【涙なしで聞けないクリスマスの想い出】サンタさんは枕元にキャンディーをひとつ置いてくれる【エピソード3まんが】
前回からの続き。もうすぐクリスマスですね。街を歩けば流れてくるクリスマスソングに、サンタクロースを心待ちにする子どもたちの笑顔。たくさんの幸せな気持ちを運んでくれる「クリスマス」ですが、ママスタコミュニティのママたちから、思わず心が震えてしまうエピソードが届きましたよ! 3本立てでお届けします。
わが家はとても貧乏でした。父親は金遣いも荒く、仕事もほとんどしないでお酒やギャンブルばかり……。
クリスマスだってお祝いモードなんてありません。保育園に通っていたときに友達からはじめて「クリスマスの朝に、サンタクロースからプレゼントが届く」ということを教えてもらいました。さっそく家に帰って家族に聞いてみると……。
クリスマス当日、朝起きてみると……。枕元に1つのキャンディーが置いてあったのです。
あの日、クリスマスの日に食べたキャンディーの味は一生忘れないでしょう。それから毎年、クリスマスには枕元に小さなお菓子が1つ置いてありました。貧乏なわが家ではお菓子なんてめったに食べることができないため、本当に嬉しかったです。
そんなある年のクリスマス「今年こそはサンタクロースにお礼を言おう!」と決めていました。当日の夜、寝たふりをしていると……
隣に寝ていた姉が起き上がり、ゴソゴソと何かを探しながら私の枕元にお菓子を置いてくれたのです。
姉は毎年この時期になると、どこかで貰ったお菓子を取っておいてくれ、私のクリスマスプレゼントにしてくれていたのでした。
「サンタさんはお姉ちゃんだったんだ……」
布団を被りながら涙がこぼれてきました。私のサンタクロースはお姉ちゃんだった……。その後、私が小学校を卒業する年にお菓子のプレゼントは終わりました。 ケーキもご馳走もなかったけれど、姉の優しさが詰まったクリスマスを私は一生忘れません。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・ごぼふく 編集・横内みか