<同居と介護問題>まさかの救世主現る……!アドバイスと援助をくれた義妹に感謝!【後編まんが】
前回からの続き。数年前の話です。わが家がマイホームの購入を考えていたところ、義両親から「家を建て替えかリフォームしたいから、資金を援助して欲しい」と連絡がありました。義父の介護の問題もあり、夫は「建て替え同居」を私に提案。私は同居を回避したいのですが、実際待ったなしの状況です。疎遠にしていた義弟に夫が連絡すると、予想通り今回の件に関わる気はない様子でした。
数日後、驚いたことに義妹から私宛に電話がありました。ふんわりした感じだけど、捉えどころのない女性だという印象です。結婚式で言葉を交わしたことしかないなんて、ほぼ他人と言ってもおかしくないかもしれません。
義妹「夫(義弟)から、いろいろ話を聞いて居てもたってもいられなくなったんです」
私「ああ、本当に参ってます」
少し当てつけるように言ってしまいました。
「私の姉が同居介護したんです。でも夫婦ゲンカが増えて離婚寸前までいって、同居を解消して。子どもたちに「お母さん、引っ越す前はもっと笑ってた。前のお母さんがいい」って言われたのが、同居解消の決定打だったんです」
ドキッとしました。わが家には4人の子ども(7歳・5歳・3歳・1歳)がいます。完全同居したら少なからず子どもたちに影響があるとは思っていましたが、夫や自分の負担ばかりを先に考えていました。「子どもたちはおじいちゃんおばあちゃんと暮らせて嬉しいだろう」ぐらいに思っていたのです。
私が受けるであろうストレスが子どもたちに強く影響する可能性にまで、頭が回りませんでした。
私「でも同居によるメリットもない? 夫をサポートできると思ってるんだけど……」
意見を求めるように聞いてみました。
義妹「ないですよ。夫をサポートする余裕なんてなくなりますよ。姉を見てたのでわかります」
即答です。
この電話をキッカケに義妹とは何度かやりとりをしました。
「子どもの教育費、自分たちの老後費用も考えています? 大きな家を建てたら、あとが大変ですよ。最終的に子どもたちにまで迷惑をかけることになるかもしれません」など私たち夫婦だと考えが及ばなかった点まで言ってくれます。
こうして、義実家は最低限のリフォームですみました。また、今後もホームヘルパーさんやデイサービスなどを活用するつもりです。
義両親がひとりになったときには、施設を探すことで夫とも合意しました。現状のヒドい環境をとりあえず回避するため、逃げるように不本意な解決をしなくてよかったです。
義妹には冷静に先を見据える視点を与えてもらいました。また同居介護を突き放す勇気を持てたことに感謝しています。いま、夫婦ともに落ち着いた気持ちで、再びマイホーム探しをしています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・べるこ 編集・秋澄乃
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