【第4話】夫の不倫が原因で離婚!なのに勝手に子どもを連れて逃げられた……「母親が虐待していた」という嘘までついて……
元夫と暮らす「不倫相手だった女性(リカ)」に会いに行き「娘を返して」と直談判しました。
意外にも私の話を聞き入れてくれ、娘と久しぶりに会うことに――
「のぞみ、のぞみ!」
「ママ?」
一瞬理解できなかったのか、きょとんとした顔をしていました。でも、すぐに顔をくしゃくしゃにして……。
「ママ!…………ママ!(泣)」
私たちの様子をみてリカさんも泣いていました。
そして元夫にかけあってくれるとのこと。 私は今すぐにのぞみを連れて帰りたかったけれど、彼女を信じて、泣く泣くのぞみと離れました。そして「親子を離れ離れにするという、取り返しのつかないことを……。本当に本当に申し訳ございません。どんな罰でも受けます」と最後に泣きながら深々と頭を下げ謝ってくれました。
あれから数か月後。今、私はのぞみと一緒に暮らしています。
「養育費はいらない、のぞみだけ欲しい、元夫がのぞみと会いたいのならその時間も必ず作る」という私の条件を伝えました。さらに、リカさんが「のぞみちゃんとママの様子を見た。私は本当の母親の変わりはできないと感じた」と元夫を説得してくれたことで元夫もしぶしぶ応じました。そして辞退したはずの養育費もリカさんが払うように働きかけてくれているようで、毎月振り込まれています。
自分は悪いことをしていないのに、黙って何もしないでいると不当な扱いを受けることを身をもって知りました。
元夫が身勝手すぎるとか、不倫をしたリカさんに慰謝料で制裁を、などもうどうでもいいことです。私は前に向いています。親のもめごとでのぞみを不安にさせたくありません。私は娘を取り返せたことで、のぞみの存在の偉大さを改めて知ることができました。この子と一緒にいるためだったらどんな努力でもすると、再確認することができたのです――
ー終―
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・Ponko 編集・秋澄乃