まんが【えっ】近所の人に「虐待している」と通報された!? 突然役所の人が訪ねてきた……
私は半年前に出産しました。夫は仕事が忙しく、双方の両親も遠方で頼ることができません。息子はよく泣く子で、私は寝不足でフラフラの毎日を過ごしていました。ある朝、息子を抱っこしてゴミ出しに行ったときのこと。
息子には産まれつきの青いアザが太ももにかけて広がっています。お医者さんには「心配ない」と言われていましたが、見慣れていない人なら驚くのかもしれない……と、そのときは思いました。
しかしなぜかその翌日、わが家に役所の保健師さんが訪ねてきたのです。
そして「最近の様子はどうですか」「育児でお困りのことはないですか」といろいろ質問をされました。戸惑った私は思い切ってこう質問しました。
「でも突然すぎて……事前の連絡もなく、こんなにいきなり訪問するものなんですか?」
すると意外な答えが返ってきたのです。
「赤ちゃんにひどい青アザがある。よく泣き声も聞こえているし、赤ちゃんが心配だ」とでも言われたのかな……。腹立たしくて悲しくて、その晩は涙が止まりませんでした。
しばらくして遠方に住む母が1週間ほど泊まりにきてくれることになりました。泣きぐずる息子を抱っこし続けてずっと寝不足だった私。母には家事や育児などを手伝ってもらい、久しぶりに充分な睡眠を取ることができたのです。
そして翌朝、息子を抱っこしながらふと窓の外を見ると、ゴミを捨てに行った母が誰かと話し込んでいるのが見えました。母の話し相手を見て私はビックリ。あれは私のことを通報した近所の人だ……! しかし家に戻ってきた母は意外な言葉を口にしたのです。
「あの人もお孫さんが産まれたばかりなんだって。遠くに住んでいてなかなか手伝えないって言っていたよ。だからあなたのことを娘のように心配してくれてるのね」
私は赤ちゃんと2人きりの毎日が続き、疲れすぎて悪い方にばかり考えてしまっていたのかもしれません。大変な状況に手を差し伸べたいと思ってくれる人は、意外なところにいるのですね。今度またあの近所の人に会ったら、思い切って私から声をかけてみたいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・編集部 作画・きたがわなつみ 編集・井伊テレ子