<メルカリで節約>夏は何が人気で売れやすい?出品したら法律違反になるNG商品もチェック!
物価高の影響で、食費や日用品、子どもの教育費に関しても節約の波が押し寄せています。フリマアプリによる中古品の売買は、気軽にできる節約術のひとつ。売れ筋のものを出品したり、よく出品されるようになったものを安く購入したりと、物価高に負けない賢い使い方ができます。今回は夏にメルカリで売りやすいものについてです。フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用をする株式会社メルカリのPRグループ プロダクトPRの竹井千翔さんの話を紹介していきます。
メルカリで夏に売れやすいものは何?
これから夏を迎える準備が着々と進んでいきますが、メルカリでも季節に合わせた商品の取引が多くなります。ここからは夏にメルカリで売れやすくなるものをピックアップしていきます。
暑さ対策・紫外線対策グッズ
夏は暑さと紫外線との闘い。そうなると日傘や扇風機、日焼け止めなどが売れやすくなります。日傘は折りたたみ式ならばコンパクトになって送料も抑えられますが、長い傘になると宅急便やゆうパックのサイズになってしまいます。そのため送料には注意したいですね。
扇風機は、大型のタイプよりはハンディファンのような持ち歩きができるタイプが人気です。日焼け止めは途中まで使用していたとしても出品が可能できます。もし使わなくなった日焼け止めがあれば、出品してみてはいかがでしょうか。ただし変色していたりニオイに違和感があったりしたら、トラブルを防ぐためにも出品は避けたいですね。
お中元・ギフトの「未使用品」
お中元では、お酒やお菓子、乾麺、洗剤セットなどをいただくこともあるでしょう。でも食べきれなかったり、使いきれなかったりすることもあります。例えばお酒を飲まないのであれば、お酒をいただいても無駄になってしまいますよね。また洗剤もいつも使っているメーカーとは違う商品であれば、なかなか使う機会が……。
もし使いきれないと思ったら、未使用の状態で出品しましょう。贈答品は高級な品物を安く買えることから、思いのほか人気があります。出品者は「いただいたものを売るのは気が引ける」と感じるかもしれませんが、使わずに捨ててしまうよりは、他の人に使ってもらった方が品物が無駄になりません。気持ちの入れ替えをしつつ、ぜひ出品してみてほしいですね。なお未開封の状態で出品をするので、写真撮影も箱などに入ったままで問題ありません。
「激辛」関連商品
これはちょっと意外なものかもしれませんが、激辛食品は晩夏(8月~9月頃)に取引が活発になる傾向があります。夏バテ気味の体に刺激を求める人がいるからかもしれませんね。「激辛」をキーワードにした食品や調味料などが売れやすくなります。
食品を出品する場合には、必ず未開封でなければなりません。また「消費(賞味)期限」を含む「食品表示」の撮影と掲載も必須です。「食品表示」は以下の 6項目を指します。
・名称
・原材料名
・内容量
・消費(賞味)期限
・保存方法
・販売者
これが明確にわからないような出品物は、メルカリ事務局が削除する可能性もあります。
注意して!うっかり出品しがちな夏のNGアイテム
メルカリでは、法律やメルカリ独自の規約で出品が禁止されているものもあります。特に注意したいものを3つ紹介していきましょう。
種類を問わず「花火」
花火は、メルカリでは出品が禁止されています。火薬類に該当し、危険物となるためです。使いきれずに残った花火はもちろん、未開封の花火でも出品できません。
イベントや花火大会などの「記名式チケット」
夏に行われるフェスやライブ、花火大会のチケットも、不正利用・不正転売にあたる可能性があるため、種類によっては出品ができません。
特に本人確認が行われるイベントや、券面に購入者の名前が記載されているチケットを売るのは、不正入場を助長する行為としてメルカリの規約で禁止されています。また、「チケット不正転売禁止法」に違反する可能性もあります。そのため記名式のチケットの出品は基本的にNGと思っていいでしょう。
度なしのカラーコンタクトレンズ(カラコン)
カラコンは、おしゃれ目的やイベント、コスプレなどで利用されていますが、度数の有無にかかわらず出品が禁止されています。コンタクトレンズは視力補正用・おしゃれ用を問わず「高度管理医療機器」に指定されていて、許可なく販売することは「医薬品医療機器等法(薬機法)」で禁止されています。メルカリの規約でも出品を禁止しています。仮に1〜2枚余っているとしても、出品しないようにしてください。
メルカリでは使用しなくなったものから食品まで、幅広いジャンルの商品の取引が行われています。特に季節に関連するものの場合には、出品のタイミングも重要になってきますね。出品禁止物に注意をしながら、メルカリでの出品を楽しみましょう!
文・川崎さちえ 編集・編集部 イラスト・猫田カヨ
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