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子どもが小学校に入学するけれど、ママ友が1人もいない。不安になるママに先輩からのアドバイスは?

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ママ友は時にわずらわしい存在として語られることもありますが、いっぽうで子どもの入学など環境が変わるときには心強さをもたらしてくれる存在でもあるのかもしれません。ママスタコミュニティのあるママが就学前健診を機にナーバスになっているようです。こんな投稿を寄せてくれました。

『就学前健診の通知がきました。健診以外に、お話などありますか? 知り合いもいない、ママ友もいない……。さらに、私はコミュニケーションが苦手。就学前健診のことを考えるだけで心臓が痛いよ。ひとりポツンの歴史は長いから慣れているけれど、新しい環境が怖いよ……』

投稿者さんには小学校入学をひかえたお子さんがいるようです。にもかかわらず同じ小学校に上がる子どものいる知り合いやママ友がいないため、大きな不安に駆られていると言います。新しい環境の中ではわからないことに直面しがちで、助け合える人がいたほうが安心だと考えるのは当然のことかもしれませんね。とはいえコミュニティのママたちによれば、たくさんのママ友に囲まれているママばかりではなさそうですよ。

ママ友も知り合いもいないのは投稿者さんだけではない

『私も子どもが来年小学生になるけれど、ママ友はいないよ。今は保育園だけれど、時短保育だから誰とも会わなくて、以前働いてた職場の人しか話す人がいない。職場の人も部門が違うし、友達と言えるほど仲良しではないし。頑張ろうね!』

『大丈夫だよ。今後子どもが仲良くなった子のママさんと話す機会はある』

とくに保育園では、迎えの時間がもう夜目前である人も少なくなく、即帰宅となるためにママ友付き合いはほとんどないという人もいるはずです。筆者の子どもは幼稚園に通っていましたが、同じバス停(園バスの)を使うのは筆者たちだけ。そのせいで知り合いが出来ませんでした。そんなこともあって幼稚園の行事へ出かけても誰かと話す機会を見つけにくく、単独で行動していました。そうして知り合いと呼べる人がいない状態のまま子どもの小学校入学を迎えましたよ。

ママ友を作るコツはある?

気付けば子どもの友達の親と仲良くなっている、これが普通で楽

『子どもが友達と公園で遊ぶとなったとき、一緒に行ってそこで親と連絡先を交換したよ』

『幼稚園時代のママより新たに仲良くなったママ友の方が多い。子ども同士で公園で遊ぶ約束をしてきて、それに親もついて行って、そこでママ友になるパターンだった。子どもが帰宅してから遊べる近所のお友達を作れたら、多分親同士も仲良くなれると思う』

小学校に通うようになれば、子どもは徐々に友達との縁をつないでいくことでしょう。そこから派生して、親同士が連絡を取り合ったり顔見知りになったりする機会がめぐってくるものではないでしょうか。学校や自宅以外でも遊ぶことが増えてくるでしょうから、親も互いに連絡を取れるようにしておいた方が安心ということもあり、こういったパターンでママ友を作った経験を持つ人は少なくないはずです。

小学校でPTA役員を担うのも手

『うちも校区外幼稚園でひとりポツンで入学したよ。幼稚園の友達から、何かあったときに(知りたいことができたときのために)最初にPTAの委員をしたらいいと教えてもらって、そこで顔見知りを作った。学年上がるにつれて委員も仲間内でやろうという人が増えがちだから、最初にやった方がいいよと言われたよ』

『知り合いを作りたいなら、PTA役員をするといいと思います』

『私も学区外の幼稚園で入学時は1人だったけれど、地区班の係をしたら地域のことや子どもの顔を覚えられたからよかったよ』

当然ながらPTAの役員になれば、学年を超えて他のママたちとの交流が生まれます。PTAの役員は敬遠されがちですが、知り合いを作るという意味で有効ですし、くわえてそのときに学校で起こっていることを知りやすくなったり、学校で過ごす子どもの様子を目にするチャンスがあったり、メリットは少なくないのではないでしょうか。

たとえママ友がいなくてもそう困らないのでは……

『わからないことがあれば先生に聞けばいいし、プリントが配られるから、それを見れば問題ない。ママ友なんて必要性を感じたことはないよ』

『今年で中学を卒業するけれど、上の子のつながりではママ友はできなかったよ。けれど、何も困らなかった。下に2人の子どもがいてママ友もいるけれど、だからと言って会えば軽く話す程度で頼ったり頼られたりはない。ママ友なんていなくても全然困らないよ』

一方でママ友がいなくても問題なく過ごした、過ごしているという意見も見られました。ママ友はあくまで子どもを通してできる知り合いです。互いに何かとわが子への私的な思いが介在しやすく、情報がねじれて伝わりがちという面もあるということについては、知っておいた方がいいかもしれません。学校生活に関連する情報は学校とのやり取りから、病気や体に関する情報は専門機関から、塾通いや習い事に関する情報は塾や教室の先生から……が確かで安心です。

学校は親がママ友を作る場所ではない

『学校は子どもの場所。親は知り合いがいなくても関係なし。大丈夫』

子どもが小学校に入学すると、ママ自身の環境は一変します。子どもは意識が外の世界に向かうようになり、親からは見えないことが増えていきます。並行して親の不安も増えていき、つい誰かに頼りたくなるのです。けれども学校は子どもが学ぶ場所であり、ママがママ友を作る場所ではありません。子どもが快適に過ごすことができればそれがいちばん。ママはそれをサポートするだけです。仲良さそうにしているママ同士と行き会うとつい「私には知り合いがいない」と後ろ向きに考えてしまいがちですが、意識を向けるべきはやはり子どものこと。むしろ機会があれば先生とコミュニケーションを取ることに力を費やしたほうが有益かもしれません。あるいは学生時代の友人たちと、子育てとは無関係な会話をするほうがストレス発散になるのではないでしょうか。ママ友が自然にできればできたでさいわい、そうでなければ「なかなかご縁がないわねぇ」くらいに思っておくのがちょうどいいのかもしれません。親子ともども心身健やかにこれから始まる小学校生活を楽しいものにしていってくださいね!

文・こもも イラスト・はなめがね 編集・blackcat

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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