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【コラム:佐々木健介 いつだって家族がいちばん!】第4回 陣痛に耐えている顔を見たら、もう奥さんには勝てないなと思いました

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ー奥さまと結婚して良かったなぁと思う瞬間て、どんなときですか?

やっぱり、ん~、なんていうんでしょ。
何か特別なことがあったりするわけではなく、ただ一緒にいてホッとできる瞬間に「結婚して良かったなぁ」と思うことが多いです。

生きてるといろんなことがあって、なんかうまくいかないなぁってときもあるでしょ? そんなとき、家に帰って、横にチャコが黙って座ってくれてると「良いなぁ」と思う。
すごく安心する。そういう気持ちを感じられることが、結婚の良さなんじゃないですかね。

ーそんな安心できる奥さまとの結婚生活3年目に、ご長男の健之介君が誕生されますが、最初に奥さまの妊娠がわかったときのお気持ちを聞かせてください。

健之介の妊娠がわかったときは、チャコがまだ普通に試合に出ているときだったんです。

彼女は試合に出ながら、女性の勘みたいなものが働いたんでしょうね。妊娠検査薬で検査をしたら妊娠していて「妊娠してるーーーー!!!」て、トイレから出てきたんです。
もうね、普通に試合に出てた時期だったので、喜びや嬉しさはもちろんあったんだけど、それよりなにより驚きが大きかったです。
「子どもは大丈夫なのか!?」ってなりましたね。
ー妊娠に気づくまで試合に出てらっしゃったなんて、すごいですね。それだとつわりとかも軽いほうだったんですか?

つわりはですね……。最初はひどかったんですが、ある時期から平気になりまして、そこからの食欲がもう凄かった!!
友達が遊びに来る度に、チャコが美味しいって言ったケーキをお土産に持ってくるんですよ。ホールで。それを毎回食べていたら、妊娠中に30kg太ったんです……。
ーえっ!? 30kgですか? それはお医者さんに怒られますよね??

そうなんです。「先生に怒られるから一緒に来て!」と病院に一緒に行ったことがあります。

でも、タンパクとかは出てなくて問題なかったんですよ。
「これは、産まれたら元に戻るんだろうか」と心配してたんですが、どんどん戻ったので良かった(笑)。

次男のときは、20kgちょっと増えたんですけど、本人的には「優秀!」と言っていました(笑)。
ー妊娠中の奥さまのことを、すごく優しくサポートしてらっしゃったんだろうなと思うのですが、どのようなサポートをされていましたか?

できることは全部やっていました。
家にいれるときは、全てのことを僕がやって、何もさせないようにしてましたね。
買い物に一緒に行ったり、2人でいる時間が多かったですよ。
ー全部ですか? 世の中の奥さまが聞いたら、羨ましくて旦那さんを突っつきたくなるお話ですね。では、もちろん立ち合い出産ですよね?

息子2人とも、立ち合ってます。
長男のときは、右手にデジカメ、左手にビデオを持って立ち合ったんです。
写真と動画、両方で産まれてくる瞬間を記録しようと思ったんだけど、実際産まれてきた瞬間は口が開いちゃって、ボーっとして写真は1枚も撮れませんでした(笑)。

実感が沸かないというか、茫然としてしまうんですよね。
産まれて、赤ちゃんが洗ってもらってるのを見ながら「俺の子なんだな。産まれたんだな」と自分のなかで確認してたらどんどん実感が沸いてきた感じでした。

洗ってもらった息子がチャコのところに来て初めて抱っこするんだけど、その後「家族の時間」で3人にしてもらえるんです。そのとき、すごく「父親になったこと」を実感しましたね。
次男のときは、その不思議な感情を経験しているから、ワクワクしながら立ち合いました。

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ーママになった奥さまに対して、最初になんと声をかけたんですか?

「ありがとう」ですね。
自分の子を産んでくれたという気持ちと、それまで大変な妊婦生活を送っているのもみているし、全てに対して無意識に「ありがとう」という言葉が自然に出ました。

陣痛に耐えている顔を見たら、もう奥さんには勝てないなと思いました。
出産前に父親学級に出て、陣痛が始まったらという講習を聞いたけど、習ったのと実際では全然違った。
女性って、本当にすごいですよ。
ー今回、佐々木健介さんに聞きたい質問をユーザーのみなさんから募集しました。
届いた質問の中のいくつかにお答えいただきましたのでご紹介します!

【健介・晶夫妻ならではの、夫婦間での決まり事や約束事はありますか?】

決まりごとがないのが、わが家の決まりですね。
家事や育児の担当分けをしたりしていないし、どっちかがやって当たり前みたいなルールを作らないんです。
お互いがお互いを見て、できる方がやればいい。

相手を見て、ちゃんと思っていれば、手を差し伸べるべきタイミングがわかる。
どちらかが体調が悪いときだってあるし、仕事が遅くなる日もあるじゃないですか。
でも、朝は子どもをきちんと学校へ送り出さなくてはいけないから、もし、チャコが疲れていたら僕が子どもたちを起こして送り出したりすることもある。
だから、ルールを作らないのがわが家のルールです。

 

次回は、積極的に育児に協力したという健介さんのお話を伺います。
お楽しみに。
取材、文・上原かほり 撮影・chiai

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