<見捨てられる不安>【前編】小学2年生、登校時に友達に置いていかれる。相手の親に言う?言わない?
幼稚園や保育園は、保護者が園やバス停まで子どもを送り迎えしていましたよね。けれど小学生になると、ひとりや子ども同士で学校まで歩かなければなりません。子どもも、「いつもいてくれた親がいない」と不安を感じているのかもしれませんが、親も親で大事なわが子が「道に迷わないか」「事故に合わないか」「不審者に遭遇しないか」などと不安がつきないことでしょう。
今回の相談者さんの娘さんは小学2年生。登校班のない学区らしく、ママ友同士で「子どもたちの登校を一緒にさせよう」と約束したようですが、最近どうやら相談者さんの娘さんは置いてけぼりをくらっているようです。
『登校が一人ぼっちらしい。どうしたら良いかな。小2の娘です。登校班はありません。そのため幼稚園時代からの友達と、親同士で約束して一緒に行かせています。でも、ここ最近ずっと、1分くらい一緒に歩いたら、走って行っちゃって置いていかれるみたい。今日うしろから見ていたら、一緒に行っている友達の友達の3年生くらいの子が来て、2人で歩きだしてそのうしろをうちの子が歩く感じになっちゃっていた。一緒に約束している友達の子や親に、何か言っても良いのかな? 言わないほうが良いのかな?』
離れた位置を歩いていては、“一緒に登校”の意味がありません。それにきっと、相談者さんのお子さんも仲間外れにされて悲しい気持ちになっているはず。親としては、「なんとかしてあげたい」と思うものなのではないでしょうか。
子どもの行動に制限はできないから「自分なら言わない」が多数
相談者さんはママ友に連絡をすることで、そのお子さんに注意をしてもらいたかったようですが、ママスタコミュニティに集まったママさんたちからストップの声がはいりました。
『友達の行動には、流石に口出さないかな。ほら、自分たちが子どもの頃もそういう経験ない?』
『相手親に言われても、「そうなんだ~ごめんね。でも子どものことだから……」って言うと思う』
小学2年生ともなると、「自分の友達は自分で選びたい」と思うもの。相手のお子さんが相談者さんのお子さんを、“親に言われた友達”だと感じているのならば、朝一緒に登校することすら煩わしく思っているのかもしれません。
今の友達にすがってもしょうがない!親子で解決策を考えるのも手
相談者さんは、もしも自身の子どもがお友達を置いていく側だとしたら、このように諭すといいます。
『私は人を置いていくのは意地悪な気がしちゃうから、私なら子どもには「それは人を傷付けるからしちゃダメだよ」って言うなー』
そのためママ友さんに連絡をすれば同じように諭してくれると思っていたようですが、人はそれぞれに価値観が違います。相談者さんのように子どもを諭す場合もあれば、子どもの意思を尊重したいと考える価値観をもつママさんもいます。そしてそのどちらも、必ずしも正解になるとは言えないのです。
『経験から言うと、親同士で何か注意しあっても、結局見えないところで同じように繰り返すから、別々に行ったほうが早く新しい友達も見つかるしいいと思うよ』
『うちの子も入学と同時に引っ越して、知り合いがいなかったから、1人で行っている。クラス内に友達はできたし、一緒に帰る子(家の方向で、短い距離だけど)はいるから気にしてない。下手に家が近いからって、その子に執着してもいいことはないよ』
人を変えるよりも、自分でできることやお子さんができることを考えたほうがいいのではないでしょうか。自分たちで行動するなら、次の展開へ進む可能性が高いでしょう。置いていかれている状況が続いたとしても、相談者さんのお子さんはお友達と一緒に行くことを希望するのか、まずは相談してみることも大切です。1人で登校することが怖いというのなら、親に何かできることはあるかなど、お子さんと一緒に考えてみると良い解決策が浮かびそうですね。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・ももいろななえ
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