いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

【第九夜】「あなたは優しすぎる」霊が視える知人に言われた言葉の意味とは? #身の毛もよだつ恐怖の体験

前回からの続き。ときどき不思議な体験をしていた私ですが、ある日、友人から紹介したい人がいると言われました。面白い企画を立てる人と紹介されたその人は同時に「霊が視える人」でした。
【第八夜】「あなたは優しすぎる」1
Aさんは私を見ながら「これだけ大きなものを背負っているから、過去になにかあったね。墓石を壊したりとかしていない?」と聞いてきました。学生の頃に納骨堂で見かけた霊を思い出しましたが、あのときも私は何か壊したりはしていないので、「実家は納骨堂に御骨を収めているので墓地には入ったことがありませんし、何かを壊したりはしていません」と伝えました。
「そうかぁ」とAさんはつぶやき、また私を見ます。

【第八夜】「あなたは優しすぎる」2

【第八夜】「あなたは優しすぎる」3
自分が優しい人間かどうか、私自身にはわかりません。でも「優しい人が良い人ということではない」この言葉は時折思い出しています。やがて年を取るにつれて不思議な体験はしなくなっていき、今では全くそういう体験はありません。「程よい人間」になれたのでしょうか……。確かめる術はありませんが。

【身の毛もよだつ恐怖の体験:第十夜】へ続く。
文、作画・水戸さゆこ

※この漫画は作者の実体験を元に作成しています。

水戸さゆこの記事一覧ページ

関連記事

【第二夜】亡くなった社員想いの社長。穏やかだった社長が悲しげな表情で枕元に…… #身の毛もよだつ恐怖の体験
前回からの続き。私が入社したのは家族で経営している工場でした。社長は会社と社員をとても大事にする方で、社員全員にお土産やお歳暮を配ってくれたり、自ら会社前の掃除をするような人でした。 しかし社長は過...
【第一夜】わたしを睨むおばさん。あなたは誰……? #身の毛もよだつ恐怖の体験
お盆の時期の話です。当時、私は高校生。実家にお墓はなく、納骨堂にお骨を納めています。 その年のお盆のお参りは親戚2家族も来て、15人近い大人数でした。わが家の納骨壇にお供えとお参りをすますと、次...
小学生の息子がマンガに興味がわかない意外な理由
新型コロナウイルスの影響で休校になったので、宿題と1日1時間と約束してるゲームを終えると「暇だ!」と嘆く息子にマンガをすすめてみました。 私自身はマンガの読み方を誰かに教えてもらったこと...