【コラム:佐々木健介 いつだって家族がいちばん!】第3回 新婚生活が始まった時よりも、今の方がずっと奥さんのことが好き
ー先日、18回目の結婚記念日をお祝いしているブログを拝見しました。ブログを見ているだけで、健介さんが奥さまのことを大好きなのが伝わってきました。毎年、結婚記念日はお祝いをするんですか?
もちろん! 記念日は毎年必ずやります。
僕は不器用なほうだから、何をしてあげたら喜ぶのかを一生懸命考えるんです。
プレゼントと言えば「花!」という僕だったんですが、今年はひねりをきかせて食べられる「フルーツのお花」を贈ったんです(笑)。
長く生活をしていると、毎日が当たり前になっていきますよね。それは当然のことなんだけど、「当たり前の日々を当たり前にしてはいけないな」と思うんです。
だからこそ、記念日や特別な日は、相手のことを考えて日常よりちょっと特別にしたいなと思ってます。
ー健介さんがブログに、「どんどん好き度が増してくるんだよ~」と書いてらっしゃるのを見て、感動しました。毎年好き度が増していく秘訣ってなんですか?
秘訣ですか? (笑)。なんだろう……一緒にいる時間が増えていくほど、相手のことがどんどん大事になったり、好きになったりするのに秘訣ってないと思うんですよ。
だって、一緒にいたら新しい発見がたくさんあって、気持ちが膨らんでいくもんじゃないですか?
結婚をして、新婚生活が始まったときよりも、今の方がずっと奥さんのことが好きという気持ちが大きい。これは確かです(笑)。
ーでは、その新婚生活のことをお聞きします。奥さまはいつから「鬼嫁」になられたのですか?
えっとですね……これは、ほんと冗談でもなんでもなくて、僕、結婚してから彼女のレスラーとしての愛称が「デンジャラス・クイーン」だということを知ったんですよ(笑)。
女子プロレスラーだということは、もちろん知ってたけど、その呼び方は知らなかった。
ある日、プロレス雑誌を見てたら竹刀を持った奥さんが血だらけで戦ってる写真が出てて固まっちゃったんです。
婚姻届を提出するまでは、怖い要素なんて1つもなかったのに、届けを出して日が過ぎていくにつれて、1日に1回くらい「あれ?」と思うことがあって、それがだんだん「あれ? あれ? あれ?」みたいに(笑)。
なので、いつからというより、気づいたら「鬼嫁だった」というほうが正しいかもしれません(笑)。
ー結婚後、「あれ?」と思い始めた時って、どんな気持ちだったんですか?
結婚前は優しかったし、「今後ご飯作りに行って良いですか?」なんて、かわいいことを言ってたのに、結婚後どんどん変わっていったから、最初は「結婚て怖いな」と思ってました(笑)。
こんなこと言ったら怒られちゃうかな……。でも、それはその当時の気持ちです。
それから、一緒に生活していくなかで、どんどん彼女の優しさも見えてくるんですよ。
最初は怖さにびっくりしたけど、ちゃんとその怖さの後ろには大きな優しさがあることを知っていった感じです。
ー結婚後、1番最初に「怖い!」と思った奥さまのことって覚えていますか?
まだ結婚したばかりの頃、お互いに試合があった日があって、チャコが先に帰って、僕が後から帰って玄関のピンポンを押したら、チャコが“北斗晶”のメイクのまんま包丁持って「おかえり」と出てきたことがあったんです(笑)。それはさすがにビビりました(笑)。
「デンジャラス・クイーン」が包丁を持って玄関から出てきたんですよ! 「殺される!」と思いました(笑)。
ーそれは、さすがに怖いですね(笑)。では、初めての夫婦喧嘩って覚えてますか?
1番最初にした夫婦喧嘩は、おかずの取り合いですね(笑)。
その頃はまだ1つのお皿におかずをドンと入れて2人で食べてたんです。
それで僕が何も考えずバクバク食べていたら、チャコが食べる分がなくなっちゃってて、「私の分は!?」と怒られてケンカをしたんです。
それからうちの夕飯は1人分ずつお皿に分けて並ぶようになりました(笑)。
ー今でも夫婦喧嘩をすることってありますか? 新婚当初と比べて夫婦喧嘩の内容に違いがありますか?
最初の頃は、ケンカというよりも言い合いをすることが多かったです。
まだその頃は僕のなかにも「俺は男だぞ!」とか、福岡の生まれなので九州男児の気質が残っていたから、何か言われても言い返そうとしてたんですよね。
でも、そうするとその何倍にもなって返ってきて、口では勝てないんですよ。
もうね。機関銃で全身打ち抜かれたくらいの衝撃を受けて、落ち込むんです(笑)。
それでどんどん学習して「言い返しても勝てないんだぞ。男だぞ! という思いや九州男児の気質なんて忘れよう!」って(笑)。
でも、今はもうケンカはしないですね。
お互いにばーっと言い合うことはあるんだけど、お互いの顔を見て笑っちゃうんですよ。
「ばっかじゃねーの!」ってチャコが言いながら笑うから、僕も笑っちゃう。それで終わり。
ケンカなのか、コミュニケーションなのかわからない感じです。
もし、ケンカをしてもその日のうちに終わるから、持ち越すようなこともないんです。
ケンカをしながら、お互いが笑いだしてしまうなんて、絆の深さを感じるお話ですね。
次回は、健介さんがパパになったときのお話をお聞きします。
お楽しみに!
取材、文・上原かほり 撮影・chiai
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