<手伝いウザい?>【後編】イライラしない「お手伝い」のコツはママが主導権を握ること!その方法とは
前回からの続き。5歳の息子さんがいる投稿者さんは、息子さんから「お手伝いする!」と言われる度にイライラしてしまうとママスタコミュニティに悩みを寄せてくれました。子どものためにはお手伝いをさせた方がいいとわかってはいるとのこと。しかしながらひとりでやるよりも倍以上の時間がかかってしまうことがもどかしく、次第にお手伝いを断るようになってしまった投稿者さん。それを受けたママスタコミュニティのママたちからは「時間に余裕があるときだけお願いすればOK」「子どもが手伝いやすいようなメニューを心がけてる」などといったアドバイスが集まりました。しかし大切なのは「子どものお手伝い」の主導権をママが握ることがコツのようで……?
お手伝いの「主導権」を握るとイライラしないかも?
『5歳娘も料理大好きでやりたがります。確かに急いでるときに急に言われるとイライラするし、「今日は急いでるからごめんね」とか断るときもある。だから大抵は「一緒に作る?」と早めに誘ったり、娘からもあらかじめ「今日はお手伝いしたい」って言ってもらったりして余裕をもって作りはじめます』
子どもにお手伝いができる日と、難しい日をしっかりと伝えることも勿論ですが、最初からお手伝いをしてもらう前提の心づもりをしているというママもいらっしゃいました! 子どもからの「お手伝いしたい!」で一番イライラしてしまうのは、ママが考えていた時間配分が崩れてしまう焦りが原因なのではないでしょうか。それならばもう「手伝ってもらう前提」で時間配分を考えておくことで、突発的な「お手伝いしたい」からのイライラを防ぐことができ、しかも「お手伝いをしたい」という子どもの好奇心も育めそうです。
『今日は何する? 混ぜ混ぜする?(炒める)ちょっきんする?(ハサミで切る)にぎにぎする?(握る)などどれかひとつにしました。料理を始める前に今日は何をするか聞き、混ぜ混ぜしたいと言えば「じゃー混ぜ混ぜするときになったら呼ぶから待っててね」って言うと遊んで待っててくれます』
お手伝いしたい内容も、子どもの好奇心に寄り添いすぎてしまうと、叶えてあげたい気持ちと、時間が足りない現実があります。子ども自身の実力との間でもどかしい想いを抱くこともあるでしょう。それならば「今日は〇〇をお手伝いして!」と、ママ自身が子どももお手伝いの主導権を握ることで、時間配分を崩されることもなく、子どもにも喜んでもらえそうです。ママからのナイスな提案ですね!
お手伝いをさせないままだと、こんな風になってしまうかも……?
『今、邪魔だからとか自分でやったほうが早いからとやらせないでいると、子どもが小学生中学生になっても何も出来ない、知らない子になる可能性もあるよ』
『やりたいと言えばやらせてる。面倒だけど。今やらせないと、小学生とかになっても手伝ってくれないよ?』
『私、何にもやらせなかったから、中学生の息子何にもできないもの。家庭科の皮むきのテストで、危なすぎて息子だけストップかけられたって。将来が心配だよ。子どもさんの将来のためにお手伝いさせてあげて』
確かに子どものお手伝いは、忍耐が必要になることもあるでしょう。「面倒くさいから」「時間がないから」と言って、何もやらせずにいると「お手伝いをしたい」という純粋な好奇心がいつしか薄れ、いざ手伝ってもらいたいときにはときすでに遅し……なんてこともあるのだそう。しかし……
『やらせませんでした! 危ないし、台所は立ち入り禁止でした。今は小学4年だから、ちょっと教えればだいたいは出来るし、朝御飯も自分で作り出した』
なんてコメントもあったので、こればっかりは子どもの性格にもよるところも大きいのでしょうか。そもそも子どもの「お手伝いしたい」は、「何を手伝ってもらった」ではなく「お手伝いの習慣をつけさせる」という点で、とても意義のあることなのかもしれませんね。
お手伝いを続けた子たち。今ではこんなこともできるようになりました!
面倒くさいながらも、子どもができることからコツコツお手伝いを積み上げてきた子どもたちは、こんなにもいろいろできるようになったというコメントです!
『今6歳で、私が横についてるけど、最初から最後まで1人で出来る料理も増えたよ』
『まだ教え始めて1年足らずだけど、7歳娘は衣つけて揚げ物したり、煮物も順番と調味料を指示したりすると作れるようになった』
『一番上が小2だけど、小さい頃からお手伝いをさせてきたから、今は1人でご飯を炊いて卵を焼いてお味噌汁を作れるし、今はテキパキ手伝ってくれるから助かるよ』
大人になればそのうち……と思う気持ちも間違ってはいないでしょう。しかし大人になっても「料理」が苦手な人がいることも事実です(苦笑)。何ごとも「慣れ」が大切であり、好奇心が勝るタイミングが一番吸収力が高いのではないでしょうか。
『今のうちから習慣化しておくと、大きくなったら戦力になってくれるかな~と企んでます』
いざお手伝いをして欲しいときに「お手伝い」と頭ごなしに言っても、もう遅いとママたち。今から習慣化させておくことで、成長したときにもお手伝いが当たり前になり、ものすごい即戦力になってくれるというコメントに、つい期待を抱いてしまうそうですね。
幼児からの「お手伝いしたい!」は確かに心から嬉しい言葉ではないかもしれません。しかしやらせないといつまでも覚えないし、興味がなくなったタイミングで何をどう教えようとしても、もう覚える気も失せてしまっていたら、ときすでに遅しになってしまいます。ママたちがお手伝いの主導権を握りながら、できることを、できるタイミングで教え続けることが、未来の自分への投資になるのかもしれないな……と感じた投稿でした。
文・渡辺多絵 編集・秋澄乃 イラスト・あい
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