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<冗談がわからない?>真面目すぎるわが子が心配。明るく楽しい人生を過ごしてほしいのに……

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わが子がどんな性格だったとしても、ありのままの姿を受け入れてあげたい。そう考えるママは多いでしょう。とはいえ「うちの子、こんな性格で大丈夫かな?」と、つい心配してしまうのも親心ですよね。

ママスタコミュニティに悩みを寄せたのは、真面目な子を育てるママさん。”真面目”は美徳のはずですが、どうして悩んでいるのでしょうか?

ふざけることができない娘。「このままで大丈夫?」

『真面目でふざけたりできない、小学3年生の娘。失敗することをすごく嫌がります。お友達とゲームをしてもうまくいかないと、ひと言もしゃべらなくなったり。楽しいはずのパーティゲームをシーンとしながらやっているので、横で見ていてハラハラしました。
冗談も通じないので、学校でお友達とうまくやれているかも心配です。ふざけて冗談を言うようなお子さんを見ると、明るくてうらやましくなります。勉強は真面目にやりますが、たかがお友達とのゲームがうまくできずに落ち込んでいるなんて……。娘のようなタイプの子には、どんな声掛けがいいのでしょう? 少しでも明るくて楽しい人生を歩めるような、きっかけがほしいです』

「ふざけてばかりのわが子に手を焼いている」という話は耳にしますが、真逆ですよね。当然ですが、投稿者の娘さんをうらやむコメントも寄せられました。

『私の娘と性格を半分こしてほしいくらい、うらやましい。娘は話は聞かないし、ふざけてばかりだから』

投稿者さんの心配はやや過剰にも感じられますが、それには理由がありました。

『娘の性格は、私に似たんです。私も子どもの頃からおとなしくて、”コミュ障”。お友達とのパーティゲームの様子が、まるで自分を見ているようでせつなくなりました。「娘がこうなったのは私のせいだ」と落ち込んでいます』

投稿者さんは、自分の性格を否定的にとらえているようですね。

真面目な性格は長所でもあるのに、どうして落ち込むの?

『うちの子も真面目だよ。それが長所でもあり、短所でもあると思う』

度が過ぎると息苦しくなりそうですが、”真面目”は長所でもあります。真面目に勉強ができるだなんて、そうではない家庭からすれば「うらやましい!」以外の何物でもありません。まずは投稿者さんが発想を替えてみる必要がありそうです。

こんなアドバイスもありました。

『投稿者さんは自分の姿を見ているようで、余計に気になるんだろうね。投稿者さんが失敗したときも明るく笑い飛ばすような寛容なママになれば、娘さんも少しずつ変わっていくと思うよ。難しいだろうけど、まずは自分が変わらないと』

”真面目”というママの長所を受け継いだ、娘さん。誇りにこそ思えど、落ち込む必要はないはずです。一番身近な存在である投稿者さんが毎日を笑顔で過ごしていれば、娘さんにも明るさが芽生えてくるのではないでしょうか。お友達に好かれるのは、冗談が得意な子だけではありません。ニコニコ話を聞いてくれる子だって、十分に魅力的です。

『うちの娘は正反対。常にふざけていて叱っても響かないタイプなので、それはそれで大変です。テストで悪い点数を取っても悔しさはまったくないようで、向上心が少ない。その分悩むことはなく、寝れば忘れるので毎日が楽しそうです。
投稿者さんのところのように真面目すぎると、自分自身キツくなることも多いでしょうね。性格を変えるのは難しいでしょうが、完璧にできなくても「まぁ、いいか」と思えるようになっていくといいですね』

娘さんの性格が”真面目”なのはともかく、”完璧を求める”ところが少々気になります。投稿文に「失敗することを嫌がる」とあるように、完璧主義で負けず嫌くプライドが高い。それが娘さんの気質なのでしょう。

失敗を糧にできるように。結果よりも過程を褒めてみては?

今は娘さんの気質をネガティブに感じるかもしれませんが、よい方向に変わることだってあり得ます。

『真面目で負けず嫌いなんだね。将来有望じゃん!』

『得意なことがあれば、それをどんどん伸ばしていってあげればいいと思う! たくさん褒めてあげて。自信につながるから』

スポーツでもなんでも”これ”という目標を見つければ、そこに向かって一心に努力できそうです。そうしたものがないのであれば、それこそ勉強を頑張ってみるのもアリ。負けず嫌いの娘さんなら、努力が点数につながることで、ますます頑張れそうですよね。

同じように完璧主義のお子さんを育てるママからは、体験談もありました。

『うちの子は未就学児ですが、間違いや失敗を恐れたり、自信のないことに挑戦したがりません。できないと癇癪(かんしゃく)を起こすことも。心配になって育児書を読んだところ、「結果は重視せずに、そこまで頑張った過程を褒めること!」と書かれてあり、今、実践中です』

”失敗”は誰でもイヤなものですが、それを成長するための糧にできれば一番ですよね。たとえ失敗したとしても「残念だったけど、こんなことを頑張っていたよね。ママはすごいと思うよ」と、そこまでの過程を褒めてあげるのがよさそうです。結果以上に大切なのは、そこに至るまでの過程。ママが褒めることを繰り返すうち、娘さんにも自信や余裕が生まれてくるのではないでしょうか?

文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・あい

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
ふざけたり出来ない子供。真面目。