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<お金の扱いが雑>【後編】何度注意してもルーズな娘がついに2,000円紛失!罰はやりすぎ?

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前回からの続き。投稿者さんが何度注意しても、お金をそのままポケットに入れてしまう中学3年生の娘さん。結局お金を紛失してしまい、投稿者さんは激怒しています。さらにこんな本音もポロリとこぼれました。

『私のこれまでの注意はなにも届いてなかったんだ。なんだかガッカリしちゃいましたねー』

親がどれだけ心配して話しても、子どもの心にしっかり伝わっていない……落胆する気持ちがわかるママも多いのではないでしょうか。同じようなタイプのお子さんを持つママたちからは、投稿者さんへの励ましと経験談が届きました。

うちの子もやらかしました……

『うちは鍵だったけど、同じ。何度注意しても聞かなくて落とした。何とか探して無事に見つかったけど、本人も懲りたようで、しまう場所を考えるようになったよ』

『うちは財布ごとだけど、中学2年で2回目失くしたときは、自分で交番に届けさせたり、心当たりの場所や地下鉄など自分で電話させたりして徹底的に探させた。「そんなの面倒くさい」とか言われたけど、大人になって身分証明書や保険証など大事なものを同じような感覚で失くされても困ると思い、徹底的にやらせた。結局見つからなかったけど、それから気をつけるようになった。投稿者さんは間違ってないと思うよ』

『本人も反省していることでしょう! 追い詰めず、自分で考える時間も必要。うちの娘は携帯を2度失くして、ようやくしっかり失くさない場所に入れるようになった。今後に期待しましょうよ』

どのお子さんも手痛い失敗でしたが、その経験を生かして同じことを繰り返さないようになったのですね。

『失敗して学んでほしいね。私もガサツな性格で、中学のときに友達との旅先でバス内に財布落として本当に血の気引いて絶望感を味わったよ。バス会社に届いてて、世の中に感謝したわ。それ以来、落とし物をしたことない。ガサツならガサツなりに、必ず振り返って確かめるようになった。本当に身に沁みたら人は変われる、という経験でした』

こちらは自分自身が同じようなタイプだったというママからのコメントです。“本当に身に沁みたら変われる”ということは、“本当に身に沁みないと変われない”ということでもあるのでしょう。こういったタイプのお子さんは、普段どれだけ親が口を酸っぱくして注意しても、自分で経験して痛感しないと変われないのかもしれません。

1回目の失敗は許して様子を見たら?

今まで何度も注意してきたという経緯はあるものの、お金を紛失したのは今回は初めてです。きっとこの経験で娘さんも変わるのでは? という声もありました。

『うちの長男もそんな感じだわ。失敗しないと学ばないタイプ。うちは1度目は許して、2度目はないといつも言ってるんだけど、たいてい2度目はしないよ。娘さんも今回のことで勉強になったんじゃないかな。信用して今回は大目にみてあげてほしい……』

『誰でも失敗はあるから。1度目を教訓にして今度から気をつければいい。私だったら映画は行かせてあげるけど、2,000円分を次の小遣いから引く』

『初めてのことだしね。本人も今まで失くさなかったから、自分を過信していた部分はあるだろうし、自分自身も落ち込んでいるだろうし。怒られて反省はしたはずだから1度目はそれで終わりだな。2度目をやらかしたら、かなりキツくお灸をすえるかもしれないけれど』

「ママはいつもうるさく言っているけど、まあ大丈夫でしょ」という油断が娘さんにあったのは間違いないでしょう。今回の出来事をとおして「言われた通りだった。次からは気をつけなくちゃ」と思うか、「失敗したけど、ま、いっか」と思うか。お子さんのタイプを見極めて対応を変えるのもアリではないでしょうか。

では実際に、娘さんの反応はというと……?

『娘はメソメソメソメソしていました。こちらの言葉に頷きはしていましたが。何も言えないみたいで謝罪の言葉もありませんでした』

メソメソしている理由は「注意されたのに失敗したこと」? それとも「映画に行けないこと」? 娘さんの本音をしっかり聞き出す必要がありそうです。罰をどうするかを考えるのは、それからですね。

同じ失敗を繰り返さないために

今回投稿者さんが罰を与えたのは「これに懲りて、二度と同じ失敗をしてほしくない」という親心からです。しかし罰を与える以外にも、娘さんの成長のためにできることはあるようですよ。

『信賞必罰は大事だよ。甘やかすと、そのときはいいけど、だいたいロクなことにならない。その代わり、良いことしたらガッツリ褒めてあげる』

『(娘さんを叱った)投稿者さんは間違えてないでしょ。でも、どうしても本人が行きたがってるなら2,000円分お手伝いさせるなぁ』

『次回がもしあったら、叱らないで「あっそ」。無視するといいよ。失くしたことを怒られたことで消化してしまう子がいるから、冷酷に無視。泣いても喚いてもお金は今後出さない』

叱ったり褒めたり無視したり……子育ての駆け引きは難しいですね。でも、すべては「わが子がちゃんとした大人になるために」。その思いは、娘さんにも旦那さんにもしっかり伝えておきたいですね。
さらに「お金を失くす=損をする」だけではなく「お金の管理がずさんだと人からの信用を失う可能性もある」ということを、改めて教えるべきでしょう。そのとき娘さんが真剣に聞いているかどうかも、よく観察しておきたい点です。

今はどうしても投稿者さんが悪者のようなポジションになってしまいがち。でも娘さんの将来も見据えた対応をしていけば、いずれは娘さん自身が「ああ、あのとき母親が言っていたのはこういうことか!」と気付いてくれる日が来るはずですよ。

文・千永美 編集・すずらん イラスト・マメ美

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