【第6話】夫が浮気相手を妊娠させた!?男性不妊のはずなのに…。私たち夫婦の選ぶ「幸せ」とは
私が警察に着いたとき、警察官と夫、河合倫子とその親との話し合いは終わっていた。
警察官が河合親子に向かって「ご帰宅下さい」と言うと、母親が「私に迷惑かけないでよ! みっともない……」と吐き捨てました。そして号泣する河合倫子の首根っこを無理矢理掴んで、帰って行きました。
(あの子は親とうまくいっていないのかな……)思わず追いかけようとしてしまったけれど、警察官に夫のほうへ行くように促され、追いかけられませんでした。
帰宅してから、再び夫と話し合いました。
夫から聞いた話だと、河合倫子は実母とふたり暮らし。しかも実母は私と年齢がさほど変わらないらしい……。
夫は倫子に聞いた話を告白しました。
「ゴムに穴をあけていたらしいんだけど、なかなか俺との子どもができなかったから、他の人ともしたって……」
(……なるほど。夫が男性不妊でなければ「あなたの子どもを妊娠した」と騙せたかもしれない)
私はそこまでして「夫と一緒になりたい」と願った倫子のことを考えながら……
虚無感を抱きながらも、今後の対処をしなくてはと夫に伝えました。
「とりあえず、彼女はまだ若いし、この事態をどうしていいか分からない感じだったから。相手の親も含めてもう一度話し合わないと。今日見た感じだと、親にも頼れない感じだし……よりどころもないんじゃ、気の毒だよ」
そうして、私は夫にもう一度河合倫子に電話をかけてもらいました。
※全10話構成でお送りします。
※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・んぎまむ
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