前回からの続き。偶然なのか故意なのか。隣人の男性Aに夫婦で恐れおののきました。
突然あらわれたAに夫は明らかに動揺していました。ランニング中、Aだけがご機嫌で話し続けています。私たち夫婦は相槌を打つだけで終始無言です。

「別に法的に悪いことをされている訳でもないしな」
「ああいう人、察してだと無理だよね。でもハッキリ話して逆上されるのも怖い！」二人で頭を悩ませます。
奥さんが分かってくれる人ならまだ望みがありそうですが、奥さんはおとなしい人でAの言いなりな感じです。
私はハッとしました。「そうだ！　ちょっと考えがある」
翌日、庭に出るとやっぱりAが出てきました。

架空話やセールスを繰り返し続けました。そのうち、Aさんが私を避けるようになります。

Aには「あの奥さん、どうかしてる……」と思われたでしょう（笑）。お互い様な感じがしますが。
一風変わったAさんに正攻法ではムリな気がしました。
私の隣人家族との距離を置く作戦は今のところ成功です。夫にことの顛末を話すと爆笑して、私の演技力を褒めてくれました。
その後、Aとの関係は会えば会釈をする程度となり、息子は中学受験してキラくんとは違う中学校に通いました。私の奇襲作戦、今は笑い話ですが、距離感が違う人にジワジワと距離を詰められる違和感は本当に怖かったです。

原案・ママスタコミュニティ　脚本・rollingdell　作画・べるこ　編集・秋澄乃

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