<離婚してバラバラになった家族>口うるさい母親は子どもたちに選ばれなかった【第2話】まんが
前回からの続き。夫との離婚が決まり、子どもたちに「どっちについていく?」と聞いたところ、長女は父親、長男は祖母の家で暮らすことを選びました。一生懸命育児をしてきたつもりだったけれど……私は子どもたちから選ばれなかったのです。
子どもたちのためを思って口うるさく言ってきたことは全て逆効果だったの……。全部……ぜーんぶ、何の意味もなかった……。 旦那も義母も子育ての「楽なところ」だけしか触れていないのに。だけど……最後の最後まで、子どもにまで認めてもらえなかったんだって思ったら、涙がこぼれて止まらなかった……。
私はどうすれば良かったの? もっと好きなものを買ってあげて、もっと自由に伸び伸び育てれば良かったの……? 悲しいやら、悔しいやらで涙が止まらず、息が苦しくなっていると……。
この子ひとりなら、もっと余裕を持って優しく育てることができるのかな……。 次男をギュッと抱きしめて、「ありがとう……」と言いました。 母親ってなんなんだろう……。母親がしてきたことが報われる瞬間って、あるのだろうか……。それはいつ……?
「ママはあなたたちと暮らしたい」 「ママはあなたたちを誰よりも大切に想っている」 「ママは……あなたたちを世界で一番愛している……」 言いたいことはたくさんあります。
けれど、せっかくそれぞれの行き先を決めた子どもたちの足かせになってしまっては……と思い、私はグッと言葉をこらえました。「困ったことがあったら、いつでも連絡してね……」
私たちは離れて暮らすことになりました。 身を引き裂かれるほどに寂しいけれど、でも、いつか子どもたちが私の元へ来てくれたときのために、私は次男としっかりと地に足を付けた生活をしていきたいと思います。
一方、両親の離婚と同時に、おばあちゃんの家で生活することを選んだ長男は……。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ