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安田美沙子:第1回「付き合って2年。プロポーズから5日目に入籍しました」

2014年にデザイナーであるご主人と結婚。2017年5月には、第一子となる息子さんを出産された安田美沙子さん。ママになってから1年が経過した安田さんに、子育てのこと、夫婦のことについて、じっくりお話を伺いました。

インタビュー第1回では、安田さんの独身時代から結婚するまでの出来事について詳しく語っていただきます。

安田美沙子

――独身時代の安田さんは、「結婚」に対してどんなイメージを持っていましたか?

なんとなく、20代半ばで結婚するんだろうなと思っていましたが、実際は仕事と遊ぶことが楽しくて、結婚を現実的に考えることなく過ごしていました。
全力で恋愛をするタイプだったので、毎回お付き合いのたびに結婚は意識していたんですけど、結局長続きせずに終わってばかりでした。

――結婚願望が強いほうではなかったのですか?

今思うと、付き合うたびに結婚を意識していたわりには現実的に考えていませんでした。「自分が家庭を築く」というイメージではなかったのかもしれないですね。とにかく自由に過ごすことが好きだったので、「結婚願望が強かったのか」と聞かれたら、そうではなかったと思います。
でも30歳を手前にして「あ、結婚してない」と焦ってから、結婚願望が強くなったタイプです。

――ママになるという願望はありましたか?

いつかは……という思いはありましたけど「私が本当にママになれるのかな?」という気持ちのほうが大きかったですね。独身の頃は「結婚してもずっと旦那さんとラブラブでいたい」とか、安易なことしか考えていなかった気がします(笑)。

――旦那さんとの出会いについて教えてください。

仲の良い友だちに「似た空気の子がいる」と言われて、紹介してもらったのが主人です。友だちだからこそ分かってくれていることってあるじゃないですか。友だちは、自分だと客観的に見られない部分を冷静に見極めて、「合うと思うよ」って言ってくれました。
実際に彼に会ってみたら、雰囲気や物事の好き嫌いなど合うところがたくさんあって、どんどん仲良くなっていきました。

――お付き合いはどのようにスタートしたんですか?

それまでは、出会ったらすぐ付き合うような恋愛をしていたんです。でも彼と知り合った頃は、ちょうど朝ドラのお仕事をさせていただいていた時期だったので、「今は仕事に集中したいから、しばらく付き合うのは待ってほしい」と伝えていました。

彼も了承してくれたんですが、「付き合いたいけど付き合えない」みたいな気持ちがお互いにあったので、半年後に付き合うことになりました。そのもどかしい半年間が、「好き」という気持ちを、さらに強くさせてくれたと思います。

――結婚を意識したのはいつ頃からですか?

お付き合いをすると結婚を意識するタイプなので、彼とも最初から結婚を意識はしていました。

彼はデザイナーとして芸能界のことは知っているけれど、「一般の方」というのが私にはすごく心地良かったんです。守ってもらえるし、変に気を使わないところが居心地よくて、尊敬できるところもたくさんあったので、リアルに結婚を意識できました。

性格は真逆なんですけど、価値観が同じだなぁと感じる部分がたくさんあるんです。例えば、苦手なものが一緒だったりとか……。価値観って一緒に生活する中で大事ですよね。

タイミングもきっとよかったんだと思います。お互いに結婚適齢期だったから、2年ほど付き合って、自然に結婚という流れになりました。

――プロポーズについて教えてください。

付き合っているときから、「2年くらい経ったら結婚したいね」という話をしていたので、付き合って2年目のバレンタインのときにプロポーズがあるかなと勝手に期待していたんです。でも、その日は何もなくて。

「あれ? 何もない!」と思っていたら、その年の3月9日に出場したフルマラソンをゴールした後、楽屋でプロポーズをしてくれました。彼も同じ大会のハーフマラソンに出ていたんです。お花と指輪と手紙をくれて、5日後の3月14日に入籍しました。

――5日で入籍ですか? それはすごいですね。安田さんのご両親には、すでにご挨拶が済んでいたんですか?

私に内緒で、私の実家に彼が1人で挨拶に行ってくれていたんです。そのときに婚姻届を持っていき、証人の欄へ私の両親にサインをしてもらっていて、その婚姻届を渡されました。サプライズが好きで、いろいろ考えてやってくれる人なんですけど、そのときは本当にびっくりしました。京都まで1人で行ってくれたのは嬉しかったですね。

うちの父は、挨拶に来た彼に「娘をお願いします」と言ったみたいです。そのシーンを見てみたかったですね。
安田美沙子
――実際に結婚してみて、「結婚」とはどういうものだと感じましたか?

最初はお互いの生活のリズムが違いすぎたので、ケンカをよくしました。彼は夜型、私は朝が早かったんですが、話し合ってお互いのリズムを合わせました。彼はすごくきれい好きなんですけど、私は片付けられないタイプなので、お互いに妥協点を見つけていきました。

やっぱり一緒に生活をしているとだんだん似てくるというか、ライフスタイルは同じになってきましたね。元から価値観は似ているので、合わせていくのは難しいことではなかったです。

1人で安田さんの実家にご挨拶に行ったという旦那さんのサプライズがとても印象的でした。次回は、「産後カルタ」で紹介しているエピソードを元に、安田さんの妊娠中のお話を伺っていきます。

取材、文・上原かほり 撮影・chiai

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