<恐怖体験>【前編】思わずゾッ……!?背筋も凍る「怖い話」選【心霊体験編】
ある夏の日、ママスタコミュニティに「夏だし! 怖い話聞かせて!」というトピックがあがりました。このリクエストに応えて「怖い話」が続々と届きました。なかでもママたちが“実際に体験した”怖い話を、ジャンル別にご紹介しましょう。
まずは夏定番の「心霊体験」。考えれば考えるほど、謎と恐怖が深まる話ばかり。信じるか信じないかはアナタ次第です……。
病院は不思議なことがよく起きる!?
生と死が交錯する場では、人々の思いが何らかのかたちとなって現れるのかもしれません。
『病棟勤務してたとき。夜勤中スタッフ専用のエレベーターに乗ったら、全フロアの行先ボタンが押された状態でランプがついていた。誰も乗ってなかったし、私がエレベーターを呼ぶ前も停まっていたのに』
『入院していたとき、夜中に寝ていたら看護師が巡回に来てベッドのカーテンを開けて立ち去った。ところがその10分後にまた看護師が来たので「あれ? さっきも来られましたよね?」と聞いたら「え? 今初めて来たよ?」と言われてゾッとした』
『子どもを産んだときの話。個室で昼寝してたんだけど、何か変な感じがして目が覚めた感覚があったの。あれ? と思ったら、自分の体が天井とエアコンの隙間にあって、病室にあったカレンダーを見下ろしてたのよ。「これヤバいヤツ?」って思ってたら子どもが泣いてハッとして、意識が覚醒する瞬間、耳元で「恨めしい……」って声がした。慌てて飛び起きたら子どもはスヤスヤ寝てて。後で友達に話したら「時間的に中絶手術とかしてたんじゃない? 生まれることができなかった赤ちゃんの声だったのかもね」って言われたわ』
その声の主が再び生を受けることがあれば、今度こそみんなに祝福されて生まれてきてほしいですね。
自宅にいるときくらい、ゆっくりさせてほしいのに……
心霊現象がよく起きる家、というものがあるようです。そういう家だと住人も慣れてしまうようで……。
『実家は本当に溜まり場(?)だったなぁ。2階の自分の部屋にいると、誰もいないはずの1階からゴニョゴニョと男女の声が聞こえたり、180cmくらいの女性がドアの前に立っていたり。階段の登り降りの音や、2階の窓からの視線とか……。実家はずっと何かしらの音がしてたから、一人暮らしのために引越したときは、家ってこんなに静かで(雰囲気が)明るいの!? ってビックリした』
『前住んでいた家、子どものピアノのオモチャが深夜ポーンって鳴ったり、お腹押すと笑う人形がひとりでに笑いだしたり、子どもの手型が窓に付いていたり(当時私の子どもは乳児)。暗くなると「足音がうるさい」と下の階から苦情を何度も言いにこられたり(歩いてすらいない)。結局2年くらい住んでたけど慣れるもんだね。オモチャ鳴りだしたりしても、「うるせーよ!」って怒るようになってたわ』
怒ったら止めてくれるのでしょうか? そもそも見えない相手に怒れる度胸があるのがすごい!
いわくつきの場所には、やはり何かいる?
不気味な噂がある土地には、そんな噂が立つだけの理由があるのでしょう。
『豪雨の翌日の夕方、バスの中から増水した川の中に立つ人影を見た。まだ明るいのに、少し距離があるせいか人の形なんだけど輪郭がボヤケている。よく目を凝らして見ても、全体的に黒っぽく揺らめいてる感じ。それが突然川の中を走り出し、だんだん狂ったようにはしゃぎながら走り始めた。「やばい! 人じゃない」と思いながらも恐怖で目を逸らせずにいると、突然それが止まりこっちを見た。目が合った。そう思った瞬間にバスが動き出し、金縛りがとけたように前を向くことができた。何度も通っている場所だけど、変なものを見たのは後にも先にもこの1回。いわくつきの場所なので、そんなこともあるのかな? と思った体験』
『子ども時代に住んでた家の裏山が古戦場で、山全体が無縁墓地となっていた。当時は、そうとは知らず駆けずり回ってたけど、夜になると火の玉をよく見ていた。落ち武者のような霊もよく見ていた。霊はジーッと立っていて動かない。私もジーッと見ていたけど、睡魔に負けていつの間にかに寝ていたよ。今思えば恐ろしいところに住んでいたんだ』
『子どもの頃、心霊写真を撮りたくて友達と近くの小さい墓地で写真を撮りまくったんだけど、36枚フィルムなのに17枚くらいしか現像されなくて、オーブ(たまゆら)入りや着物の女の子がはっきりと映ってた。怖いから、その後お墓ひとつひとつに謝りに行ったよ』
ちゃんと謝りに行ったのが偉いですね。もしかして今も健在でいられるのは、その行為のおかげかもしれません。
子どもには見えているようです……
赤ちゃんが何もない一角を見て笑っていた……という話はときどき聞きますが、喋れるようになった子どもが”見えているもの”をはっきり教えてくれるようになると、それはそれで怖さが増します。
『子どもが幼稚園に入園する前の話。「あの白い人、誰?」と玄関を指差しながら聞かれたことがある。私には何も見えなかったので全力でスルーした』
筆者も息子が3歳の頃、引っ越した先で「あの部屋は、窓から知らないお侍さんが見てるからイヤ」と言われたことがあります。「見てるだけで意地悪しないなら大丈夫!」と無理やり説き伏せたら、「そうなんだ」と納得してくれました(笑)。
『1歳半の娘がお昼寝から突然ぱちっと目を覚まして、天井を見て今までにないすごい声で「怖い怖い」と泣き叫んだ。すぐに天井見たけど当然何もいなくて、でも娘は何かを目で追ってて、それは私の肩あたりに来たり、あっちこっちに移動したり。ずっとギャン泣きで、ふと飼い猫を見たら猫も娘と全く同じところを目で追いながらすごい威嚇してた。怖くてすぐ引っ越した』
きっと引っ越して正解です。
いかがでしたか? 世の中には、まだまだ私たちが知らない世界があるのかもしれませんね。
後編ではガラッと趣を変えて、違う意味で「怖い」話をお届けします。
文・千永美 編集・すずらん イラスト・Ponko
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