【コラム:くわばたりえ 干し野菜ってこんなに美味しいん?! 】第1回 試してびっくり!干し野菜パワー
現在、第2子妊娠中のくわばたりえさん。
ご長男出産後は、子育ての日々をブログで綴り、多くのママさん達から支持されるママさん芸人として大活躍です。
そんなくわばたさんは、育児と子育ての中でお子さんに対しての“食育”に興味を持たれました。
そんななかでも、くわばたさんが今最も興味があるという「干し野菜」
「もっと干し野菜について知りたい!」というくわばたさんの想いから、野菜のスペシャリストであるベジターレ主宰、べジデザイナーの向後さんとくわばたさんの対談が実現しました。
対談後は、干し野菜を使った美味しいレシピにくわばたさんが挑戦! した模様をお届けします。
(くわばたさん)
今日は、干し野菜のことをたくさん教えてもらえるということで楽しみにしてきました。
よろしくお願いします。
(向後さん)
こちらこそ、よろしくお願いします。
“食育”に興味を持たれた中で、「干し野菜」に注目されたのは、どうしてですか?
(くわばたさん)
1番最初の出会いは、結婚前のダイエットをしていたときなんです。
栄養士の先生に簡単なダイエットレシピとしてひじきを水でもどしてポン酢かけて食べるのと、切り干し大根をだし汁であえて、おしんこみたいにして食べるというのを教えてもらって食べるようになったのがきっかけです。
(向後さん)
切り干し大根をおしんこ風にするレシピは、すごく美味しいですよね!
(くわばたさん)
そうなんです! それがすごく美味しくて、それからスーパーに行く度に、ひじきや切り干し大根を買うようになったんです。
でも、他にレシピを知らないので、同じメニューばかりで食べていたんですよ(笑)。
そんな中、旦那の実家で野菜をたくさん作ってるんですけど、お義母さんがその野菜を使った半生しいたけや切り干し大根を作って送ってくれたんです。
(向後さん)
その半生という状態が、自宅で作る干し野菜の醍醐味なんです。
その状態では市販されていないんですが、実は半生が1番美味しい状態なんですよ。
(くわばたさん)
そうなんです! その半生しいたけをお鍋に入れて食べてみたんですよ。
そしたら、信じられないくらいお鍋が美味しくなったんです。
「何これ!」って、声が出てしまうほど、いつものお鍋とは全然違ってびっくりしたんですよ!
半生しいたけを入れただけなのに(笑)。
(向後さん)
お野菜を干すと、その野菜が持っている旨味を最大限に引き出すことができるんです。
市販の干し野菜は、完全ドライになった状態の物が多いですが、半生、つまりセミドライという状態にすることによって、今まで食べていた野菜とは全く違う美味しさを感じることができるんですよ。
(くわばたさん)
やっぱりそうなんですね。実は、その半生しいたけを知ったタイミングで、「干し野菜特集」をする番組に出演したんですよ。
その番組の中で、干したにんじんを天ぷらにして食べたら、これがまた信じられないくらい美味しかったんです。
(向後さん)
干し野菜は、揚げ物にもすごく適しているんですよ。
干し野菜を使うと、お家で作っても料亭のような天ぷらを作れるんですよ。水分がないから油はねもなくカラっと揚げられるし、炒めものも余分な水分が出ないのでベチャっとせずプロのようにシャキっとするんです。
(くわばたさん)
やっぱりそうなんや~。干し野菜って、切り干し大根とかひじきくらいしか売ってないし、知らないじゃないですか?
私はたまたまそういうタイミングがあって、その美味しさを知って、もっと知りたい! という気持ちになったけど、向後さんはどうして干し野菜に出会ったんですか?
(向後さん)
実は私、元々は今と真逆の生活をしていたんですよ。食生活も人に言えないくらいひどかったんです。徹夜続きで働いたりしていた時期に妊娠をしたら、つわりが本当にひどくてつらかったんです。
どうしてこんなにつわりがひどいんだろうと思って、いろいろ調べたら、食生活がすごく関係するということを知って、食生活を反省したんです。
結局、つわりは産むまで続いたくらいひどかったから(笑)。
(くわばたさん)
産むまでつわり!? それはきつい~!
食生活がつわりに影響するんですね~。それもまたびっくり!
(向後さん)
長女が産まれてからは、そういう反省を活かして食生活を180度見直したんです。
娘が2歳くらいになった頃、ベランダで野菜を育て始めたんです。そしたら、娘がすごく興味を持ってお水をあげたりするようになって、自分で育てた野菜だから、ちゃんと食べてくれるようになったんです。
そういうのを見ていて、野菜の奥の深さを勉強して干し野菜にも興味を持ったんです。
(くわばたさん)
そうなんやぁ。干し野菜って奥が深そうですよね。
(向後さん)
昔ながらの保存食の知恵なので、本当に奥が深いです。
昔の人は、たくさん収穫できた物はそのまま生の状態で保存できないから、塩漬けにしたり、砂糖につけたりする保存方法の1つとして「干す」というのが生まれたんですね。
(くわばたさん)
昔からある物なのに、どうして今また注目されてるんですか?
(向後さん)
冷蔵庫に少し残ってしまった野菜を使い切ることって、意外とできなかったりするじゃないですか?
その残った野菜を自宅で簡単に干して、新たな食材に生まれ変わらせるということが、昔ながらのおばあちゃんたちが受け継いできた知恵として見直されています。
また、干し野菜を作る過程で、野菜の変化をみるのも面白いですし、何より野菜に愛着がわいてくるものです。
(くわばたさん)
買ってきた野菜を使い切れて、さらに美味しく食べられるなんて、絶対覚えたほうが良いですよね!
今回は、干し野菜の作り方から、そのレシピまで教えてもらえるということなので、楽しみにしています!
(向後さん)
覚えたら、明日からでも始められる干し野菜の作り方、レシピをご紹介するので、ぜひみなさんにも覚えていただきたいです。
向後 容代(こうごひろよ)
ベジターレ主宰。野菜を通じて日本の美味しいやこだわりを広めるベジターレ。黄金に輝くトマトジュースや野菜のブーケ、とれたて野菜と果実の生ジェラートなど、価値ある野菜を素敵なギフトに仕立てたベジギフトが大人気。野菜を楽しく育て、楽しく食し、野菜の持つビタミンカラーを観て元気になれる「楽育食観(RISM)」を伝えるベジデザイナーとして活動中。6歳、3歳の2児の母。
■ベジターレ公式WEB:http://vegetare.jp/
今回はくわばたりえさんが知りたい「干し野菜」についてを全8回の連載でお届けしていきます。
次回もお楽しみに!
取材、文・上原かほり 撮影・chiai
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