安田美沙子:第6回「時間が持てたら「健康食品コーディネーター」の資格を取りたいです」
2014年にデザイナーであるご主人と結婚、2017年5月には第一子となる息子さんを出産された安田美沙子さん。インタビュー第6回は、ママになってからも大事にしたい自分の時間についてのお話を伺いました。なかなか自分のために使う時間を持てないという安田さんですが、最近少し変わってきたこともあるんだとか。以前テレビ番組でもコメントをいただいた、ママスタセレクトの人気コンテンツ「#産後カルタ」のあるあるエピソードについて、安田さんご自身の体験話もお話しいただきました。
【産後カルタ】
ママになったら「自分の時間も大切にしたい」……と思いきや、産後の厳しい現実に直面 #産後カルタ
――こちらはママの泣ける思い出、笑える出来事など、産後に感じた喜怒哀楽をカルタで表現した「#産後カルタ」のエピソードです。今回は、産後のママたちの「自分のための時間」の使い方について、ママたちの意見がまとまっています。安田さんご自身は、産後の自分時間をとれていますか?
「自分の時間」はなかなか取れないですよね。
主人に「家にいる時間が長いよね」と言われたことがあったんです。私自身、仕事を休んで家にずっといるのに、何もしていない自分を責めるような気持ちになったことがありました。
でもその時間がすべて自分の自由時間ではないし、育児はすごく責任のある大きな仕事だから、何もしていないわけではない。むしろ子どものことを守り、育てるという大事な時間を過ごしているんだと思ったら、気持ちが楽になりました。
――今、自分のために使える時間ができたらしたいことはなんですか?
やりたいことがたくさんあるので、すべてメモしてあります。その中で、今1番優先順位が高いのは、「健康食品コーディネーター」の資格を取ることです。
実は妊娠中から資格の勉強をはじめていて、育児休暇中は時間があるからすぐ取れると思っていました。それなのに、赤ちゃんのお世話をしていたらなかなか時間が取れず、全然勉強ができていないんです。赤ちゃんを無視してまで勉強するのは違うなと思っていたら時間だけが過ぎてしまったので、今はなんとか時間を見つけて「健康食品コーディネーター」の資格を取りたいなと思っています。
――産後、自分の為に時間を持ちたいと思ったのはいつ頃からですか?
ほんと、ここ最近です。息子が1歳になったことと、保育園に預けるようになったことで、少し気持ちに余裕ができたのかもしれません。
それまでは、休める時間があると罪悪感を持つことがありました。何かしていないといけないと思ってしまっていたんです。そういう時間って、何もできてないのにあっという間に過ぎてしまうんですよね。
でも今振り返れば、何かしないとと思わずに、休めるときは思いきって休めばよかったなと思います。だから今罪悪感を感じているママさんがいたら「休めるときには思いきり休んで」と声をかけてあげたいです。
――お仕事は、産後どのくらいで復帰されたんですか?
産後2か月で復帰して、最初はゆったりとしたペースでやらせていただきました。時間が長くかかるようなお仕事は、最近ようやくお受けできるようになったんです。
ロケのお仕事は拘束時間も長いし、体力的にはつらいこともあるんですけど、いろんな場所に行けて楽しいこともあります。リフレッシュにもなるので、仕事とのメリハリは大事だなと感じています。
――自分に対してかける時間だけではなく、美容やケアに関することで、産後に変わった部分はありますか?
今のほうがメンテナンスしているんです。保育園に預けにいってもまわりのママたちがちゃんとキレイにメイクしているので、「ちゃんとしなくちゃ!」という気持ちがすごくて。
以前は普段すっぴんが多かったんですけど、今はメイクもファッションもすごく気をつけています。ママたちどこでそんな時間作っているの? と尊敬しています。
――ママ友はいますか?
ママ友はいます。前から仲が良くて、同じタイミングでママになったというママ友ばかりです。私にとって「ママ友」というのは、育児をしていく中で助け合える存在なので、本当にありがたいです。
子どもと2人で家にいるよりは、ママ友と集まって遊んだほうが子どもたちも楽しいし、ママもリフレッシュになると思います。
――今後は、お子さんの繋がりでのママ友も増えていくと思います。ママ友との付き合いについて考えることはありますか?
そうですね。保育園や習い事などをきっかけにしたママ友はまだいなくて、これからそういうママ友もできると思うと、すごくドキドキします。
やっぱり「ママ友」って、怖い人がいるイメージがあって、ネガティブな噂ばかり聞こえてくるので。ちゃんとママ友付き合いができるかなという心配はあります。
自分の時間ができたらやりたいことを、リスト化しているという安田さん。育児を第一にしながらも、いいバランスで自分の時間を持つ方向へ意識が変わってきたというお話は、子育て中のママたちにとって共感できたのではないでしょうか。
次回もお楽しみに。
取材、文・上原かほり 撮影・chiai