大声で泣きわめき、暴れて嫌がる……。イヤイヤ期の子どもを公園から連れて帰るには?
あるママから、2歳の娘についての相談がママスタコミュニティに寄せられていました。楽しく遊んでいた外出先から帰るとき、嫌がるあまりに大暴れするようになってしまったそうです。その時間はママにとって本当につらいそうで、まるで地獄のようだと嘆いていました。
『2歳になりたての娘がいます。公園や室内の遊び場などに行くと、帰りたくないと大泣き大暴れ……。ギャーギャー泣くだけならまだしも、キャーーー! と奇声を上げるようになってしまい困ってます。同じように大変だった方いませんか? どうやって乗り越えましたか?』
このママさんは、周りに迷惑をかけているのではないかと感じて外出も怖くなってしまったそう。2歳になったばかりだという娘さんは、いわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれる第一次反抗期に突入したのでしょう。ほかのママたちは、一体どうやってこの試練を乗り越えてきたのでしょう?
うちの子も同じです! イヤイヤ期に悩まされるママたちの嘆きの声
トピックには同じような経験をしているというママたちから共感の声が届きました。楽しい場所から立ち去りたくない子どもは、その感情を絶叫や号泣、大暴れといった行動で表現しているようです。仕方なく子どもを抱えたり引きずったりして帰ったというママたち。イヤイヤ期につきあうのは本当に大変ですね。
『うちは上の子がそれ酷かった。とにかくどこに出かけても「帰るよ」ってなると「ぎゃーーーーー!!!」でひっくり返る。何言っても聞かなかった』
『うちもそんなだった。ある日大型スーパーで駄々をこねる娘を無理やり抱きかかえて帰ろうとしたら、奇声を発しながら「アンパンマン、たすけてー!!」なんて叫ばれて恥ずかしかった』
『イヤイヤ期だね。うちも児童館で「まだ遊ぶ!」と大絶叫の大号泣……。周りのママさんや先生たちにも声かけてもらったりしたけど、切り替えられなくて、引きずって帰った。妊娠中だったから抱っこするのも大変だった』
帰りたくないと暴れて泣き叫ぶ子ども、ママたちはどうしてる?
外出先でギャン泣きして暴れる子どもは珍しくはないようですね。それでは、ママたちはどうやって乗り切っているのでしょう? 約束をする、お菓子で釣る、タイマーを鳴らす……。ママたちが実践しているさまざまなアイデアが寄せられていましたのでご紹介します。
事前に約束しておき、時間になったら連れ帰る
『まず行く前にお約束した気がします。「お母さんが帰るって言ったら帰るんだよ? それができなかったらもう連れて行かないよ。お約束できる?」って念を押してから出かけてました』
『帰るちょっと前から「もうちょっとで帰るよ」と声をかけておく。そして時間になったら泣こうがわめこうがその場から立ち去る。公園にいつまでもいると、まだ遊べると思うみたい』
『うちはグズってどうにもならない時は、脇に抱えて帰ってた(笑)。抱っこだと、のけぞっちゃってかえって危ないから。抱えて移動しながら「はいはい、泣かないのー、帰るよー」と冷静に声掛けてた。騒いでる最中はどうにもならないけど、騒ぐだけ騒いだら落ち着くから、そうやってやり過ごしてたよ』
テレビやお菓子など、子どもが大好きなもので気持ちを切り替えさせる
『私はひたすら、何かで釣ってたな(笑)。娘の好きなテレビ、例えば幼児番組やアニメのレンタルDVDの名前を挙げて、「もう行かないと始まっちゃうよ!」とか。「大好物のおやつがお家で食べてほしいって待ってるよ!」とか』
『うちは「帰っておやつ食べよう!」とか、先の楽しみなことを言えばぐずらなかったよ。どうしてもダメなら、迷惑かけそうな場所へは、頑張ってまで連れて行かなくていいと思う。特に他の子が多い時間はママも気をつかうもんね』
『うちもまさに今子どもがそういう感じの時期。お菓子あげて気をそらしたり、普段は一切見せてないけどその時だけ携帯の動画を見せたりして乗り越えてる』
タイマーやアラームを活用し、鳴ったら帰宅を習慣づける
『うちも「帰らない!」って大泣きされたりしてたけど「6時のサイレン」を覚えてからは楽になった。サイレンが鳴る=家に帰らないといけない、って身についたから「6時になるよ!」って言ったら「帰らなきゃ!公園しまっちゃう!」って言いながら帰るようになったよ』
『スマホのタイマーで、着メロとか娘の好きな曲とかをセットして「この曲が鳴ったら帰ろうね」って習慣づける。そうすると鳴ったら帰らなきゃってなるよ。夕方鳴る帰りのチャイムみたいなね』
『学校のチャイムみたいに予鈴と本鈴があると、子どもも心の準備がしやすいと思うよ。うちはアラームを2回鳴らしてた。まずは帰る時間5分前のアラームで「もうすぐ帰る時間だよ~」、「次のピピピッ(アラーム音)で帰るよ~」と声かけする。5分の間に「帰ったらこれで遊ぼうね」とか「好きなもの食べよう(飲もう)ね!」って言って帰ることを楽しみにさせる。そして2回目の帰る時間のアラームが鳴ったら有無を言わさず帰るようにしてた』
『気持ちの切り替えというか、心の準備が必要なのかな? と感じました。「あと10数えたら帰ろう」とか、「最後の一回を遊んだら帰ろう」というのがあれば受け入れやすいかも。2歳にもなると大人の言ってる言葉が多少理解できるようになってきていると思うので、事前にアラームでもセットしておいて「これがなったら帰る時間だから、お片付けして帰れるかな? それができるなら、遊べるよ!」と教えると聞き入れやすいかもしれないです』
時が経てば解決するはず。ママの大変さはみな知っているから苦しまないで
もっとも、トピックに挙げられたようなアドバイスは全部試してみたけれど、それでも無理だったというケースもあるそうです。あれこれ手を尽くすほど、かえってイヤイヤがエスカレートしてしまったというお子さんも。ほかの子どもはグズらないのにどうしてうちの子だけこんなに手がかかるの……!? 激しく泣きわめく子どもを前に絶望的な気分になってしまうママには、先輩ママたちからのこんな励ましの言葉を贈りたいと思います。
『ほとんどの人は子育ての大変さや、イヤイヤ期のお母さんの苦労は分かってるから迷惑なんて思ってない。成長過程のひとつだし、お母さん大変よね~、頑張って! とみんな思ってるよ』
『2歳ならそれが普通の発達段階。乗り越えるしかない~。ママ、頑張れー! 負けるなー!』
『大丈夫、みんなが通る道だよ。周りはそんなにひどいことも思わないし、焦らないで。うちも帰る時は泣きわめいて大変な時期あったけど、いろいろ試していたらそのうち落ち着きましたよ。頑張って!』
先輩ママたちが口をそろえて言うのが、激しいイヤイヤは成長と共にいずれ落ち着くということ。そして、ママの必死さや大変さを分かってくれる人は周囲にたくさんいるということでした。今は言うことをきかない子どもに焦ってしまったり、自分まで泣きたい気持ちになってしまったりするかもしれませんが、あまり追い詰められすぎないよう気持ちを楽に持って下さいね。トピックに寄せられた多くの優しい励ましの声が、今まさに悩んでいる最中のママたちに届きますよう祈っています。
文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ
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