<夏休みの宿題>【後編】内緒の手伝い。実はここまで親が手を染めていました!でも理由があって……?
前回からの続き。「子どもの夏休みの宿題って、半分は親の宿題じゃない?」という、夏休みのママたちの心の叫びを代弁してくれたかのような投稿がありました。ママスタコミュニティに集まったママたちからは「分かる!」と共感が続々。とくに「低学年の子どもたちが、自由研究や読書感想文などの課題をひとりでこなすのは無理がある」とママたち。けれど「宿題を親が手伝う」ことについては、さまざまな意見がありました。
子どもの宿題、実は「ココまで」手伝っちゃいました
『小2だけれど私が楽しんじゃって、超上手にできあがっちゃったからどうしようかと思ってたよ(笑)』
『はい。今日2人分の作文書き終えました。多分、賞とると思う』
『ママ友の子が読書感想文で受賞していて、後日褒めたら、文はママが作ったとあっさり暴露してて笑った』
『結局、絵日記の文章も全文私が考えたことを書いて終わり。こんなの、なんの意味があるの?』
とくに文章系の宿題は、ついつい親の方が熱が入ってしまい子どものレベル以上のものができあがってしまった……なんてことも。「子どもは最後の清書だけ」というコメントもあり、読書感想文などの宿題の裏事情を垣間見てしまった気がします。できれば子ども自身の力で最後まで書き上げて欲しいと思ってはいるものの、なかなか進まない宿題にしびれを切らして、つい隣でいろいろ口を出したくなる気持ちも分かります~!
反論!ひとりでやるから「宿題」の意味があるのでは?
一方で、親が手伝う「宿題」に意味はないというママたちのコメントもありました。
『全部子どもがやり遂げることが宿題でしょ。分からないことは親に聞いて親が答える。答えると言っても正解を教えるのではなく、ヒントを与え考える力を持たせる。時には一緒になって考えたり、手本を見せたり。こういうやり方もいいよ! とアドバイスもする』
基本子どもを主体として、あくまでも親はその「サポート」役に徹するべきだというコメントは、ごもっともですね。子どもが主体となるからこそ、失敗でも成功でも、その先にある「学び」を手にすることができるのでしょう。しかし「どうせやるなら、しっかりとした物をやらせたい」という想いが、ついつい手厚いサポートに繋がってしまうオヤゴコロも分からなくはありません。
『自由研究なんて、その子のレベルややりたいことに合わせて選ばせたらよくない? 別に親が手伝わなくていいのに。全部「ちゃんと」してあげようと思うから大変なんだよ』
『子どもらしさでいいのに、変に完璧求めて仕上げようとするから、親が手伝わなきゃってなるんじゃないの?』
「その子以上のもの」を求めているから、手厚いサポートが必要になってくるのでは? というコメントにもなるほどですね。「その子その子のレベルに合ったものを一緒に選んで、出来が良くても悪くても、子ども自身が頑張った「ありのまま」で提出させればよいだけ。親がプレッシャーを感じるものではない」とコメントをくれたママもいました。
いろいろな子がいる!だから一概に「甘やかし過ぎ」なわけではない
『子どもによる。上の子は夏休み始まって一週間でほぼ終わらせるけど、下の子は口うるさく言わないとやらない』
『下の子は小6だけど、不器用で遅いから親のフォローが必須』
『私もぐったりです。子どもたちは1人1人出来の良い子、悪い子、いろいろいる。子どもたち全てが1人で何でもできるわけないって思う』
『宿題を自分でする子と自分でしない子が世の中には存在する。親が手伝うからといって甘やかしとかいう問題でもない。親が悪いわけでも子が悪いわけでもない』
ママたちからは「現実にはひとりで宿題が進められない子もいる」というコメントも多く見受けられました。何でもテキパキひとりで進められる子もいれば、誰かのサポートがあってやっと成立する子もいます。「親のサポート」=「甘やかし」や「過保護」といった見方は、必ずしも当てはまらないのではないでしょうか。「夏休みの宿題のサポートをするか否か」よりも、「その子にあったサポートをする」が一番適した言い方なのかもしれませんね。
今まで親が手伝ってきた子どもたちの未来
『今まで全部手伝ってきたけど、小6になったら全部自分でできるようになってた。親は材料の準備をしただけ』
『小3までは自由研究手伝ってたけど、小4からは自分でやるようになったよ』
『私は小4からほとんど手伝っていない。必要なものを買いに行くのとアドバイス(口頭)くらい。自分で考えて計画を立ててやることが大事だと思うから』
いつかその「サポート」も不要になる日がくるのだそう。高学年くらいが自立へのタイミングのようですが、それも個人差はあるでしょう。
思い返せば、手取り足取りお世話を必要としていた幼少期。「この時間はいつまで続くんだろう」と思っていたベッタリの時間を経て、子どもたちはいつの間にか「自分のことを自分でできる」ようになっていきました。子どもに手がかかる時間が長いと、つい「早くひとりでできるようになって!」と思いがちですが、過ぎてしまえば「あっという間」。夏休みの宿題に関しても同じなのかもしれません。
『こうするんだよって教えると子どもはやり方を覚えて、学校で新聞作るときも、図工の時間も上手にできるようになるよ。それは子どもにとって大きな財産になると思う』
必要なところだけをサポートしてもらった宿題でも、手取り足取りサポートしてもらった宿題でも、ほとんど親が仕上げた宿題でも(笑)。「こういうときは、こうしたらいいんだ」「次にやるときは、自分でこんな風にやってみよう」など、子どもなりの何か「学び」があれば、いつかそれが生かされる日がくると信じたいですね。
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