<報酬制お小遣い>【前編】小学校低学年へのお小遣いで旦那と意見が食い違い。お手伝いしたらはダメ?
みなさんのご家庭ではお子さんにお小遣いを渡していますか? 「お小遣いをあげるのは子どもが何歳ころから」「金額はいくらくらいにするか」など、お小遣いについて夫婦間でも考え方が異なることもあるでしょう。今回の投稿者さんは小学校低学年のお子さんを持つママさん。どうやらお子さんに渡すお小遣いのことで旦那さんと意見が食い違っているようですよ。
『私は「決められたお手伝いをしたら月300円のお小遣いをあげる」ということにしたいのですが、旦那は「お手伝いはやって当たり前のこと」と反対します。世の中タダでお金はもらえないですし、仕事をしないならお金はあげたくありません。お手伝いをやったかを週末に判定し、やってなかったら減額。お手伝いの内容は靴並べ、リビングや子ども部屋の片付け、洗濯畳み、食器さげ、ご飯の配膳などです』
投稿者さんは「お手伝いができたら月に300円のお小遣いをあげる、できなかったらそこから減額」という案を考えました。しかし旦那さんはこれに反対。「お手伝いはお小遣いをもらわなくてもするべき」だと、お手伝いとお小遣いは別問題だととらえているようです。小学校低学年のお子さんへのお小遣いの渡し方。ママスタコミュニティのママたちはどのように考えたのでしょうか?
報酬制に賛成!楽しんでお手伝いできそう
まずは投稿者さんの考えた「報酬制」のアイディアに賛成するママたちのコメントを見てみましょう。
『うちの小3息子はお手伝いがお小遣いになるよ。ベッドメイキング、お風呂掃除、食器洗い、階段掃除とか。自分からすすんでやったら10円、頼まれてからやるのは5円。頑張ればそのぶん増えるからよくやってくれる。私も助かってる』
『私はいいと思う! お手伝いする楽しみもできるだろうし、お金の大切さも学べると思うよ。小さい子のトイトレで「上手にできたらシール張って貯まったらお菓子と交換」って方法があるよね。それと一緒だと思う』
お手伝いをすることでお小遣いがもらえるならば、楽しみながらお手伝いができそうですよね。今まではイヤイヤしていたこともウキウキした気分でできちゃうかもしれません。実際に報酬制を取り入れているママからは「すすんでやったら満額、頼まれてからやったら半額」などユニークなルールも飛び出しました。このアイディアならばお子さんも率先してお手伝いをしてくれそうです。
『「自分のことをきちんとできるようにして、その上で誰かの役に立つとお金をもらうことができます」って教えるのは悪いことじゃない』
「お手伝いをしてお金がもらえる」というのは、まさしく「労働と対価」。大人も社会のために働くことで報酬を得ています。その仕組みを教えるのは、決して悪いことではありませんよね。お小遣いを通し、働くことの大切さを教えたいというママたちの気持ちが伝わってきました。
「減額方式」はやめたほうがいい?
報酬制は楽しくお手伝いをできそうなアイディアですが、投稿者さんの考える報酬制に「直したほうがいいことがある」との声も寄せられました。
『減点方式はテンション下がりそう。せめて加点方式がいいよ』
投稿者さんが出した「減額方式」はやめたほうがいいとの声があがったようです。楽しみにしているお小遣いがどんどん減ってしまったら、お子さんのテンションは下がってしまうでしょう。もしかしたらお手伝いをすること自体、やる気をなくしてしまうかもしれません。「お手伝いができなかったら減額」よりは、たとえば「自分からすすんでお手伝いができたら上乗せ」のほうが嬉しいかも……という意見には一理ありそうですね。
旦那さんの意見に賛成!お手伝いとお小遣いは分けて考える
一方で「お手伝いはやって当たり前」という旦那さんの意見も理解できると考えた方もいました。
『お手伝いはやって当たり前だから、お手伝い=お小遣いにはしない。子どもの仕事は、ご飯をたくさん食べて、遊んで、勉強をして、夜はよく寝ることだと思う。うちは規則正しい生活と学校に行って宿題さえすれば毎月決まった額を渡しているよ』
『お手伝いって家族の一員で自分の役割としてやるものだと私は思ってる。だからお手伝いをしたからってお小遣いはあげたくない』
投稿者さんの旦那さん同様、お手伝いとお小遣いは分けて考えたいと話すママたち。家族の一員であるならばお金をもらわずともお手伝いをするべきだと考えているようです。またお小遣いの報酬制は楽しくお手伝いをできそうなアイディアですが、「お金をもらわないとお手伝いをしなくなってしまうのでは?」との危惧の声もあがりました。ママたちの言うように、報酬制のお小遣いはお手伝いがお金目的になってしまう可能性もあるでしょう。そういった可能性をなくすためにも、お手伝いとお小遣いを別のものとしたいと考えているのかもしれません。
お子さんに渡すお小遣いのことで旦那さんと意見が食い違ってしまった投稿者さん。「きちんとお手伝いをしたらお小遣いを渡す」という投稿者さんの案も、「お手伝いはお金をもらわなくても家族全員がするべき」との旦那さんの意見も、どちらも一理あるからこそ難しい問題です。2人の価値観が違うからこそ、今一度お手伝いのあり方やお子さんへのお小遣いについて夫婦で話し合ってみるのがいいかもしれませんね。
文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・わたなべこ
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