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出産時は叫んだ?じっと耐えた?あえぎ声を出しちゃったママも!

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初めてでも数回目でも、出産するときの痛みには特別なものがあります。「思わず野生に戻ってしまった」「恥ずかしい言葉を連呼してしまった」など、出産時のエピソードはママスタコミュニティでもときどき見かけるトピックです。普段とはまったく違う、自分でも知らなかった自分に出会ってしまったママもいるかもしれません。

『2度めの出産だったのに、陣痛がすごくてギャーギャー叫んでしまいました。恥ずかしい……』

どうやら出産を終えたばかりらしいママからの報告が、ママスタコミュニティにありました。

痛いものは、痛い!思わず叫んじゃったママたち

昔も今も、出産は女性の命を賭けた大仕事。痛みのあとにやってくる大きな喜びのために、文字通り”産みの苦しみ”を味わうのです。「思わず叫んでしまった」というこのつぶやきに、ねぎらいの言葉と同時に「私も同じだった!」という共感が集まりました。

『私もふたりめのときのほうが痛みが強く、ギャーギャー叫んだよ。陣痛は何度経験したってめちゃくちゃ痛いんだし、どんだけ叫んだって恥ずかしくなんてないよ。大丈夫』

『私はギャーギャーどころじゃなく、叫んでいたと思う。大声で「交通事故だー」と言っていたらしい。ほぼ記憶にない』

『私はひたすら「お尻ーーー!」と叫んでいた……。あとから恥ずかしくなるよね』

痛いから叫ぶのでしょうが、一度叫んでしまうと歯止めが効かなくなるようです。叫ぶ自分の声を耳にして、ますますエスカレートしてしまうこともありそうですよね。
みなさんからのコメントによれば、叫ぶときの基本形はやはり「痛い!」。なかには「ウォー! ウォー!」とオオカミのように叫んでいたというママもいました。まさに野生全開といった感じですが……痛いものは痛いのです!

『私はうなりすぎて、赤ちゃんが生まれた後は声がガラガラだった』

あまりに声を出しすぎて声がかれてしまったママ、喉をつぶしてしまったというママもいました……。

『切迫早産になりかけて長期間入院していたから、院内の叫び声はけっこう耳にした。野獣とまでは思わなかったけど、声がすごくて出産がさらに怖くなったわ』

「(他女性の叫び声を)私も聞いた!」という報告も、いくつか寄せられました。聞かされているプレママにとっては、たしかにこれ以上恐ろしいものはないかもしれません。

痛いのは同じでも、無言でじっとこらえたママたち

しかし、すべての女性が大声で叫ぶとは限らないようです。

『私は無言で耐える派だった。「こちらは静かですな」と、何回も言われた。同時に出産した人はすごい声を出していたから』

”叫ぶ派”に対して、”じっと耐える派”もいるのですね。

『私は痛みが強くなると「赤ちゃんが酸欠になっちゃう!」と思い、必死に呼吸法をしてたわ。騒いじゃうと、余計に酸素を送れない気がして』

『騒ぐよりも、集中したかったけどな。「呼吸を整えて~目は閉じないでおへそ辺りを見て~いきみを逃しながら押し出す感覚で~」と、頭の中がフル回転していた(笑)』

なんとも冷静なママたちです。きっと出産前から、叫ばないようにしよう、冷静に頑張ろうと心に決めていたのでしょう。「必死に呼吸で痛みを逃していたら助産師さんに本陣痛とは思われず、家に帰されそうになった」という、せつないコメントもありました……。

さらに「痛すぎて、声も出なかった」というコメントもありました。

『声が出る人は、余裕があるなって思う』

寄せられたなかには「飲まず食わずで3日間叫び続けた」という強者のコメントもありましたが、たしかに元気が残っていないと叫ぶことさえ難しくなりますよね。

このトピックに集まったコメントを見ると、”叫ぶ派”と”じっと耐える派”はほぼ半々といった割合でした。

どんなに取り乱しても、産院スタッフは慣れっこ。大丈夫!

叫んだママと、じっと耐えたママ。多くはそのどちらかでしたが、少数派ながら「あえぎ声を出した」というママたちもいました。

『義母と実母に、あえぎ声を聞かれたわ。そのときはそれどころじゃなかったけど、今思い返すと恥ずかしすぎる』

『私は冷静に耐えるほうだったけど、いきみが来たときは、さすがにいやらしい声が出た』

いきんでいるときは、あえぎ声にも似た声が出てしまうことがあるようです。自分は違ったけれど、「産院であえぎ声を聞いた」という報告もありました。恥ずかしい思いはしたくないとグッとガマンできるママもいるでしょうが、痛みの感じ方も”出て”しまうものも人それぞれ。仕方がありません。同じ産院に入院していて「あえぎ声は、あのママだ」とわかったとしても、スルーしてあげるのがやさしさです!

現役の助産師さんからのコメントもありました。

『ひと言、いいかな? 「気にするな」。助産師や看護師はそんなの慣れっこだから、大丈夫よ(笑)。元気な赤ちゃんが生まれて何より!』

叫びすぎて、恥ずかしい。おかしなことを言ってしまって、恥ずかしい。あえぎ声を出してしまって、恥ずかしい。当事者であるママたちにはたくさんの”恥ずかしい”があったかもしれませんが、助産師さんたちは「慣れっこ」。つまりほとんどの女性がそうなのです。恥ずかしがる必要なんてありません。”恥ずかしい”を超越してしまうほど、頑張り抜いた出産です! 堂々と胸を張ってくださいね。

文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・んぎまむ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
陣痛でギャーギャー叫んでしまいました。