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<免許返納でバトル!>「もう70代後半なのに」祖母が免許を返納しない……「イヤだ」【前編まんが】

ある週末、妹と母と一緒に食事をしているときに母から相談がありました。
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祖母のフミも実家の近所で一人暮らしをしています。教員として長く働いていたからか自立心が強く、ハツラツとした元気な人です。今でも、毎日のようにお友だちとテニスやマージャンを楽しんでいます。しかし、年齢は既に70代後半。母が心配する気持ちはとてもよくわかります。
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こうして「おばあちゃんの免許を返納させよう」と話は進みましたが……。

後日……。「おばあちゃん免許返納はしたくないって」母から残念そうな連絡が届きました。電話越しでも聞こえるほど大きなため息をついています。やれやれ……といった母の顔が頭に浮かびます。
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祖母は、人の話を聞き入れない頑固なシニアになってしまったのでしょうか。子どもの頃はそんなおばあちゃんじゃなかったのに……。母から聞く祖母の様子に、私は少し寂しい気持ちになりました。
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週末、祖母の家に行くと、祖母が笑顔で迎えてくれました。「そうだ、もらいもののお菓子が……」そう言って祖母が棚の上の方からお菓子を取ろうとすると……。「お母さん!」
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母は祖母のことを心配して約束をたくさん作っていました。しかし……その様子は「心配している」と言うよりは……。
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まるで監視のようで……。母が見張っているのは私のことではないのですが、横から見ているだけで私も居心地が悪く感じるほどでした。

祖母の電話が終わるとすぐに……。「固定電話には出ないでって言ったでしょう!」母はイライラを隠す気もなく祖母を叱るのです。祖母は母が大きな声を出すものだからとてもビックリしています。
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物を取ったり、電話に出るくらいで怒られてしまう祖母に思わず同情してしまいました。心配するからこその母の言葉なのは、娘の私には理解できます。しかし、祖母は母の言葉に何も言い返さずに不貞腐れるだけ。その様子を見ていると、母はいくら娘だからといっても、祖母に対して少し厳しすぎるのではないか……そう思ったできごとでした。

【中編】へ続く。

原案・編集部 脚本・rollingdell 作画・春野さくら 編集・今淵凛

※この漫画は体験者本人のご協力の元作成しています。

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