<将来恥をかきそう>【後編】「ちゃんと挨拶した?」親が子どもにそう聞く理由は?何歳まで言う?
前回からの続き。「まだ小さな子どもに挨拶を教えたほうがいいか?」と悩む今回の相談者さん。「さっきちゃんと挨拶したの?」などと細かいことを確認しなくても、自然と覚えていってくれるものなのかもしれない……と思案しているそうです。けれど多くのママさんたちは、挨拶の大切さを習慣づけるためにも、早くから子どもに教えていたと回答してくれました。
お邪魔します、ありがとうなども挨拶!確認をしているママたち
挨拶とは当然のことながら、「おはよう」「さようなら」だけではありません。友達のおうちにお邪魔するときには「お邪魔します」、そして何かをしてもらったときには「ありがとう」。そのときどきで必要になってくる人間関係を築くうえでのマナーを、ママさんたちは小さい頃から学ばせているようですよ。
『子どもにお友達の家に行くときにはいつも、ちゃんとお邪魔しますを言って、靴を揃えて、挨拶をするようには言っている。初めての家なら、名前も言うようにしている。小さいうちは素直に言うことを聞いてくれるし、うちに遊びに来る子もちゃんと礼儀正しい』
『挨拶やお礼、友達の家にお邪魔したらお邪魔しますや靴を揃えたかなど、いろいろ聞く。中学生になっても聞いてしまう』
たとえば靴を脱いだらそろえる、お友達の家の冷蔵庫はのどが渇いても開けないなど、大人ならば当たり前にわかることも子どもにはわかりません。すぐ遊びに夢中になってしまえば大人が勝手に靴を揃える、のどが渇いたと言えば大人が飲み物を用意してくれる、大人が動くばかりで教えていなければ、子どもに学ぶ機会などありませんよね。さらに言えばこういったものは見て覚えるのも難しく、理由を理解できない幼いうちは、特に言い聞かせて確認していくしかないのかもしれません。
挨拶はマナー。そして相手に好印象を与えるからこそしっかり学ばせたい親心
本人はすごく良い子でも、「お邪魔します」が言えずに勝手に家に入ってしまったら、他人に不快感を与えてしまうこともあります。「ありがとう」も、口に出して言えたほうが、相手も嬉しい気持ちが勝りますよね。
『通学路の旗振りをしていると本当に感じることが多いよ。積極的に自分から挨拶してくる子、こちらが言うと何となく返してくる子、無視する子……。やっぱり印象に残るのは挨拶する子だし明るくみえて空気感が違って見える。親がしっかりしているんだろうなって素直に毎回感じている』
マナーや挨拶をしている大人を見て、自然と覚える子ももちろんいるでしょうけれど、何度も言い聞かせて確認することで覚える子どももいます。ママさんたちが挨拶やマナーを生きるうえで重要視しているのであれば、何度も「挨拶をしなさい」と口にして、何度も「お礼は言えた?」などと確認してあげるのも大事なことなのかもしれませんね。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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