<知育系シリーズ本3選>科学や社会を学べる!小学校低学年から中学年向けプレゼントにおすすめの本
小学生になると読み聞かせてもらう絵本から、自分で読む本へと変わっていきますよね。まだ文字数の多い本を読むことが難しい小学校低学年から中学年の読書初心者の子どもたち。特に1年生は自分で文章を理解しながらスラスラと読むことが難しいでしょう。また、少しずつ読書に慣れてきた小学2年生から3年生の子どもたちでも、文字ばかりの長い文章を読むには相当の集中力が必要になるので、選ぶ本を迷いますよね。そこで筆者の子どもが小学1年生から3年生の間に、学校でも面白いと人気で頻繁に借りてきた3つのシリーズ本をご紹介したいと思います。3シリーズとも知育系の書籍ですので読みながら学習にもなり、プレゼントとしてもおすすめです。
1.「科学漫画サバイバル」シリーズ(朝日新聞出版)
ようやく本を自分で読めるようになる小学校入学前後の子どもには、絵が多い漫画ベースの本がおすすめ。文字数が少なく、絵本やアニメ感覚で手に取って読んでみたくなるでしょう。この科学漫画サバイバルシリーズは、シリーズ累計1200万部(2022年12月時点)を突破している小学生に人気の本。「科学」というと一見難しそうですが、子どもにとって身近な題材をベースにして主人公と仲間たちが問題に向かっていく様子が描かれています。1年生でも分かりやすい生き物をテーマにしたものや、天候や自然災害をテーマにしたもの、身近な社会問題や環境問題を取り扱ったテーマなどさまざまありますが、どれも低学年の子どもでも楽しく読むことができるように工夫されています。
2021年12月には12万人が選んだシリーズベスト10が発表されました。第1位に『新型ウイルスのサバイバル』が選ばれています。
2.「ドラえもん社会ワールド・科学ワールド・探求ワールド」シリーズ(小学館)
小学1、2年生での「生活」という科目は3年生になると「社会」と「理科」になります。このドラえもんのシリーズは、初めて学ぶ「社会」と「理科」に興味を持ってもらうためにもおすすめです。社会や科学についての解説記事ページと漫画ページに分かれていますが、どのテーマも漫画から始まるので、面白おかしく読み進めながら追求していくことができます。
筆者の子どもは3種類の「科学」「探求」「社会」ワールドシリーズの中でも「社会ワールド」を好んで読んでいます。お金・情報・産業・国際社会のことなど、難しい題材ですが「ドラえもん」のおかげで身近な問題として頭の片隅に入れているようです。低学年には解説部分が難しく漫画部分だけしか読まなくても、中学年くらいで理解度が上がると新たな発見や気づきが生まれてくるでしょう。興味のある分野を子どもに選ばせてみるのはいかがでしょうか。
本を読むことに少し慣れてきたらおすすめしたいシリーズがこちら。特に推理や実験など科学に興味のある子どもにおすすめです。天才少年の主人公が事件を解決していくお話ですが、事件編と解決編に分かれているので、ドキドキワクワクしながら登場人物と一緒に事件解決の糸口を見つけたり、推理したりすることができます。タイトルのとおり科学知識が事件解決のカギとなるので、重要な部分には解説図があり、理科を学びつつ楽しく読んでいくことができる本です。漫画ベースではなく、文字が多くなるので小学校入学前後の子どもには難しいですが、読書に慣れてきたら低学年でも十分読むことができるでしょう。
筆者の子どもの学校で行われている、年に1回おすすめの書籍を1冊みんなに紹介して1位を決めるイベントでは、2年生部門で上位4作品がこの科学探偵シリーズに。それほど男女問わず人気だったようです。2022年11月に新刊が発売されましたが、まだ前編のため、後編の発売をわが子も楽しみにしています。
文・ゆかりんご 編集・横内みか
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