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<突然の火災報知器>響き渡る警報音!子ども3人を連れて逃げられる?【姉と双子のダイアリー2】

ある穏やかな昼下がり。双子たちは昼寝中、長女はゲーム中、私はその横で休憩していました。3人育児の中でも双子が寝ている間は比較的落ち着いた時間なのです。

突然その静寂を破るような「ジリリリリリリリ」という音が……。
わが家は集合住宅に住んでいます。隣の部屋の目覚まし時計?それにしてもこんなに音が大きいもの? 私と長女は顔を見合わせました。
火災報知器 1
一向に止まる気配のないベルの音。聞こえる場所を探し私は玄関を開けてみました。すると玄関横の非常ベルがけたたましい音を出していたのです。

火災報知器2
うるさいので一度ドアを閉め、咄嗟に娘を連れ双子を起こして避難しようと思いました。
でもどっちに? 火元と反対に逃げなくては。一見したところわが家のある階は煙も火の気も他の避難する住民の姿も全くありませんでした。
万が一、誤作動の場合寝ている双子を無理に起こしてギャン泣きの結末が待っています。
非常ベルが止まったこともあり、どこが燃えているのか、避難の必要はあるのか。確認するためまず長女を連れて他の階に行ってみることにしました。(本当に火事だったことを想定して実際は描写よりも急いでいます)

火災報知器 3
すると階段で他の階の住民の方に会い話を聞くことが出来ました。詳しい原因は分からなかったのですがどうやら誤報らしいということ、避難の必要はなさそうなことを確認し家に戻りました。
念のため他の階に火の気がないことも確認しました。

その後、救急車も消防車もこなかったので「本当に誤作動」ということでした。
今回は何事もなくて本当に良かったのですが、本来なら非常ベルが鳴ってすぐに全員で逃げるべきだと思います。動揺していたので自分でも正しい判断だったかはわかりません。
いざというときの自分の判断と行動によって子どもを守るという責任があるのです。防災について改めて考えるきっかけとなり、火事だけでなく地震や停電の時の非常時の備えを見直したのでした。

【姉と双子のダイアリー3】へ続く。
文、作画・春野さくら 編集・Uemura

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