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<まさか、本当に?>就学時健診の説明会で起きた、保護者のどよめき。明かされたのは想定外の……

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小学校入学前に行われる、就学時健診。「もうすぐ小学生になるんだ!」というワクワクが、大きく膨らむ子もいそうです。
さて、そんな就学時健診の付き添いで行った保護者の説明会で、「どよめきが起きた」というトピックがママスタコミュニティにありました。保護者のなかに有名人がいた? 説明してくれた先生が絶世の美男or美女だった? 想像が膨らみますが、実際はそうでなく……。

先生が読み上げる一つひとつに、保護者からどよめきが

お子さんたちが健診を受けている間に開かれた、公立小学校での入学説明会です。

『6年間守ってほしいという文具のルールについては想定内ではありましたが「違反した文具は没収」という言葉に、保護者がざわざわ。次に服装のルールも、シンプルなものを推奨するという話のなかに髪の長さの指定があり、「そんなことまで!」とつぶやく保護者が……。昨年度はギャルっぽい子、学級崩壊を起こすような子がいたようで、厳しめになったのだとか。みなさんはこのルールをどう感じますか?』

どよめきが起きた理由は、守らなくてはいけないルールの厳しさにあるようです。

学校が定めたルールとは?

投稿者さんが教えてくれた学校のルールとは、具体的には次のようなものでした。

文具について

・筆箱は無地の片面箱型。ワンポイント・ラメ入りは禁止で、その時点で没収
・筆記用具は無地。鉛筆ホルダーや消しゴムケースのキャラ付きは禁止。没収
・ローラー消しゴム、香り付き・色付き消しゴムは没収

服装について

・できるだけシンプルな無地の洋服を推奨。派手な色や蛍光色は避ける
・肩出しの服は禁止
・レギンス禁止(体育の着替えで時間がかかるから)
・バック(背中)プリントの服は禁止(後席の子の気が散るから)
・カチューシャ・飾りの付いた髪ゴム禁止
・できれば髪は肩下数センチの長さに(七五三などの行事で伸ばす場合は、行事後切ることが望ましい)

細かいルールの数々に同情するママも

ルールの細かさに驚いた人もいるようで、コメント欄にはたくさんの声が並びました。

『文房具ならわかるけど、厳しすぎる。公立小学校なのに こんなに規則があっていいの?』

『こんなにうるさいなら文房具は学校指定品として購入、制服を導入しなよと思う』

目立ったのが、髪の長さの指定について驚く声です。「かわいそう。個性も許されないの」「髪の長さまで言及するなんて、時代錯誤」といった、同情のコメントが寄せられました。

まだまだ幼い小学1年生。ルールを定めたのには理由がある

ただ、多数派だったのは意外にも「それほど厳しいとは思わない」という意見。わが子の小学校でも似たようなルールがあったという人も、少なくありません。

『仕方ないかな。低学年は無地の文房具じゃないと「遊び出したり、集中できないから」と言われたよ。学年が上がればそれでマウントを取る子もいるだろうし』

元教員など、学校現場にいた経験者からもコメントがありました。

『小学1年生は筆箱の上下が開いて鉛筆が上がるタイプでも遊ぶ。折り畳み定規もおもちゃ。キャップは笛に早変わり。髪飾りの類も同様。とにかく何でもおもちゃになる』

『学校にはパーカーやロングスカート、ワイドパンツも相応しくないと思います。動きにくいし、引っかかっりやすくて危険です』

とくに服装はルールがなかった場合、驚くようなスタイルで登校してくる子もいるそうです。

『クラスにヘソ出しで来ている女の子がいるらしくて、個人的に注意されたらしい』

他にも投稿者さんのところのルールにあった肩出しトップス、頭が重くなりそうなほどの大きさの髪飾り、ピアスにネイルなどの報告も。「『学校にそれを着てくる?』って思う服装の子は、本当にいる。だから最初に言っておくのでは?」という推測もありました。

『”没収”や”禁止”などの強い言葉があるから厳しく思えるけど、内容一つひとつはそれほど難しいものではない。ここまで徹底しないといけない、やっかいな家庭があったんだろうね』

ルールを定めた学校側の苦労に思いを馳せるママたちもいました。

強い表現が使われた背景は?

昨年度はやんちゃな子たちも多かったということなので、投稿者さんが住んでいる地域のカラーもあるのかもしれません。コメント欄のみんなの質問に答える形で、「数年前に荒れていた小学校で、外国籍の子も多いです」と教えてくれました。

『外国籍の子が多いということは、親に話が伝わりにくいのかもしれない。「家庭の判断で」「華美なものは控えて」という表現では伝わりにくいから、”禁止”になったんだよ』

『明確なルールがあるほうが指導しやすいのだと思う』

日本語の遠回しなニュアンスが伝わりにくかったり、文化の違う家庭もありそうです。その子がルールから外れていた場合、大人であれば相手の文化を想像したうえで納得もできますが、子どもは違います。その子を色眼鏡で見るようになるかもしれませんし、「あの子だけ、ずるい」と感じる場合もありそうです。

安心して勉強するために

まだまだ幼い小学1年生。明らかに「自分と違う」と感じる子の存在で気が散り、授業に集中しにくい可能性も考えられます。学校側は最初に強く広報しておくことで、安心して勉強できる環境を確保したいのでしょう。

『遠足などの行事やプールなどの前には、細かい規定がお知らせされる。年間を通して言われることを、一度にまとめた感じでは? 入学前にまとめて言われるとドキッとするけど、とくに厳しいことはないと思う』

多くのママが「どよめくほどの厳しさはない」と言っていることでもありますし、実際に通い出せば想像するほどの息苦しさは感じないのでは? 外国籍のお友達が多いということは、グローバルな視野が広がるチャンスがあるということでもあります。親子で小学校生活を、楽しみにしていてほしいです!

文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・加藤みちか

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
就学時健診での説明会で、どよめきが起きた