疑問や「心配事5選」
お子さんの高校受験……実際に受験するお子さんよりも、見守る親の方がヒヤヒヤしてしまう、というママも少なくないのではないでしょうか。
たとえば夏休みや冬休みにできること、理想的な過ごし方、子どものやる気が出ない、子どもがどこの高校へ行きたいのかすら分からない、などなど……。
今回は、高校受験にまつわる様々な質問と回答をご紹介します。
成績がピンチ!長期休みにできることってある?
『うちは勉強しているのに成績に反映されていない。根本から分かっていないのか今更不安になってきた。本当、今更……。この休みにできることがあれば教えて下さい』
まずは、長期休みにできることがあったら教えてほしいというこの質問。成績が上がっていないと不安になりますよね。
『この休みで巻き返し! 学校の先生との懇談や、塾の先生との懇談でいろいろ相談してみては?』
『今までの総復習』
『模試は必ず受けること。1~2年の復習、苦手つぶし。これだけは死に物狂いでやること』
巻き返そう! と励ましの声をかけるママさんや、今までの総復習を必死でやるべきとのママさんもいました。長期休みは自分の苦手分野に合わせて勉強時間をカスタマイズできる時期。時間を上手に使って成績アップにつなげたいものです。
長期休みの勉強スケジュール、みんなはどうしているの?
『長期休みに入り、お子さんはどんな1日のスケジュールで1日何時間、勉強していますか? 塾には行っていなく、文化部で休みにも部活があり、何だかんだと予定がくるってしまい宿題もなかなか進んでいません。早く終わらせて1年生からの復習をしてほしいのですが……』
長期休みは勉強できるチャンスであるものの、みなさんのお子さんはどんなタイムスケジュールを組んでいるのでしょうか。
『塾からは1日10時間、無理なら8時間って言われました。しかし、及ばず。最初の数日机に向かうも、最近は勉強してんだかしてないんだか……。希望の高校行けないと思う』
『平日は午後から毎日5時間塾です。まだ始まったばかりなのに、なんで俺だけ……と愚痴るようになりました。自分でやると言ったくせに。家だと一切勉強しないので、せめて塾だけでもと思ってます。でも、逆効果にならないか不安です』
家で8~10時間勉強をする子、塾に行く子など、内情はさまざまでした。しかしあまり詰め込み過ぎると逆効果になってしまう可能性も。メリハリをつけるのがカギなのかもしれません。
親はヒヤヒヤ……子どもが本気にならない
『みなさんのお子さまは、志望校の志望動機ははっきりと明確ですか? うちは、強い意思ではなく別に他でも良いみたいな考えの子で、目標が無いに等しいから当然頑張っていないです。懇談で、今の志望校はこのままでは危ないと言われたけれど、苦労、努力が大嫌いで、楽したいからランクを下げようとしています。いつまでもエンジンかからないし、本当に困っています(親が)。目標が無いからきっかけもなく、尻を叩いても誉めても変わらない。どうしたらいいのかな』
こちらは、子どもが受験に対して本気にならないと困っているママさんのお悩みです。
『高校見学行きましたか? ランク下げようと思ってたけど実際に高校を見て、やっぱり元の志望校の方がいい! となってエンジンかかった子もいます! 夏期講習をやってエンジンかかった子もいるしまだエンジンかかるチャンスはあるかも! 親は気が気じゃないですよね』
『現在高1の息子。中3の秋頃は同じ感じで、高校はどこでもいい、行かなくてもいいと投げやりで大変でした。うちの場合はエンジンかかったのはお正月からで、もうここまできたら勉強するしかないと本人が覚悟を決めた感じ。見守るの苦しいですよね』
自分の子どももそうだった! との声が多く集まりました。どんなに親がヤキモキしたり励ましたりしても、子どもの気持ちが乗りきらないと勉強はつらいもの。上手に誘導したり、どーんと構えて見守ったりなど、状況やお子さんのタイプに合わせて対応しましょう。
子どもがやりたいことがない……受験に前向きにさせるには?
『将来何がしたいとかがなく行ける所ならどこでもいいって感じ。こんな感じだから話し合いにもならない。三者面談嫌だな』
将来やりたいことがないから、受験なんかしたくない……というお子さんを持つママさん。こちらにはどのようなコメントが集まったのでしょうか?
『行けるところが少ないより選べる方がいいよね。行きたいところがあるのは、みんながみんなじゃないから今は仕方ない。だんだん変わりだすよ。うちは11月後半でレベル1個あげて挑んだから心配だったけど受かったよ。まわりが○○高行きたい、とか夏休みに見学に行ったり、文化祭に行ったりしだすと一気に気持ち変わる。面談なんだか面倒だけど頑張って!』
『先生に、やりたいことが決まってる中学生なんてほとんどいないからそこまで望むなと言われたよ。昔と違って、今の中学生はどうにでもなるって思ってる子が多いんだって。うちは、やりたいことが見つかった時の選択肢が増えるように、やりたいことが見つかるように頑張ろうねと話したよ』
みなさんは、中学生のときにもう将来の夢は固まっていましたか? そして、その夢通りの人生を歩んでいますか? 中学生のときに将来を決め切るというのはなかなか難しいもの。しかし、勉強をしておくことで将来の選択範囲が広がることもあります。勉強は備え、を教えるのもひとつの手かもしれません。
ママ友同士のトラブル……受験校を探られた
『子どもの同級生の親に受験校を探られた~。しかも、ついついポロっと言ってしまった……。これからは上手くかわさないと……。受験校を聞かれたらなんて答えてますか? ストレートに聞いてくる人や、巧みな話術で聞き出してくる人がいてこわいです』
こちらは受験生の子どもを持つママ友同士のトラブル。子どもの受験校を聞かれたら、どうしますか?
『私も言いたくないなぁ。子ども同士で話しちゃえばそれまでだけど。自分の子が頭いいほうじゃないから余計に。もし不合格だったら? って思うと言えない。しかも今時期はまだ決まっていないし。私なら、言いたくないって言っちゃうかも』
『私は「子どもにある程度任せてあるから解らないけど、今はまだ決めてないっぽい」とはぐらかす。しつこく聞かれたら「倍率とか、2学期、3学期の成績も見てみないと解らないからギリギリまで迷うかも~」と。実際、目標は高く持ってはいるけどギリギリのラインだから、今後の成績でも変わるしね。これからの模試の結果や内申、学校見学も考慮するし』
上手にはぐらかすママさんから、きっぱりと「言いたくない」と言ってしまうママさんまでさまざまでした。不合格だったら……と心配するママさんから、本当にギリギリまで迷うと思うというママさんまで、言いたくない理由もいろいろ挙がりました。志望校はお互い口に出さない方が賢明かもしれません。
高校受験は子どもはもちろん、親も驚くほど大変なもの。二人三脚で頑張りたいですね。
文・motte 編集・しらたまよ
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