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美容師直伝!自宅でセルフカット、セルフカラーするときのコツとは

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前回は子どもの“ママカット”について現役の美容師さんにお話を伺いました。
美容院に行きたいけれど子どもを預けられなくて行くことができない……。子どもを持つママたちはときに美容院に行くのも難しいことがありますよね。今回は自宅でママが自分の髪をセルフカットしたりセルフカラーしたりするときのコツを教えてもらいました。

前髪をセルフカットするときは黒目と黒目の間を切る

――プロの美容師でなくても前髪なら鏡を見ながらカットできそうです。前髪をセルフカットするときに気を付けることはありますか?
ヘアサロンAsh 戸田公園店 米良(めら)さん(以下、米良さん):前髪はプロでなくても自分で切りやすい印象がありますが、実は前髪や顔回りにかかる髪は顔の印象をいちばん大きく左右する重要なポイントなので、本当だったらプロに切ってもらったほうがいいパーツです。ただすぐ伸びて来る部分でもあります。小まめに美容室に行くのが難しい場合に前髪をセルフカットするときのポイントは、前髪の切る幅に気を付けることです。どこまで切っていいのかわからずにけっこう切りすぎてしまった、という人もいます。顔回りの髪と前髪をバランスよくつなげることが難しく、さらに左右のバランスも対称にすることが難しいんですね。前髪をセルフカットするときの幅の目安は、黒目と黒目の間です。まずは黒目と黒目の間の髪を切りたい長さにカットします。

――他にも前髪カットの注意点はありますか?
米良さん:まっすぐ前を見て額にはさみをつけながら、縦には少しずつ切りましょう。仕上げとして最後にすきばさみで調整するといいですよ。

市販のカラーリング剤を使ってきれいに染めるには

――市販のカラーリング剤を使ってきれいに染めるにはどうしたらいいでしょうか?
米良さん:まずはサロンカラーが一人ひとりの髪質やダメージ具合となりたい希望のカラーを踏まえて髪へのダメージを最小限にして染めるのに対して、市販のカラーリング剤は誰が染めてもある程度しっかり染まるようになっています。ダメージレベルや髪質を踏まえてカラー剤を配合することができず、必要以上に髪への負担をかけてしまい傷んでしまう可能性があることを知っておく必要があります。なので美容室としてはサロンカラーをおすすめしています。ただなかなか美容室に行けず、どうしても市販のもので染めたい場合には、明るくする場合は毛先からカラー剤をつけることがポイントです。明るくするカラー剤は、温まるとより脱色が進むので、体温が伝わりやすい根元は最後にカラー剤をつけましょう。カラー剤をつけるときは後ろ髪→前髪の順でやると色ムラが出にくいですね。

――色ムラを出にくくするために他に注意することはありますか?
米良さん:暗い色でも明るい色でもセルフカラーで全体をムラなく染めるのはとても難しいですが、明るめの色を選ぶと色ムラがわかりやすくなってしまいます。暗めのカラーならば色ムラが目立ちにくいですよ。

――髪を染めたあと色落ちを防ぐためにできることはありますか?
米良さん:髪を染めた直後はまだ染料が髪に定着しきっていません。髪を染めたあとの入浴時のシャンプーは1日(24時間)ほど経ってからにしましょう。またセルフカラーのあとは髪が傷みやすくなっていますので、トリートメントをしたほうがいいですよ。

トリートメント、コンディショナー、リンスの違い

――今、トリートメントというお話が出ました。トリートメントとコンディショナー、リンスの役割の違いについて教えていただけますか?
米良さん:トリートメントは髪の内部のダメージを補修する補修成分が入っていてダメージをケアするもの、コンディショナーとリンスは髪の表面だけをコーティングして手触りを良くするものです。リンスという言葉が時代によってコンディショナーという言い方に変化したもの、と考えていただいて大丈夫ですよ。

家庭でできる髪をきれいに保つヘアケア法とは

――ではトリートメントとコンディショナーはどのように使い分ければいいのでしょうか?
米良さん:髪をきれいに保つには毎日のケアが重要です。基本はコンディショナーで、週に2、3回程度コンディショナーの代わりにトリートメントを使うといいですよ。シャンプーしたあとトリートメントをつけたまま、お湯に浸してかたく絞った蒸しタオルで髪を包んでしばらくおくとトリートメントが髪によく浸透します。コンディショナーには髪のダメージを補修する成分が入っていないので、週に何回かだけでもトリートメントをして、スカスカになってしまった髪の内部を補修成分で補ってあげるとキレイになります。

理想的なホームケアは、髪の傷みを毎日ケアしてなるべく健康的な髪を保つことです。自分の髪質にあったシャンプーやトリートメント(なりたい仕上がりによってはコンディショナーでもOK)を美容師に選んでもらって毎日使うのがベストではあります。ただサロン専売品を買うのが難しい場合は、自分の髪質にはしっとりタイプ(重い)が合うのかサラサラタイプ(軽い)が合うのか、どちらかだけでも美容師に聞いてみると自分で商品を選ぶときのヒントになるかもしれません。

――コンディショナーやトリートメント以外で、髪をきれいに保つポイントはありますか?
米良さん:ドライヤーをかけるときですね。ドライヤーで髪を乾かすまえにヘアオイルを髪につけましょう。するとドライヤーをかけても髪がしっとりしていますよ。

米良さん、貴重なアドバイスをありがとうございました! プロに任せたほうがいい部分と家庭でもできる部分を知っておくと、いざという時に取り組みやすいのではないでしょうか。どうしても美容院に行けないときは、プロの美容師さんのアドバイスを参考にセルフカットやセルフカラーをしてみてくださいね。

取材、文・しのむ 編集・木村泉

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