【コラム:佐々木健介 いつだって家族がいちばん!】第7回 子どもを抱き締めてあげると、すごく気持ちが伝わるんです
ー父親という立場から、『子育て』の考えをお聞かせください。
僕はね、父親として子どもたちと接するときに「スキンシップ」を心がけているんです。
父親と子どものスキンシップはすごくいいことだと思っているんですよ。
ー実際、佐々木家ではどのようなスキンシップを取っているんですか?
わが家では、学校へ行くとき、帰ってきたときに必ずハグをするんです。
どこかに出かけるときもそうだなぁ。
「いってらっしゃい」「いってきます」「おかえり」「ただいま」の挨拶がハグなんですよ。
あとは、お風呂に一緒に入ることですね。
ー毎回、必ずハグをするんですか?
そうですよ! このハグはわが家にとってはすごく大切なことなんです。
まず、子どもたちがとても素直に育ってくれてるのは、このスキンシップのおかげだと感じていますから(笑)。
アメリカ的かもしれないけど、子どもを抱き締めてあげるとすごく気持ちが伝わるんです。
親の気持ちも子の気持ちもお互い伝わるから、そうするともっと愛してあげよう! 守ってあげよう! という気持ちになるんです。
ーハグで気持ちが伝わるというのは素晴らしいですね! でも、息子さん達が大きくなってきたら、嫌だと言われそうですよね?
言いそうでしょ? でも、中3の長男もするんだよ(笑)。
ちょっと前に「もういいよ!」なんて照れも入ったけど、「いいじゃないよ。大事なんだよ」と言って続けてる(笑)。
これはとても大事なことだからね。
ー中学3年生で家族をハグができる男の子は、反抗期がないかもしれませんね!
今、お兄ちゃんは思春期でもあるし、反抗期でもあるよ。どんなに素直に育ってくれても、男の子だから反抗期は避けて通れないよね。
でも、それが「かわいい反抗期」くらいのレベルなんだよ(笑)。
親と会話をしなくなったり、部屋に閉じこもったりするようなことはないから、それはハグのおかげだと僕は思ってる! ハグの持つパワーは偉大だよ!
ー反抗期も、親の愛情がたくさん伝わっていれば軽くなるんですね。
僕はそう思っています。
子どもに対して「君たちは大事な存在なんだよ」ということを言葉で伝えることも大切だけど、言葉より1回のハグが親の愛情をしっかり子どもに伝えてくれると思うんです。
愛情がきちんと伝わっていれば、親と話をしないような反抗期にはならないと思うんだよね。
ー愛情がたくさん伝わるハグやスキンシップでの子育ては、どのようにして生まれたのですか?
僕の子どものときはそういうのが全くなかったから……。
僕は、実はすごく愛情に飢えて育ったんです。
だから、それを反面教師にしてる部分がすごくあると思う。
こうやられたからこうするのではなく、こうされたからこそ、こうしてあげるという気持ちが大事だと思っていて。
子どものときに感じた寂しさっていうのは忘れられないんですよね。今でもあの頃の寂しさを思い出すことがあるんです。
だからこそ、自分の子どもにはそういう思いをさせたくない! という想いが、スキンシップやハグの子育てにつながったのかもしれないですね。
<奥さまにもお子さまにも愛情たっぷりの健介さんに、ユーザーから届いた質問をご紹介します!>
ー鬼嫁で知られている北斗晶さんですが、健介さんが「かわいい」と思うところはどこですか?
アメとムチの話と同じなんですが、やっぱり甘えてくれたときなどです(笑)。
先日も、僕がプレゼントしたワンピースを着てくれてるのを見て「かわいい!」と思ったし、胸がキュン! てなりました(笑)。
怒ると怖いけど、かわいいところもたくさんあるんですよ。
僕がプレゼントしたものを嬉しそうに身に着けてくれてるときは、「かわいいなぁ」「嬉しいなぁ」と思ってニヤニヤしちゃいますね(笑)。
次回もお楽しみに!
取材、文・上原かほり 撮影・chiai