<小学校低学年の待ち合わせ>約束をすっぽかされたわが子。ママもモヤモヤが止まらない!
いつでもどこでもママと一緒だった時期を過ぎ、小学生にもなればひとりで行動する子どもも増えてきます。登下校だけでなく、徒歩圏内なら公園や図書館などに子どもだけで行くことも。「一緒に行こう!」と、お友達と約束する機会も出てきますが、毎回きっちり守れるかどうかは怪しいようで……?
いくら子どもだからって、約束を破るのはダメ!当たり前のこと
公園でお友達と待ち合わせたわが子が、約束をすっぽかされて帰ってきた。こんな投稿がママスタコミュニティにありました。
『20分待っても、来なかったんだって。小学2年生だし他の用事があったとか、事情はあるかもしれない。でもしょんぼり帰ってきたわが子を見ていたら、相手の子にモヤモヤするのは当然よね? 5分来なかっただけで、怒る大人もいるんだから』
投稿者さんは子どもだからとはいえ、許されることではないと考えているようです。ダンナさんは「子どもだし、仕方ないよ」と言っているそうですが……。
『子どもだろうが、無断で約束を破るなんて相手に失礼。遊べないならそこに行って「ごめんね」と、伝えるのが当たり前だと思っている』
投稿を読んだママたちからもこうしたコメントがありました。約束を破るのは、もちろんよくないことです。当然です。ただ相手もこちらも、まだ自分の言動に対する責任感が乏しい年頃。「いくら子どもだからって」という気持ちもわかりますが、その常識が通用しないこともあり得るのではないでしょうか?
待ち合わせですれ違うのは、低学年”あるある”だった?
投稿に対して集まったコメントの大多数が、「それって低学年”あるある”だよね」というものでした。ほとんどのママたちに似たような経験があり、「低学年の頃はそんなものだから仕方ない」と考えているようです。
『うちの子もよくあった。待ち合わせの公園で、約束してた子は来なかった。結局公園にいる、別のお友達と遊んだりしていたよ』
『そんなの気にしていられない。低学年の”あるある”だと思ってたわ。友達のほうが早く着いていて、来ないと思って帰ったのかもしれないし。子どもの待ち合わせは難しいよ』
初めてのときは「来なかったなんて!」と驚いたママも、あまりに頻繁(ひんぱん)に起こるので慣れてしまうようですね。
約束という概念が、まだぼんやりしている時期なのかも
相手の子はどうして約束を破ってしまうのか? 経験談や推察も寄せられました。
『あるある。約束がぼんやりしているんだよね。当日でも二転三転するし』
約束したという認識が、はっきりしていないのかもしれません。大人であれば前提である、「何時に」「どこで」も、子どもたちは決めていない場合もありそうです。
『確実に遊べるかわからないのに、約束しちゃったんだろうね。家に帰ったら「出かけるよ!」とか言われたのかも』
親がすでに放課後の予定を立てていることもあるかもしれません。病院や習い事、お手伝いなど家庭によって事情はさまざまです。急用で行けなくなったのであれば大人はすぐ連絡を取り合うでしょうが、小学校低学年のころはその手段がない場合もあります。まだキッズ向けの携帯電話を持っていない子も、少なくないでしょう。
『うちもよくあったけど、来ないのは毎回同じ子』
いろいろな家庭があります。自分の家では「約束は守るもの」としっかり教えていたとしても、そうではない家庭もあるかもしれません。仮に教えていたとしても、その子自身が忘れっぽい子ということも。約束をしたことを忘れ、他の子と遊びに行ってしまう子も珍しくはないそうです。
『あるあるだよ。時間の概念がわかっている大人がやるのとは、意味が違う』
社会的な責任がついてまわる大人とは、感覚が違うのかもしれませんね。ママたちがいうにはしっかりしてくる小学校高学年くらいになると、こうした事態は少なくなるとか。低学年から中学年にかけての、”あるある”なのですね。
来なかった場合はどうするか?事前に話し合っておこう
お友達との約束にはこんな対策を取っている家庭もありました。
『うちは遊ぶ約束を、友達同士で自由帳に書き合っていた。忘れたり、曖昧(あいまい)にならないように』
ほかにも「手紙に書いて約束させている」というママも。書くことで「約束した」と、双方がはっきり認識できますね。
『来なかったら「家に行ってみな?」。いなかったら学校、いなかったらまた公園。それでもいないなら「他の子と遊んだら?」で終わる』
お友達と行き違いになっている可能性もあります。最初から待ち合わせ場所を公園ではなく、どちらかの家に迎えに行くようにしている子もいました。
また「15分」など時間を決めて、相手が来なければ帰るようにと教えているママもいました。最初から「15分待っても来なかったら、帰るね」と約束しておくのもよさそうです。
『娘も雨の中、1時間待たされたこともある。それからも頻繁にそういうことがあって、だんだんとその子とは遊ばなくなった』
残念ながら忘れっぽい子、ルーズな子はいます。一度や二度なら仕方ありませんが、あまりにも多いと、親としてはつい口を出してしまいそうです。とはいえ、そういう子とは学年が上がるにつれ自然と距離が離れていくことが多いようです。
わが子が約束を反故(ほご)にされた場合、多くのママたちはサラリと明るく流しているといいます。
『母親が子どもと一緒にモヤモヤしちゃダメ。子どもがうまく切り替えられるように、フォローしてあげて。「急にお出かけする用事ができたんだろうね。そんな時もあるよ」とか』
『約束の時間や場所を間違えたり、すっぽかされる悲しさを味わったり。みんなそうやって少しずつ大人になっていくんだよ。高学年になれば、なくなってくる。どっしり構えて見守ってあげたらいいよ』
「人生には、そんなこともある」。がっかりしているわが子を見るのはつらいですが、子どもが成長していく上で欠かせない経験とも考えられそうです。どうか投稿者さんもモヤモヤを押し隠し、お子さんに前向きな言葉をかけてあげてくださいね。
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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- 公園で待ち合わせて20分待っても来なかったって