【コラム:佐々木健介 いつだって家族がいちばん!】死ぬまで奥さんと離れることはないと思ってるんです
ー子育てをしていくなかで、奥さまと意見が対立することはありますか?
全然ないです! 子育てについてケンカしたり、言い合いするようなことはないですね。
お互いの意見が合っていると思います。
ー子育てをしていくなかで、健介さんが育児本を読んだことはありますか?
ないです。本は読まずに、全て自分の考え、感覚でやってきましたね。
立ち合い出産をする前に、父親学級には出たんですよ(笑)。
でも、いろいろ教えてもらったのに、いざ立ち合ったら全然その通りじゃなくて戸惑っちゃった(笑)。
子育てって、本や教科書通りにはいかないから、自分の感覚でやるほうが僕には合ってると思うんですよね。
ー親になったことで夫婦の関係が変化したことってありますか?
変化……どうなんだろう。もちろん、夫婦2人のときと比べると生活の全てが変わったし「奥さん」だったのが「ママ」にもなるわけだから、変化はしてるんでしょうね(笑)。
でも、「子どもができたからこんな風に変わった」ということは特になくて、どんどん“家族”になってきたなぁという気持ちはあります。
ー“夫婦”から“家族”への変化を1番感じたときはどんなときですか?
人生って、本当にいろんなことがあるじゃないですか。
僕たち夫婦にもいろんなことがあったんですよ。
仕事がなくて、お金もなくて、タンスのなかの小銭を探すようなときがあったんです。
そんなとき、チャコが「なんとかなるさ!」って笑ってくれたんですよ。
普通だったら、「なんでこんな生活なの?」とか怒られるような状況なのに、笑ってくれたんです。
その頃は僕にとってはまさにどん底だったんだけど、その状況を笑いながら「なんとかなるさ!」と言ってくれたときに、「あぁ、僕たちは家族になったなぁ」と感じましたね。
そう言ってくれる気持ちに応えなくちゃいけないなぁと強く思ったんです。そんな彼女の存在が、僕が頑張る原動力ですね。
ーどん底で笑える奥さま、すごいですね。支え合っているご夫婦のイメージがあるのは、そういうような、乗り越えてきたことがあるからなのでしょうか?
僕ね、初めて会った瞬間に「あ、この人と結婚する」って思ったときから、死ぬまで奥さんと離れることはないと思ってるんです。
だから、どんなことがあっても2人で一緒に乗り越えていきたいと思ってるし、そのためには全力を尽くします!
ー<ではここで、ユーザーから届いた健介さんへの質問を2つご紹介します。>
奥さまは鬼嫁で有名な北斗晶さんですが、男としてこれだけは譲れない! というものはありますか? 奥さまに逆らってでも貫くものはありますか?
譲れないものですかぁ……特にないんですよねぇ(笑)。
逆に、「何か趣味を作りなよ」と言われるんです。
僕の趣味は家族といることだから、自分だけで何かをやりたいと思うことがなくて、時間があるなら家族と一緒にいたいという気持ちが大きいんですよね。
僕にとって幸せな時間は家族と過ごす時間だから、長男がまだ小さい頃なんかは、僕の腕に長男が腕枕、長男の腕に二男が腕枕して寝転びながらテレビを見たりしてたんです。
さすがに長男が大きくなってからはそういうことは減ったけど(笑)。
家族と過ごす! その時間が1番好きなんです。
だから、チャコに逆らってでも譲れないものというのはないんですねぇ。
強いていうなら、息子たちとの時間を邪魔しないでっていうくらいです(笑)。
邪魔されることもないんですけどね(笑)。
ー奥さまの北斗晶さんは、一見健介さんに厳しそうですが、健介さん目線で北斗晶さんのアメとムチを聞きたいです。
ん~、そうですねぇ。ムチムチムチムチムチムチムチ……アメ。って感じですね(笑)。
ほんとにたま~にのアメですよ(笑)。
たまに甘えてきたりすると嬉しくなるし、僕は、キュンてなるんですよねぇ。
ずっと厳しいだけでは無理でしょ!? (笑)。
普段、怖いと思うときはいっぱいあるんですけど(笑)。
でも、結婚して19年目になったからわかるけど、「怖い」の裏に「優しさ」があるのが分かってるから、理解できるんです。
裏に隠れた優しさが見えるからこそ、日頃の厳しい言葉も受け止められるんですよ。
次回もお楽しみに!
取材、文・上原かほり 撮影・chiai