屋外に飾ったイルミネーションに賛否両論?近所から来た苦情にどう対処する?
クリスマスシーズンが近づくと、街のあちこちでクリスマスのイルミネーションの飾り付けがはじまりますよね。筆者も毎年12月の足音が聞こえはじめると、リビングにクリスマスツリーを飾り付けします。クリスマスの飾り付けって、飾った瞬間からワクワクしますよね。
しかし今回はそのクリスマスの飾り付けに対し、ご近所から苦情が来てしまったという投稿が寄せられました。
『家の外壁にイルミネーションを飾っているんだけど、近所の人から20時以降は消して欲しいと言われている。だけど夜中に消したらイルミネーションの意味がないよね』
一戸建てやマンションのベランダなどにイルミネーションを施しているご家庭は、クリスマスシーズン恒例の光景といったところでしょうか。楽しげで見ているだけでワクワクするイルミネーションですが、人によっては不快に感じてしまうのかもしれません。しかし夜にライトアップしてこそのイルミネーション。苦情が来てしまった投稿者さんはどうしたらいいのでしょう?
賛否両論?イルミネーションに対する印象はさまざま
住宅街のクリスマスイルミネーションに対し、ママたちからは賛成・反対、ともに多くの声が寄せられました。なかにはかなり厳しい声や、逆にイルミネーションに賛成する声などもあり、受け取り方はさまざまなようです。そこで両者の声を拾いながら、解決策はないかを考えてみましょう。
苦情が来たなら自粛すべき
『苦情がくるってことは、相当ピカピカしているってこと?』
『苦情が出ている以上、言われた時間帯には消すようにするほうがいいと思います。みんながすごしやすく生活する方がいいと思いますよ』
『見たくもないのに夜中にずっとチカチカしていたら、脳も疲れるんだよ。自己防衛しても限度ってものがあるから』
遮光カーテンや窓用シャッターなどを使えば、近隣からのイルミネーションによる光を遮ることはできるかもしれません。しかし誰かに配慮をさせてまで、自宅にイルミネーションをする理由があるのかどうか、このあたりが論点になってくるような気がします。
自分たちはイルミネーションの明るさが気にならなくても、周辺に住んでいる人にとっては苦痛となってしまっているのかもしれませんね。そうなるとイルミネーションの数や明るさを調整するなり、指定通り20時までで消灯する必要はあるかもしれません。
『チカチカするのは消して欲しい。私は2階で寝ているんだけど、2階の窓にはシャッターがついていない。だからカーテンの隙間から隣の家の玄関についている外灯のチカチカした光が入ってきて気持ちが悪くなる。寝が浅く真っ暗にして寝たいタイプだから、寝るときはなおさら気になる。窓に暗幕でも貼り付ければいいんだろうけど、一般的に寝る時間頃は配慮してもらえるならしてもらいたい』
あくまでも直接的に苦情が来てしまったからこそ、ママたちも厳しい指摘をしているのでしょう。感覚過敏のある方や、小さなお子さんがいたり、年配の方が住んでいたりする場合、イルミネーションの明るさのせいで体調不良などを起こしてしまいかねません。
住宅街のイルミネーション、賛成派の声
『夜道を歩く人にはありがたいんだよね、24時くらいまではいいんじゃないの?』
『20時か……。もう少しつけていて欲しい気もする。たまにイルミネーションを飾っている家を見かけるけど、もっと近所でもやって欲しいなと思っている。自分じゃやらないけど何か明るい気分になるし、この時期だけだしいいのにね』
『イルミネーションを飾っている家がうちの近所にも何軒かあって、一晩中ついているんだけど街の防犯に効果があると聞いたことがある。だから「ありがとうございます」と思っているよ』
単純にクリスマスの時期だからという賛成の声のみならず、防犯にもつながるので住宅街などのイルミネーションに賛成するという声もいくつか寄せられました。
たしかに真っ暗な住宅街では外灯だけでは心もとなくて怖いと感じることもありますよね。イルミネーションのおかげで暗い住宅街を安心して歩けるとなれば、「ありがとう」と思う気持ちもわかる気がします。
クリスマスイルミネーションに寄せられた近隣からの苦情。解決策はある?
家の外壁に飾り付けていたクリスマスイルミネーションに届いた近隣からの苦情。どのような解決策があるのでしょう。
近隣に配慮して、20時で消灯する
『どこかで折り合いをつけないと。迷惑と思う人がいる以上、配慮は必要だよ』
『今は17時には暗いし、17時から20時まで3時間ついていたら充分じゃない? 苦情が来たってことは迷惑だと思っている人がいるんだし、配慮してあげなよ』
せっかく頑張って飾り付けたイルミネーションですが、近隣トラブルの元となってしまいそうなことは残念でなりませんよね。しかしご近所トラブルに発展させないためにも、多少なりとも配慮が必要かもしれません。
ママの声にもあるように、クリスマスシーズンともなれば17時頃から暗くなりはじめますよね。夜中ずっとつけておきたい気持ちをぐっと堪えて、20時には消灯してはいかがでしょう?
屋外の飾りつけをやめる
『毎年疑問なんだけど、何で家の外にイルミネーションをつけるの? 自分たちは見られないでしょ? それなら家のなかにイルミネーションを飾った方がよくない? 誰かに見せたいの?』
『他人から消してって言われているんだから消せばいいのでは? 自分たちが楽しみたいなら家の中をイルミネーションすればいい』
外壁や庭などのイルミネーションに苦情が来てしまうのであれば、家の中を飾りつける方法にシフトチェンジしてみてはいかがでしょう。もちろん家の外に光が漏れすぎてしまうほどの豪華な飾り付けは、新たな苦情に繋がってしまうかもしれませんが……。
家の中にクリスマスの飾り付けをするとしょっちゅう目に入ってくるので、より楽しい気分になりますよ! せっかくなら自分たちが楽しむ方法にしてみてもいいかもしれませんね。
イルミネーションの種類を変える
『自宅の窓からカーテン越しでもチカチカが見える位置だったら、普通にテレビを見ていてもイヤだよ』
『どんなイルミネーションなのかが気になる。よっぽどチカチカしているのかな?』
苦情の理由はライトがついていることだけなのか、チカチカと点滅するからなのかがわかれば、問題解決へつながるかもしれません。チカチカと点滅する明かりに問題があるのであれば、点滅せず静かに点灯するだけのイルミネーションに変更するだけで、外壁のイルミネーションを継続できるかもしれませんね。
同じことでも受け取り方は人それぞれ。どこかで折り合いをつけることも大事
住宅街のイルミネーションを歓迎する声もあれば、真っ向から否定する声もあり、同じ事柄に対しても考え方や受け取り方でここまで違うのかと考えさせられる今回の一件。問題解決へのアドバイスが参考になればいいのですが、それでも納得がいかないのであれば、まずは苦情が出ている相手と話し合いをしてみるしかないかもしれません。
イルミネーションを頭ごなしに否定しているのではなく、相手方にも言い分があり、イルミネーションのせいで本当に困っている可能性があるとも考えられますよね。たとえそこまでご近所付き合いがないとしても、話し合ってみることでお互いに納得のできる妥協ラインが見つかるかもしれませんよ。
もし直接話し合いを試みることに不安を感じるのであれば、お住まいの自治体や町内会など、第三者をはさんで話し合いの場をもつこともオススメです。うまく折り合いをつけて、クリスマスイルミネーションを楽しめるといいですね。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ