<嫌いな義両親の介護>家族には頼れない。夫抜きで同居!ひとり義実家に住み介護……【第3話まんが】
前回からの続き。数年前のエピソードです。結婚以来、私を見下してきた義両親が、介護が必要な状態になりました。正直介護はしたくなかったのですが、義両親の悲惨な状況を目の当たりにして愕然。「放っておくなんてことできない。そんな人間にはなりたくない」と、介護をする決意をしたのです。
義両親そろって施設に入り、介護のプロにお世話をしてもらうのが理想的でしょう。しかし希望する施設はなかなか空きがありません。かといって義両親にも私たち夫婦にも、金銭的に余裕がありません。わが家の子どもたちは大学生2人、手はかかりませんがお金はかかります。しかし勤務先に「パートの時間を大幅に減らしてほしい」とお願いしたら、「だったら辞めてくれ」と言われたのです。それを聞いた夫が(経済的理由から)パートを辞めることに反対したのです。これに子どもたちの反応は――。
夫は一度週末に泊まりに行くことに。
夫は「夜中に何度もおふくろに起こされて、ゆっくり寝られない! 体がもたない!」とギブアップ。「年寄りを甘やかしちゃいけない。何とかするだろ」と義実家に行かなくなってしまいました。
それからは私が義実家のお世話を一手に引き受けることに。毎日の食事の世話、ゴミ出しや掃除、病院への付き添い、さまざまな手続きなど、やることはいくらでもあります。体が大きい義父の入浴介助など、私ひとりでは難しいことはホームヘルパーさんにも手伝ってもらうようにしました。
しかし夜中にひとりでトイレに行こうとした義母が転んだり、義父に徘徊の兆候が出てきたため、夜間も誰かが泊まり込む必要性が出てきたのです。
ちょうど世間では感染症が再拡大。夫や子どもたちは仕事やバイトで人と接することが多い状況です。義両親に感染症がうつるのを防ぐために、私ひとりが義実家で同居することになりました。
娘と息子がこれを機にとてもしっかりしてくれて、家事を担ってくれます。娘は「何もできないお父さんを鍛えなおす!」なんて息巻いています。
いろいろと思うところはありますが、子どもたちが協力してくれるのが救いです。私には偉そうな夫ですが、娘にはめっぽう弱いので、これを機に少しは変わってくれるかもしれません。そう期待しながら、この別居生活を乗り切ろうと考えるのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・千永美 作画・Ponko 編集・秋澄乃